変なことをカミングアウトしますが、ニ餅はマンションマニアです。特に80年代末から90年代中盤くらいのマンションが好きでして。なので、週末の折り込みチラシに入っている不動産情報は、毎週欠かさずチェックしております。
普段、マンション物件はチェックする一方で戸建ては基本的にノーマークなのですが、そんな中、特A級物件がチラシに掲載されていました。

建坪132坪、価格2億4800万。敷地面積は、実に1051坪です。なんですか、これは!
間取りは実に7LDK+サービスルーム。図面には各々の部屋の畳数が書かれていませんが、どう見ても最低でも8畳はあろうかという部屋ばかり。さらに、まるで夢に出てきそうなラウンドシェイプのリビングダイニング、離れ風の洋室。トイレも実に、3台設置です。いわゆる、一般的な戸建てとは、格が違います。豪邸です。地図にもご注目、この家のためだけに、引き込み線があります。完成は平成3年で、典型的なバブル期物件です。
買い手がつくかもしれませんので、念のため敷地住所はモザイク処理にしました。大規模住宅地内に異彩を放つこちらの物件、わが社のバスの運行路線内なのでチラ見してみましたが、小高い丘にドーンと建っており、本当に回りの住宅とは一線を画す存在です。
何らかの会社社長宅と容易に想像できますが、いったい、なぜ手放すことになってしまったのでしょうか??身寄りのない家主さんだったのでしょうか?
金額的には2億5千万弱ということですが、内容を考えたら、安価な部類ではないでしょうか。しかし、一般的なサラリーマン世帯には購入することができない物件ではあります。年収1000万クラスの人間でも、かなり無理がある思います。単純に考えても、この規模だと光熱費だけで月10万円台、固定資産税も含めると、年間維持費は高級乗用車並みの金額がかかると思われます。仮に買えたとしても、維持は困難を極めます。
そう考えると、これを購入できる人間は限られており、やはり会社社長クラスの身分でなければ、購入対象にはなりえません。しかし、そういった方々は、自分で豪邸を建てちゃいますからね。セコハン豪邸なんて、ちょっとステータスシンボルとしては情けない…
一体どういった方がこの物件を手に入れるのか、気になります。
無 論 、 年 収 3 0 0 万 ほ ど の ニ 餅 に は 、 残 念 な が ら 全 く 縁 の な い 商 品 で す 。
ある程度固定客がいる洋食屋さんなんかが、リビングを小改造して店舗兼住宅なんかにすると、いいかもしれませんね。