
パーソナルコンピュータ内の古いフォルダに、前に乗っていたTZR250RS(3XV)の写真がありました。

どうせならと、今乗ってるTZR(3MA)同じように停めて写真とりましたので比較したいと思います。

まずは、3XVの方のTZR。無駄のないスタイルで、カッコいいですね。赤青黄色のカラーリングだけは、ちょっと目にうるさい感じで好きじゃなかったですが。ただし、白の部分はパールホワイト、赤も青も黄色も全部無駄にメタリック塗装で、やけにコストの掛かる造りをしています。

こちらが今のTZR(3MA)。やっぱり、3XVに比べるとデカく見える(笑)。長いウィールベースに合わせて、ボディデザインで帳尻合わせている感じです。カラーリングはこっちの方が好きです。こちらも白はパールホワイトですが、赤い部分はソリッド塗装。シルバー部分はさすがにメタリックですが。
3XVは、コンパクトな車体で軽量、メカ類も低重心で一か所にまとめていることから、素晴らしいコーナーリングと癖のないエンジン出力で、ヤマハの2サイクルスポーツの最高傑作と名高いです。スタイリング面の評価も高く、中古相場もほんの一瞬安い時期があった(俺が買ったのはそのタイミング)以外はずっと高値安定です。
伝統の並列2気筒エンジンを捨て、レースに勝てるV2エンジンを採用してライバルに追従したわけですが、その代わりエンジン音が全然良く無くて、あまりにもデキの良すぎる車体も、正直そんなに面白く感じなくて、すぐに手放してしまいました。今も持っていれば高値で売れたんだろうが(笑)、俺には合わないバイクでした。欠点の無い車っていうのは、面白くないのかもしれませんね。
ただ、何度でも言いますが、だからと言って今乗っている3MAのTZRは、絶対他人にはオススメしません(笑)。絶対に3XVの方がいいです。誰にでも速く走れる3XVの方が商品としては正解、バイクもライダーも調子が良くないと速く走れない3MAは作品としては正解、といったところでしょうか(その、どちらの調子も同調した瞬間は、ホントに楽しいんですが)。