
最近、なにかとトヨタは話題を提供してくれますが、やはり最も注目されたのは、車好きの話題を独占したと言っても過言ではない、ランドクルーザー70の再販でしょう。
一度絶版した車が再販されるのは、国産車ではかなり珍しいことだと言えます(三菱がトッポなんて無粋な車で同じようなことをしていましたが、あれは単にお金がなくてやってしまった過ちであり、話になりません)。新しい物を買わせて経済をサイクルさせる日本では、あってはならないことであるとも言えます。
とにもかくにも、「ランクル70至上主義」者というのは多いもので、そういった存在がこの70の再販を実現させたと言っても良いでしょう。それも、今まで国内販売がされていなかったロングのトラックまで追加されるというオマケ付き。段ボール色のボディに電動ウィンチ、パートタイム4WDに5MTのみというメカニズム、鉄板むき出しのドアトリム…ここまでストイックな仕様はヨダレもんです。「神車」といっても過言ではありません。ショート幌やミドルFRPトップがないのは残念ですが、まあ売れるのはセミロングばかりでしょうから、それは仕方ないですね。
一応来年までの1年間限定ということですが、実際はごく一部のマニアや業務用といったユーザーにしか売れないかな…とは思います。だって、350万なんてかなりボッた価格ですからね、単に恋愛ツールやファッションアイテム感覚でランクルに乗っているユーザーには手が届かないと思います。それに、なんとなく「これじゃない感」漂うフロントマスクやダッシュボードなどの見た目で損していますし。
でも、再販されただけでも、価値ある一台であることに違いはありません。
どうでもいいけど、トラックの最小回転半径が7.2mは笑った。どこでUターンすんの?w