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二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

大試乗会@CB125T(JC06)

2016-09-09 20:30:00 | バイク

 友人がホンダのCB125Tを入手、走れるように修理したというので、ちょっと見てきました。



 CB125Tは、昔から物凄く気になるバイクの1台でした。遡れば学生時代に普通二輪を取りに行った教習所に、小型二輪免許の教習車として置いてあったのを見たのが最初で、教員が楽しそうにこれで随伴していたのが印象的でした。そもそも、125CCという小排気量で2気筒エンジンというのが萌えます。
 でも、ご覧の通りの地味な外見に、ちょっと購入するほど欲しいと思わせるものがなかったのも事実です。CBナナハンをオマージュしたはずのデザインなのに…車で言ったら、タクシーで使ってるコンフォートみたいなデザインです。



 別にこのデザインがダメだともコンフォートのデザインがダメだとも思いません。むしろこのデザイン、細部を見れば見るほど、機能に徹していて、虚飾を廃した「工業製品」としては、極めて優秀であると思います。モダーンな3本スポークキャストウィール、性能を誇示する2本出しマフラ、配光を優先した角型ヘッドランプ、クラスを超えたデュアルホーン、操作しやすいスイッチ類など…手抜きは一切ない、妥協のないデザインです。ただ、それがあまりにも手を抜いてなさすぎるので、趣味性だとか色気だとか、そういった所有欲をくすぐる要素が欠如してしまっただけだと思います。



 素晴らしいエンジンサウンドの並列2気筒、125CCエンジン。見た目もGOOD。空冷で、シングルカムです。



 こちらも機能に徹したメータ類。デザイン性を犠牲にするも、極めて見やすいです。

 さて、ちょっと町内グルッと一週してきた感想ですが…みんな見た目に騙されています!このバイク、超楽しいです。

 まず、走り始めが素晴らしい。全然乗りなれてないのに、まるで何年も乗り続けてすっかり慣れてしまったバイクに乗っているかのように、スムーズに発進できます。低速トルクも十分。そのままフラットトルクで、10000rpm前後までスムーズに回転を続けます。特に9000rpm付近のエンジン音は、かなり良い音出します。ほんと、見かけから想像できないエンジン音です。
 車重が軽いので、コーナーリングも俊敏です。ごく自然に倒せる車体は、軽快にコーナーリングか可能で、超低速域でのふらつきも少なく、不安なく乗れます。ほんとに乗りなれてないのに、自在に操れますね。
 シート高は低く、信号待ちでも足がベッタリ地面に付きます。ポジションも楽ちんそのもの。街乗りそのものが楽にできるバイクですが、そのまま遠乗りしたくなるようなくらい走りやすいです。
 ブレーキの効きも十分で、125ccという限られた排気量で、最大限の楽しさが与えられたバイクだと思いました。ほんと、見た目で損しています。バイク好きを自称する人たちは、1度乗ってみるべきバイクです。気に入りました。

 ちょっと今度1日借りて、ツーリングに行ってみたいなと思いましたね。