ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

2009年に観た映画総括

2010年01月03日 | 映画
年越してしまいましたが、2009年に観た映画の総括を良かった順にしてみます。
年越したおかげでのだめとハリポタの2回目を観られたのでちょうど良かったかも。
2009年に観た映画はなんと18本、2008年の半分でした。なんか観たい映画が少なく・・・ハリウッドの脚本家ストの影響!?
本数が少ない分、いい作品も少なかったかな・・・
というわけで総括行ってみます。

1.インスタント沼
これが一位という時点で昨年の不作ぶりを物語っているような・・・
いや面白かったんですけど、他の年だったら絶対一位にはなってなかったと思うんで。「転々」なんか2008年12位ですからね・・・
似たような方向を狙ったと思われる某作品を見た後だと、余計に出来の良さが際立ってしまったかも(汗)
ゆるギャグで全編通して笑わせつつ、ちょっとハートフルな部分は決してベタにならずにさらっと描くセンスの良さはさすが三木聡、ですね。このあたりの「上手さ」が一位になった要因かな。
ストーリー的には、ハナメのジリ貧ぶりがさほどでもなかったのと、ラストがどうなの・・・というのがありましたが、それでも全体的に良くできてたと思います。ゆるギャグにも笑わせられましたしね。

2.女の子ものがたり
大後寿々花ちゃん目当てで行ったのですが、なかなか良かったです。
過酷な環境で育った女の子たちの、未来なんてないと絶望している様が切なくて・・・
波瑠さんの熱演が印象的でした。
ラストはちょっとベタかなーと思いましたが、その分差し引いても良かったです。

3.アンヴィル~夢を諦めきれない男たち~
3位ですが、人に勧めるなら断然この作品ですね~
アンヴィルのローディーをやっていたこともある監督の、二人に対する暖かい眼差しが、この作品の暖かさを生んでいるのかなあと思いました。まさに「笑えて泣ける」ドキュメンタリーです。
まだ観ていない方、絶対おススメですよ!

4.のだめカンタービレ最終楽章 前編
映画の出来的にはもっと順位下でも・・・なんですが、面白かった度と好き度とを加味するとこの順位かなー。
原作でも好きだったマルレオケのエピソードについては大満足です。1812年の演奏は単純に感動しちゃいますしね。選曲の勝利だなあ。
マルレに時間を割いた分、のだめと千秋のエピソードがやや中途半端になり、特にラストの展開が原作知らないとよくわからなかったんじゃないかなと思いますが・・・

5.ウルヴァリン:X-MEN ZERO
あんまり期待してなかったんですが、予想外に素直に面白かったです。
カムイ外伝とか観た後だと、ハリウッドの技術はやっぱすごいよなあ・・・と思いますね。特撮だとか全く気にしないで観られてしまいますから。

6.ハリー・ポッターと謎のプリンス
「不死鳥の騎士団」がとても良かったので、ちょっと期待しすぎだったかも・・・で、劇場で観た時には、話が上手くまとまってない印象だったんですが、DVDで観たらそんなでもありませんでした。少なくとも「炎のゴブレット」よりはずっと上手くまとめてたと思います。
多分、予想外にラブコメに時間を割いてたので、緊迫感が薄れてる印象だったのかな・・・ダンブルドアとかスネイプの影が薄いような気がして。戦闘シーンも前作でよかったので期待してたのにほとんどなかったし。
でも、個々のシーンの演出はどれもとても良かったです。短い時間でもそれぞれのキャラクターをとても人間的に描いていて好感度大でした。ダークな色調や、髪の毛とか煙がたなびくイメージもとてもきれいで好きですね。

7.トランスフォーマー・リベンジ
ストーリー的にはなんだかなあ・・・なんですが、とにかくオートボットたちがカッコイイので好きなんです(笑)
もうサムとか出てこないでオートボットたちだけの話でいいのに(笑)
冒頭の人間との共闘のシーンが一番カッコ良かったですね。
頭からっぽにして童心に帰って楽しむ作品ですね(笑)

8.ダウト~あるカトリック学校で~
複雑に絡み合う人間の感情を描いていて、良かったです。トランスフォーマーよりも順位下ってのが申し訳ない感じ・・・(汗)好き度を加味するとどうしてもこうなっちゃうのですが。
メリル・ストリープ始め女優陣の演技は圧巻でしたね。特にやっぱりメリル・ストリープがすごかったなあ。
そもそもハワード・ショアのサントラ目当てで観に行ったはずですが、サントラの記憶全くないです・・・(汗)ショアマジック?

