母ちゃんの実家近くのお墓まで墓参りに行ってきました。前は年に数回行っていたのですが、津波で集落ごと流されてしまい、今は行く機会がありません。

墓地の前から町を眺めてみても、なにも変わっていないように思います。街そのものの抜本的な見直しを抜きに、復興はできません。過疎化したこの集落に、今後数十年規模をもってしても、かつてのような町並みができるとも思えない気がします。

家が建っていたところも、何一つ変わっていません。この集落一体の土地自体がかなりずり落ちたらしいので、相当かさ上げしないと生活空間としては使えないらしいです。当局からも厳しく建築制限がされています。

港周辺は荒れ放題です。ここには離島を結ぶ定期船があるため、観光客でやや活気付いています。路線バスも回転場で待機しています。

鳥ばっかいます。

港自体は整備が進んでおり、漁港としての最低限の機能は復帰したようです。ちなみに左手に見える船は、津波で流されてきたものではなく、もともと捕鯨基地として栄えたこの漁港のシンボルとして以前から静態保存されているものです。隣にあった鯨の博物館は解体されましたが、何年か後に再建するつもりではいるみたいです。

地震でメタメタになったコバルトラインという道路も、全線が開通していましたので走ってきました。時折見える海面がコバルトブルーに見えるからと名づけられた道路で、特に県内のライダーに人気のツーリングコースです。今日もほとんどバイクしか走っていませんでした。むしろ震災前より道路が遥かに整備されており、とても綺麗で走りやすくなっています。今度はバイクで来るゾ
いや~、休憩する場所もなくなっちゃったからずっと走りっぱなしで疲れました。