ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

LotRシンフォニーのCD到着!

2011年09月17日 | 指輪物語&トールキン

9月13日発売のLotRシンフォニーのCDが、なんと発売日当日に届きました! どうなってんの?(汗)もしかして欧米より早いんじゃ・・・(汗)
紙パッケージの折りたたみ式で2枚のディスクが入っています。ディスクにはアラン・リーの鉛筆描きイラストが。ディスク1はビルボの誕生パーティの広場のスケッチ(これあまりみかけないような)、ディスク2は灰色港のスケッチです。
演奏の21st.Century Orchestraは三部作のサントラ生演奏上映を初演し、世界各地でも何度も手がけているオケですが、私は聴くの初めて。ちょっと前にリハーサルの動画を観た時には特に金管が今イチ・・・と思ったのですが、このCDで聴く限りでは全然そんなことなかったです。ロンドンフィルと比べるとちょっと粗いというか揃ってないな・・・というところもあるのですが、全く問題なく楽しめるレベルの演奏でした。金管もなかなか良かったです。あのリハ動画の時とは金管のメンバー違う可能性もあるかな・・・
「カザド=ドゥムの橋」とか、「指輪は南へ」の旅の仲間のテーマなんか、オリジナルのサントラよりも良いような。このあたりはサントラCDでは確かニュージーランド交響楽団の演奏だからかな・・・(CDではロンドンフィルなんだっけ?確かNZシンフォニーだったと思うんだけど)
ティンホイッスルやフィドルなどの民族楽器の演奏もかなり良いです。本家サントラと遜色ないくらい。ブックレットのクレジットを見ると、ティンホイッスルもパンフルートもダルシマーも、フルートやパーカッションの人がついでにではなく、それだけ専門の人?が演奏しているようです。よく色んなオケでシンフォニーやりますが、結構民族楽器の演奏が今イチ、ということも多いので、これはかなりポイント高いです。
でもチムバロンの演奏は今イチ・・・と思って良く聴いたら、なんかチムバロンではなくてダルシマーで弾いてるっぽいなあ・・・。そういやクレジットにもダルシマーしか書いてなくてチムバロンとは書いてないんだよな。
フィドルだけは特別に名前書いてないので、コンマスが弾いてるのかな。フィドルの演奏も、弾きなれてない人が弾くと物足りない感じなんですが、かなり良いです。
コーラスも、やはりLondon Voicesと比べると粗いところもあったりはしますが、迫力もあるしなかなか良いです。モリアの男声コーラスなんてLondon Voicesよりも迫力あるかも(笑)コーラスも、オケのレベルが高くてもコーラスは地元のアマチュアだったりして今イチなことが多いので(クリーヴランドはオケは超一流なのにコーラスが・・・(汗))、これだけ上手いと安心して楽しめますね。
そして何よりびっくりしたのが、少年合唱のレベルの高さでした。ルツェルン少年合唱団なかなかやるなあ。初登場の指輪の誘惑のテーマはさすがにLondon Oratory Schoolよりは粗いなとは思いますが、全然問題ないです。子ども合唱はそれこそ本当に地元の子どもたちでやるしかないので、ひどいことが多いんですよね・・・
コーラスも上手いんですが、ソロが上手いのにもびっくりです。In Dreamsの子が上手くて、感心してブックレットのクレジット見たら、4,5楽章は別の子がソロやってるじゃないですか。(まあ日本でもそういう風にやってましたが・・・)上手いんで最初ソプラノのKaitlynさんが歌ってるのかと思ってしまったくらいです。レベル高いんだなあとびっくり。
ロンドン以外で日本も含めて5つくらいの少年合唱を聴いてきましたが、ロンドン以外は皆「がんばれ~」と手に汗を握ってしまう感じだったので(汗)このレベルの高さは素晴らしいです。
うーん、こんなにレベル高いならルツェルンまで聴きに行く価値はあるかもなあ・・・。来年のN.Y.のRotKサントラ生演奏上映も行ってもいいかも。あ、でも多分少年合唱は違うよな・・・コーラスも違うかも?
Ludwig Wickiさんの指揮も安心して聴いていられる感じですね。サントラと全く同じというわけではなく、要所要所でメリハリもあって。
そしてソプラノのKaitlyn Luskさん、いいですねえ~。Gollum's SongとInto the Westは私の記憶よりも力強い気がしましたが、記憶違いかなあ。Kaitlynさんもいいけど、シセルのInto the Westも音源に残して欲しかったなあ。
Evenstarとか、The End of All Thingsとかのヴォーカルは、聴いていて背筋がゾクゾクしますね。ルネ・フレミングと遜色ないなーとか思っちゃいます。
Kaitlynさんは北米のシンフォニーのほとんどと、サントラ生演奏上映の全てでソロ歌ってます。シンフォニーのソリストは4人聴いてますが、全部暗譜で歌うのはKaitlynさんだけなんですよね。欧州では元London VoicesのAnn de Renaisさんが歌うことも多いのですが、この方今ひとつ・・・なのでこのルツェルンでの録音もソリスト誰だろうと心配してましたが、Kaitlynさんでよかったー。
そんなこんなで予想以上に満足感のあるCDでした。何よりもようやく音源としてシンフォニーが聴けるようになったのが嬉しいですねー。ちょっと出すのもったいつけすぎだったような気はしますが・・・(汗)

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