9.マンマ・ミーア!
最後になって順位上げてみました。いや出来は結構良かったと思うので。そんなに好みじゃないけど・・・
舞台は観てないんですが、舞台版の持つ楽しさを上手く映像化してたんじゃないかと思います。

10.渇き
2月公開ですが、東京フィルメックスで一足先に見てきました。
なんだか不思議な映画でしたね・・・パク・チャヌク監督独特の世界観でしょうか。
シン・ハギュン目当てで行ったのですが、気持ち悪いと聞いてましたがむしろかわいかったです(笑)

11.ブッデンブローク家の人々
これも今年日本で公開されそうですが、一足お先にドイツ映画祭で観て来ました。
原作を知っていると、特に前半の描き方にひっかかりがあるのですが、後半はなかなか良かったし、むしろあの長い話をよくぞ要点を外さずにまとめ切ったな、という感じでした。
リューベックの古い街並みとスタジオセットを組み合わせた撮影も見事でした。
でも前半のひっかかった部分がかなりマイナスでこの順位・・・

12.レッドクリフpartⅡ
孔明と周ゆ以外のキャラクターがなかなか良いので、partⅠに引き続き観ていて楽しかったですが、終盤のぐだぐだぶりに唖然・・・(汗)

13.ウルトラミラクルラブストーリー
もちろん松ケン目当てで行ったのですが、色々と度肝を抜かれました。ラストとか・・・
結構問題作なんじゃないかなーと思うんですが(汗)ちょっとシュールで怖かったです・・・

14.カムイ外伝
最初観た時にテンポ悪いなーと思ったんですが、結構原作どおりだったんで原作のせいなんでしょうな・・・
2回目観たらそんなに悪くないと思いましたが、カムイの心情の変化が分かりづらかったな・・・
松ケン&寿々花ちゃんというセクロボ好きには嬉しい組み合わせでしたが、寿々花ちゃん演じるサヤカの一途な感じが良かったですねー。

15.スタートレック
こんな順位低い出来では多分ないんですが、どうもスタートレックは好きじゃないようで、なんだか面白く思えなかったので・・・
カール・アーバンが意外と出番なかったのもマイナス要素???

16.アラトリステ
いやーヴィゴ始め役者陣の演技は良かったし、レンブラントの絵を思わせるような映像もきれいだったし、演出もカッコ良かったのですが・・・いかんせん話がベタな時代劇って感じで・・・(汗)

17.三国志
アンディ・ラウの趙雲が主人公という話でしたが・・・いやーレッドクリフは良くできてたよなあ、と思うような作品でした(汗)
珍しく関興が出てくるので楽しみにしていたのにあっという間の出番でがっかり。

18.キラー・ヴァージンロード
面白そうな素材にいい役者を揃えてあの出来ってことはどう考えても監督の責任だよな・・・(汗)
同じような方向の作品だと思われる「インスタント沼」がとてもよく出来ていただけになあ・・・
樹里ちゃんはとてもかわいかったので、それだけが救いかな・・・


やっぱり全体的に不作でしたかねえ。2回以上観に行ったのがのだめとカムイ外伝のみ、DVD購入予定ものだめとハリポタのみ、しかもこの二つはもともとシリーズで買ってるというやつですからね・・・
今年はのっけから良さげな作品が来てるので、昨年よりは面白いのが観られるかな、と期待してるんですが。


てな訳で今年観に行く予定の映画。
1月15日公開「かいじゅうたちのいるところ」
1月23日公開「Dr.パルナサスの鏡」
1月29日公開「ラブリーボーン」
2月19日公開「コララインとボタンの魔女」
2月26日公開「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」
2月公開「ニューヨーク、アイラブユー」
3月19日公開「NINE ナイン」
3月27日公開「誰かが私にキスをした」
4月17日公開「のだめカンタービレ最終楽章 後編」「アリス・イン・ワンダーランド」
11月公開「ハリー・ポッターと死の秘宝 前編」
12月公開「ノルウェイの森」
前半にこれだけ固まって来ているという・・・嬉しいけど消化するの大変かも。頑張ります・・・
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ホーエンシュヴァンガウ城ふたたび

2010年01月02日 | 旅行
聖コロマン教会から帰る途中に見えたホーエンシュヴァンガウ城です。
こっちから観た方が間近で観るよりもお城っぽい感じがするなー。
しかしいい天気で、写真撮るには絶好の気候でしたが、とにかく暑かったですね・・・(汗)
日陰に入ればそんなでもないのですが、日陰がない牧草地の中の一本道を延々歩きましたので・・・
乾燥してるので水分補給も気をつけないといけないんですよね。以前真夏のN.Y.で水分不足で(多分)熱射病になったことがあるので、以来気をつけてます。
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さかもとえいぞう@赤坂BOB'S Lounge 09.12.30

