まるで大手ネット通信販売サイトの回し者のようであるが、閉まらなくなったMR2の窓を、とりあえず閉めます。開かなくていいので、閉めます。
ダンボールを外し、閉まらなくなったガラスが露わに。5センチくらい開いて、上りも下がりもしなくなりました。
養生テープを取ったら、塗装が剥げた(笑)。
パワーウインドウのモータは死んでいなかったようで、いろいろガチャガチャやってたら全開にはできました。
でも、その状態から上に上がりません。何か、引っかかっているような音がします。あんまり動かしてモータが死んでしまってもイヤなので、とりあえず内貼りを外すことに。
まず、ドアポッケの隠しネジを3か所外します。
トリム前方のメクラ蓋のポッチを外し、ネジを1本外します。
ドアノブのベゼル(スポーツ多目的乗用車のことではない)をネジ1本で外します。
パワーウインドウのスイッチは、後端でツメでハマってますので、こじって取ります。
ドア閉め用の穴をネジ2本で外すと、ネジ類は終わりです。
あとは数か所グロメットでハマっているので、引っ張ると内貼りは外せます。
しかし、MR2のドアトリムはいわゆるソフトパッドの成型フルトリムなわけだが、ハンドルとかに使うウレタンを型に充てんして作っているのかと思ったら、ベースの成型ベニヤ?にビニールレザー張りしてありました。おそろしく手が込んでます。ソアラとかクラウンとかだったら分かりますが、大衆車ベースのMR2でもこんな手の込んだ造りをしているとは、昭和恐るべし…
たわごとは程々に、ドアパネルの防水ビニール?を、破かないようにそ~っと剥がしていきます。再利用するので、必要な部分までめくりました。
サービスホールにアクセスできるようになりました。ここから覗いた感じでは、特に物理的に引っかかっているようなものは目視できませんでした。
ここでパワーウインドウのスイッチを取り付け、上げ下げしてみました。
この、緊急用の六角?の裏にパワーウインドウのモータ、動力機構のギアがあるんですが、動作させるとこの場所からガコガコ音がしています。まず間違いなく、動力の歯車が欠けたものと見てよいでしょう。
サービスホール下側に窓ガラスの下端があるので、ここに手を突っ込んで窓を持ちあげつつ、パワーウインドウのスイッチを閉側に。
閉まりました!
やったぜ!!
ムリムリ持ち上げたときに引っかかってたものが取れたようで、かなりがたつきますが、開閉自体は可能になりましたが、またこんな作業するのイヤなので(笑)、部品を交換するまでは開閉禁止とします。
やれやれ。部販に行ってみるか。