ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

スープ~生まれ変わりの物語(ネタバレ)

2012年08月23日 | 映画
大後寿々花ちゃんが出てるというので観て来ました。
話はよくある感じ…と思ったのですが、予想外に中学生の娘の心情や、生まれ変わって高校生になった主人公の描写がリアルで、何か説得力があり、素直に観られました。あ、大後寿々花ちゃん演じる高校生の少女もリアルで良かったな。
残念だったのは、あの世がどう見ても日本のどこかでロケした感じだったことですかね。むしろあまりファンタジーな感じではなくリアルにしたかったのかもしれませんが(単に予算の都合って気も(汗))。
あと、「日本人専用のあの世?」という疑問も・・・(汗)
それと、なんか全部主人公の奥さんが悪い、みたいな感じだったのも残念だったかなあ。もうちょっと彼女に寄り添った描写も見てみたかった。
生瀬勝久さん、意外に終始真面目なキャラクターでした。いやそうでもなかったか(笑)でも自らギャグをやるというよりは、巻き込まれて笑えるシチュエーションになるってパターンでしたね。
大後寿々花ちゃん演じる歩は、気が強くてしっかり者のカッコイイ女の子でしたが、実は自殺していたという。なぜ自殺したかは語られず、それが彼女の背景を深く考えさせて良かったです。いじめだったのかなとか、友達と上手く行かなくなってしまってとかかな、とか。
「強い人になりたい」と言っていた歩、強くなりたいと思うからあんなにカッコイイ子になったのか、もともとああいうキャラクターだったのに、何かに負けてしまったのか。
皆が生まれ変わっていく中、何年も生まれ変われずにそこにいると言っていましたが、彼女の中の何かの機が熟すまで待っているのかな、という気がしました。
どのくらい待つのか判らない中、彼女は色んなことを考えながらあそこにいるのだろうな、と思ったら切なくなりました。
大後寿々花ちゃん、カッコイイ女子を爽快に演じつつ、気が強い彼女が秘めている切なさ、寂しさも感じさせて、さすがだな~と思いました。観に行った甲斐がありましたよ。
そんな感じで、若い子たちの描写が細やかでリアルだったので、ありがちな話と思いつつ、素直に観られました。主人公と娘の再会シーンもちょっとうるっと来ましたね。
しかし、店長の結婚式当日に従業員が式に出ないで店開いてるってあり得なくないか? あそこで店開いてなかったら話が成り立たなかったけど。
あと、花嫁が式場で一人になる場面あるかねえ…
そんなこんなでちょっと辻褄が合わないかなと思う場面もありましたが、若者たちの描写が細やかで良かったなと。大後寿々花ちゃん的にも満足でした。

てな訳で今年見た映画の順位。
1.オレンジと太陽 / 2.ヒューゴの不思議な発明 / 3.ものすごくうるさくて、ありえないほど近い / 4.日本列島いきものたちの物語 / 5.ヒミズ / 6.スープ~生まれ変わりの物語 / 7.テルマエ・ロマエ / 8.僕達急行~A列車で行こう / 9.善き人 / 10.レンタネコ / 11.ダークシャドウ
テルマエより良かったかどうかはわからないけど、まあ大後寿々花ちゃんが良かったポイントで(笑)

そして今年観に行く予定の映画
鑑賞済「桐島、部活やめるってよ」
8月29日公開「THE DAY」
9月1日公開「コロンビアーナ」
9月8日公開「ソルジャーズアイランド」
9月14日公開「白雪姫と鏡の女王」
9月22日公開「王様とボク」
10月27日公開「009 RE:CYBORG」「危険なメソッド」「高地戦」
11月2日公開「のぼうの城」
11月10日公開「悪の教典」
12月1日公開「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」
12月14日公開「ホビット 思いがけない冒険」
12月15日公開「フランケンウィニー」
12月28日公開「レ・ミゼラブル」
祝、THE DAY公開! 今年はドミニク・モナハン当たり年だな~
ウーマン・イン・ブラックの副題にやや違和感・・・間違ってないけどなんか違う感というか・・・
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