赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

鬼門突破

2017-04-02 01:36:31 | Urawa Reds
J-league Div.1 - 2017 season 5th sec.
Kobe 1 v 3 Urawa @Noevir Stadium Kobe, KOBE(AWAY)

大型補強を行い、リーグ戦開幕4連勝で首位に立つ神戸さんとのアウェイゲームをDAZN観戦。シーズン序盤とは言え負けるようなことがあると勝ち点差を8に拡げられてしまうため、数少ない「鬼門」の地とはいえ、負けられない試合でした。浦和はこれまでトップ下で起用していた柏木をボランチに回帰させ阿部とのコンビとなり、活躍の続いていた青木がサブに。そしてラファが負傷で遠征に帯同せずでひさしぶりに前線は「KLM」のトリデンテ、WBは左宇賀神、右関根という今季ここまで「鉄板」ともいえるセット。神戸さんは4-4-2で浦和から移籍した橋本和は不在、2トップは渡邊千と柏から加入した田中順の両選手でしたが、守備時は右サイドハーフの小林選手がバックラインに下がって対面の宇賀神をケアしていて、さながら5-4-1という感じでした。

というわけで、結局のところ浦和攻撃時はネルシーニョさんらしいミラーゲーム的な状況になり、そして神戸さんはホームゲームにも関わらずリトリート気味で浦和の縦パスとサイド攻撃を封じつつ隙を見てカウンターやセットプレーで浦和を沈めてやろうという意図なのだろうと思ってみていました。前半終わった時のミシャ監督の笑えてくるくらい不機嫌な様子を見る限り恐らくそういった神戸さんのプラン通りの試合展開だったということなのでしょう。それでも前半から浦和が敵陣に押し込む時間帯がほとんどという感じではあったのですが、チャンスらしいチャンスと言えば、関根が右サイドから入れたボールを武藤がシュートした場面と、終了間際にカウンターから興梠が裏抜けした場面くらいだったのではないでしょうか。

後半に入り浦和は攻撃時に槙野と森脇の両STがサイドで高い位置を取りリスクを取ってゴールを狙い行きます。それでもじりじりとした展開が続きましたが、ミシャさんは何としてもゴールを奪うべくさらにもう一手。武藤に代えて駒井を投入して今季から取り組んでいるボランチに配置し、柏木を1列前のシャドーに回しました。このミシャ采配が早々に結果に結びつきます。61分に攻守ともに存在感のあった神戸MFニウトン選手が猛然の浦和のバックラインにプレスをかけてきて中が少しばかり空いたところ、右サイドで駒井→森脇と展開、森脇からのボールを真ん中で興梠がヒールでさらに前に落とし(たように見えたのですが)てシャドーに回った柏木へ。ここで久しぶりに天才柏木の個人技が炸裂、峻希をはじめ神戸の4選手を翻弄。切り返し2回で交わし、左足アウトサイドで好GKキムスンギュ選手(最近相手チームのいいGKはみんな韓国人ばかり…)の手も掠めてゴール左隅に決めて先制。そして直後のCKから遠藤航の浦和でのリーグ初ゴールとなるヘッドで追加点。

浦和ファンたるものこれで安心などと思ってはいけないのでしょうね(笑)81分に興梠のバックパスを掻っ攫われ、GK西川が飛び出してのスライディングも見事に交わされて神戸の活きのいい若手アタッカーにゴールを許してしまいます。興梠と西川の合作による失点という感じでしょうか。今季に入ってからの西川の不調というか判断ミスというか西川らしくないパフォーマンスがなかなか改善されてきませんね。ということで、本日もクリーンシートはならず。それでも最終盤に浦和は左サイドでの興梠のキープ→ヒールでのパスを受けた宇賀神のクロスを逆サイド角度のないところで受けた柏木がダイレクトでゴールして勝負あり。浦和は10年ぶりのリーグ戦勝利という鬼門神戸もなんのその、見事に首位神戸の連勝を止められたのは望外でした。青木が見られなかったのは残念ですが、2G1Aの柏木の復調は心強い限りですね。

他方、今日の我が家のDAZNさんは「くるくる」も多く画質が落ちる時間帯もありいまいち不安定な感じでした。今後の改善に期待しつつ。

J1第5節 神戸1×3浦和@ノエスタ

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