ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

原作と違ってても好きなLotR映画の登場人物たち

2004年10月24日 | 指輪物語&トールキン
RotK公開以来PJ映画の原作との違いについて色々と文句を垂れている私ですが(汗)もともと必ずしも「原作と違うのは許せない」というわけではありませんでした。TTT劇場版までは結構PJ映画の肩を持って?いたんですよね。SEEを見てからかなり態度が変わって来たのですが(汗)
結局のことろ、「原作と違うからダメ」なのではなく、原作と変えたことで、好きでない方向の話になってしまったり、キャラクターになってしまったりした場合に「ダメ」になるんでしょうね。
映画は原作の一つの解釈の仕方であり、それを受け入れられるかどうかは受け取る側次第、なのかもしれませんね。まあ、原作に忠実だったら、受け入れられない原作ファンというのは出てこないはずですが・・・(汗)
そういう意味では、サムやRotKのゴラムなどは私には受け付けない方向での変更だったと言えるのでしょう。(デネソールもそうなんですが・・・なんか最近映画のデネソールの存在を無視している自分がしたりして(汗))
そして逆に、原作とはちょっと違うけど、個人的にはそれも好きかなあ、と思える人たちもいるわけです。
例えばファラミアですが、TTT劇場版の時点では私はファラミアの改変には好意的でした。人間的でいいじゃない、と。ラストでフロドにひざまずくところなんか好きなんですけどね。
ただ、SEEを見て、デネソールとの関係が案外ベタ(汗)なことがわかってからはイメージダウンしてるんですが(汗)あれで「かわいそう」と心証が良くなった人が多いようですが、私はダメでしたね(汗)後はRotK SEEのエオウィンとの場面で挽回していただきたいと思います(笑)
エオウィンも、原作とは違うけれど、映画も好きですね~。原作の、若くて鋭くて頑ななエオウィンもいいですが、映画の優しくて女らしいところもあるエオウィンもとても好きです。ミランダ・オットーの役の解釈には拍手したいです!
映画のセオデンも人間的で良いと思います。カッコイイですもん! 原作よりいいとは申しませんけど・・・原作の、もうちょっとお年を召している感じで、メリーにとても優しいセオデンは大好きですから。映画のセオデンの最期に一度も泣けなかったのは、やはりメリーに言葉をかけてくれなかったからかなあと思います・・・でも映画のセオデンはとても好きなんですよ。
後はギムリが原作よりも下品で野蛮な点が原作ファンからは嫌われて?ますが、私は映画のギムリもまた好きです。かわいいですもん! ホビットに優しいところはしっかり残してくれてるのも嬉しいし。
レゴラスも、ギムリやアラゴルンと行動を共にするようになってどんどん若返っているのが、微笑ましくていいかなあと思います。まあ、もうちょっと何千年も生きてる雰囲気出てたら良かったのですが・・・(汗)
で、最後にメリーなのですが、私好きなんですよね、映画のメリー(汗)原作と違うのは百も承知で・・・
FotRのイタズラなメリーからしてもう可愛かったし(汗)TTTで木の鬚に食ってかかるメリーを見た時には、頭の片隅では「それは違うだろう」と思いつつも(木の鬚をホビットが説得するな、という意味で・・・)、「カワイイ~!」という感情にあっさり押し流されてました(汗)
RotKのメリーは、原作でも一番思いいれがあって期待していたのですが、カットされたり改変されたり・・・で割り切れない部分もあることはあるのです。
特に、それまでイタズラでやんちゃなメリーでありつつも、頭の良いところ、ピピンの兄貴なところがあってやっぱりメリー、という感じだったのですが、どうもピピンと別れて以降、ただの若いホビットになってしまって(汗)あんまり成長を感じられなかったのですよね・・・
結局映画RotKのメリーで一番好きだったシーンはピピンとの別れのシーンだったりするのですが、それってどうなんだろう、うーむ、というところです(汗)
でも、それでも、ピピンと別れて若返った?メリーがまたかわいく思えて仕方なくて、「映画のメリーはイマイチ」とは思えませんでした。馬鍬砦でセオデンに「戦いたい」と訴えるメリー、ペレンノール野の軍勢に怖れを抱いて、エオウィンと励ましあい、突撃して行くメリー。皆とても可愛かったし、等身大で共感を覚えるキャラクターだったのです、私には。
だから、私はメリーについても、原作も好きだし映画も好きだ、と思ってます。RotKはもう少し頑張って欲しかったですが・・・(脚本にね(汗))まあSEEに期待しましょうか・・・
考えてみたら、さんざん文句言ってる映画のサムにも、単純に共感できる場面はいくつかあるんですよね。オスギリアスでフロドに「Don't you know your Sam?」って涙を流しながら言う場面とか、滅びのき裂でクリフハンガーなフロド(汗)に手を伸ばして「放さないで」と言うところとか。前後の場面は考えずに、単純にサムのフロドを思う気持ちに打たれます。
ゴラムもTTTは好きだったのになあ・・・(遠い目)
PJ映画に対する評価は、なかなか定めることができないなあと思うのですが、今のところは「好きなところは好き」「嫌いなところは嫌い」と、自分の気持ちに素直な感想を述べることしかできないし、それでいいのかなあという気もしています。
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