2010年01月02日 | 音楽(主に日本のHR?)
あっという間にチケットが売り切れてしまう、少人数限定の赤坂のアコギライヴに行ってきました。私が行くのは2回目です。
BOB'S LoungeはオーナーのBOBさんが2009年いっぱいで引退して、お店の名前も変わる予定だそうです。2回しか行かなかったけど、BOBさんなかなか素敵なキャラクターだったので、もう会えないの寂しいなあ・・・

アコギライブは半年ぶりくらいということで、忙しい中アコギの練習が大変そうでしたが、新曲2曲もあったりして、しかもなかなか凝った曲で、頑張ってるな・・・という感じでした。新曲江古田でもやってくれるかな。
ステージ・・・というか英三さんを照らす横からのライトが急についたり消えたりして、そのタイミングがなかなか絶妙で笑いました(笑)
昭和歌謡はまたマイナーなマニアックな選曲で(笑)山本リンダとか笑いましたね~
最後は「茜色」「紅茶の美味しい床屋さん」と来て、オーラスは英三さんも「2009年の締めくくりがこの曲でいいのか」と言っていた「ハローワーク99」でした(笑)
英三さん、この後吉祥寺でAXBITESのライヴにゲスト出演した時もハローワーク歌ったみたいで、ホントに歌い収めハローワークだったみたいですが(笑)
赤坂は新しい曲にチャレンジできる場なのでこれからもやって行きたいと言ってました。とりあえずは1月10日にもありますね。チケットもう完売ですが・・・
コメント (4)
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聖コロマン教会2

2010年01月01日 | 旅行
新年あけましたが引き続き2009夏のドイツ旅行記です・・・
歩いているうちに聖コロマン教会が見えて来ました。


ちょっとお花畑越しに撮ってみたりして。

ちなみにこのきれいなお花畑、実は牧草地ですので・・・臭いです(笑)
しかも山羊も来るみたいで、結構強烈な臭いでしたよー。

で、ようやく到着。教会は開いてなかったですが、車などで来ている人が結構いましたね。やっぱ景色がいいから。
・・・歩いてきてる人はいなかったなー(汗)


実はここからはノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城が両方見えるんです。
牧草地の中を延々牛や山羊の糞に気をつけながら歩いて、2つの城と教会が一緒に入るスポットを捜して撮りました。
・・・お城わかんないですよねーこれでは(汗)


反対側の村方向を撮ってみました。本当に絶景でしたねえ。
臭かったけど・・・(笑)
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吹き替えLotRオールナイト

2010年01月01日 | 指輪物語&トールキン
新年あけましておめでとうございます。
早速昨年の積み残し感想を書いたりして・・・
新文芸座の吹き替え版LotRのオールナイトに行ってきました。
私は吹き替え大好きなので楽しみにしてましたが、行って見たらガラガラ・・・以前六本木でやった時もそうだったけど・・・
うーん、これではもうやってくれないかなあ・・・
まあ、トイレ全然並ばないで済んだので良かったですけど・・・
今回、睡眠不足気味だったので絶対起きてられないな・・・と思ってたんですが、FotRから寝てしまったのはちょっとショックでした(汗)
TTT以降は食べ物の力を借りて頑張って、TTTは全部起きてられたのですが、RotKではそれでも中盤以降寝てしまい・・・シェロブが出てこなかったですね・・・(汗)
ショックだったのはローハン軍がペレンノール野に到着する場面が観られなかったことですね・・・メリーとエオウィン見たかったのに~

