
先日入手いたしました、97スターワゴンのオプションカタログ。ほとんどのオプション品は従来からの継続商品ですが、なかには97スターワゴンのために新たに用意されたものもありました。今回は、それら新規のオプション品を紹介します。

外装オプション品では、従来のグリルガードがらみの商品が一切なくなりました。フォーグランプも社外品の掲載はなくなり、バンパにビルトインする専用設計品のみの掲載です(イエローとホワイトの写真が逆に誤掲載してるのが笑えます)。スキッドプレートは従来と形状は一緒ですが、品番が異なっているため、おそらく取り付けステーなどが違うものと思われます。
対人衝突などで問題になったグリルガードは無くなったくせに、バンパの下のバーは追加しても大丈夫なんですね(笑)。

ボディカバーも、グリルガードが無くなったことから、形状が変更された新規品になっています。

なぜか突然、ラゲッジボードなるパーテーションが新たに掲載されています。高さは調整可能。でも、あれば便利かもしれませんね。似たようなパーテーションは以前から存在していたので、モデルチェンジしたのかもしれません。

モスキートネットは網戸で、特装車のキャンピングカー、ネストベーシックに標準装備のものです。また、フットレストも従来の起毛でコーティングされていたものから、プラスチック製のものに変更になっています。

このウッドパネル自体は従来品ですが、取り付け例の写真が現行車種に更新されています。ただ、なんでマニュアル車を選んだんだろう?(笑)

チャイルドシートは、一番下のタカタ製が品番変更になっています(従来品にあったロゴの刺繍が省かれた)。

室内品では、カーテン記事に新たにスタンダード柄が登場。価格も安く、実態はコストダウンのようです。

従来のスターワゴンでは様々なカーテン生地が選べましたが、かなり絞られました。価格も安くなっており、やはりコストダウンのようです。

間仕切りカーテンも、生地変更されています。

カーステレオでは、ついにカーナビゲーションシステムが登場!と言っても、1DINスペースに液晶を格納できる汎用品で、三菱電機製。地図データはCDロムですが、容量が足りなかったのか、詳細地図用に別途追加でCDロムが用意されているのが時代を感じます。地域ごとにCDロムが違うため、全部買うと物凄い金額になります(笑)。
なお、車速信号線を取る都合上、メーカーオプションのオートフリーホイールハブを取り付けないとダメと書いてあります(オートフリーホイールハブ車以外は、スターワゴンは車速信号線が取れません)。

カーステレオも豊富に用意されていましたが、新規品に更新の上、かなり数が絞られています。MDプレーヤなどは、カセットテープ以上に時代を感じます。これらのカーステレオは単体での販売もしたんでしょうが、基本的にはカーナビゲーションシステム、あるいはテレビ単体が1DINスペースを占領するため、標準装備のステレオ(2DIN)と交換する目的で用意されているもののようです。
一方で、CDチェンジャは純正カーステレオでのコントロールを前提としたものが2機種掲載されています。

最後に、三角表示板や発煙筒などが掲載されていました。
オプションカタログ自体は、特に全盛期だった91~93年モデルなどと比べるとかなり薄くなっており、厳選(コストダウン?)された感があります。一方で、きちんと新規品でアップデートもされており、細々ながらも根強いスターワゴン需要があったことが伺えます。
※9/15追記

写真が無かったので気づかなかったのですが、よく見たらフロントウインドシールドガラス以外のUVカットフィルムも新規で用意されていました。そういや、90年代の後半は抗菌内装やUVカットガラスを設定する車が多かったですからね、ガラスは新造できなかったけど、フィルムで対応しましょうということになったんでしょう。