吹き替え自体観るのがかなり久々だったのですが、最初は吹き替え好きの私ですらちょっと違和感ありました(汗)
でも見ているうちに全く気にならなくなってしまうのは、もう慣れでしょうねー。TTT、RotKになったらもうもとからこういう声で日本語喋ってる人たちのような気がして来るという(笑)
全体的にキャストもいいと思うんですよね。(そうでもない人も一部いますが(汗))
浪川大輔さんのフロドはイライジャの雰囲気もかなり汲んでいてくれてなかなか良いですよ。RotKの「家へ帰れ」は別として・・・(でも今回は寝てたので聴いてませんでしたが(笑))
山寺宏一さんのエオメルはやっぱりカッコよかったし(「ロヒアリーム」じゃなくて「エオルの子らよ!」でした・・・)、宮本充さんのファラミアもカッコイイ。エオウィンの本田貴子さんもカッコイイなあと思いました。
そして、なんと言っても長島雄一さんのゴラムですね! もうかわいいんですよ(笑)台詞も結構瀬田訳に近いところがあって。このところずっと長島雄一さんのゴラムが聴きたいと思っていたので、嬉しかったです。
もう一つ、吹き替えというだけでなく、久々の劇場版だったのですが・・・なんか劇場版で十分だな、と思いました(汗)
FotRあたりはSEEのシーンがなくて寂しかったりもするのですが、それでも話は十分通じるし、問題なし。
TTT、RotKあたりになると、追加シーンでむしろイメージダウンな場面もあったりするので、ない方がすっきりしてるなーと。TTTは特に長いというのもありますしね。劇場版すら長く感じました・・・
追加シーンがないと、ファラミアがかなりクールな感じでいいんですよね~。前からそう思ってましたが、改めて実感しました。まあボロミアのボートを観る場面だけはあってもいいかなと思いますが・・・
RotK冒頭も、「そうか、劇場版だとサルマン出てこないんだ・・・」と思いましたが、あのサルマンの最後、別に見たくないので(汗)なくて全然OKでしたよ・・・

あと、LotR映画自体見るの半年ぶりくらいでしたが、久々に見て、色々と文句もあるけど、全体的にはよくできてるよなあと・・・
映像のレベルの高さはもちろんだし、何よりもすごいなあと思うのは、脇のキャラクターをちゃんと描いてくれてるところですね。ギムリとかメリピピにもちゃんとドラマがあるというのが・・・
特にメリピピのキャラクターをちゃんと分けてくれてたのが嬉しいなあと、今更思いました。
いやピピンの方が目立ってることにずっと文句言ってきた私ですが(汗)メリーってFotRの頃からちゃんとしっかり者のキャラクターが出来てたし、RotKでの「置いていかれたくない」という心境もちゃんと描いてくれてたし、で。
ギムリも、ちょっと原作より下品になってたけど(汗)ドワーフらしい熱いところ、ホビットを守らなきゃと思ってるところ、さりげなく仲間を思いやってるところなんかが描かれていて、なかなか良かったよなあと。

あと、サントラがやっぱりいいですよね。今さらですが(笑)
FotR冒頭の「ホビット庄の社会秩序」はやっぱり劇場版の方がいいなあ。
他にも劇場版の方がサントラの流れがいいところいくつかありますね。
「一行の離散」のサントラはやっぱり完璧だなあ。ここぞというところでティンホイッスルが出て来るのが涙腺を刺激して・・・
「黒門不通」とか「ミナス・モルグル」もカッコイイですねー。
あと、久々に聴いてやっぱり「ミナス・ティリス」はカッコイイなあと思いましたね・・・

RotK終盤、「黒門開く」の滅びの山のフロドとサムのシーンのあたりからなんだか泣けてきてしまって、崖から落ちそうなフロドにサムが「放さないで」というあたりからはずっと泣いてしまいました。
崖から落ちそうなフロド、自分の失敗を恥じて、自分で手を放してしまおうかと迷っていたんだなあと思ったらなんだか・・・
バラド=ドゥアが崩壊したのを見て黒門前の皆が「フロド!」と叫ぶところも、その後滅びの山が噴火したのを見て愕然とするところも・・・
ルネ・フレミングの歌声に乗せて鷲たちが助けに飛んでくるところは毎回グッと来るのですが、そこももちろん泣けましたし。
戴冠式でホビットたちに皆がお辞儀するところも、なんか久々に見たらかなり来てしまいました。
そして袋小路屋敷でのフロドの静かなナレーション、馬車の中でビルボに頬を寄せて眠るフロド、灰色港でのわかれ、最後のフロドの笑顔・・・
なんだか久々に見て、最後はずっとフロド中心に泣けました。小さなホビットが成し遂げた偉業と、その栄誉を受けずに去っていくフロドの悲しさに・・・
やっぱりフロドが主人公だよなあ・・・。フロドは何もしてないとかいう感想をよく聞きますが、なんでそう思えるのかさっぱりわからないですねえ。映画もちゃんとフロドが主人公で作ってるよなあと、改めて思いました。

そんなこんなで久々の連続鑑賞は楽しかったです。年一回くらいはこうやって鑑賞したいものですね。DVDだとなかなか観る時間作れないので・・・
吹き替えでもまた観たいですが、あの入りだと難しいかなあ・・・(汗)
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