ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

力の指輪サントラ ファーストインプレッション

2022年08月21日 | 指輪物語&トールキン

力の指輪のサントラ全39トラック(うち2曲はamazon限定)が配信で解禁になりました。

amazon musicでストリーミング配信のみです。

ドラマ全話配信完了後の10月にCDとレコード(!)が出るみたいですが。日本のアマゾンでも取り扱うでしょうか。

 

で、昨日頑張って全曲聴いてみました。2時間半もあるんですね…(汗)

後でまた聴きこんでトラックごとに感想とか書いてみたいと思ってますが、とりあえずは1回聴いたファーストインプレッションとしての感想で。

先行配信されていたガラドリエルとサウロンは除きます。

ドラマの内容を予測する内容もありますので、ネタバレ回避の方はご注意ください。特に配慮はしませんが…

 

まず一番驚いたのが、6 The Strangerですね。

幻想的で奇妙なサウンドの中に出てくるこのメロディラインは…第一弾のタイトルロゴ作成トレイラーの後半に出てきたフレーズではないですか!

 

7月25日の記事でも書きましたが、サンディエゴコミコンで演奏された組曲で使われた4つのテーマのうち一つがこのテーマでした。

まさかこんな最初から使われていたとは…!重要なテーマなんだろうなとは思っていましたが、よそびと(The Stranger)のテーマとは想像の域を超えていました…!

以前の記事にも書いたのですが、ちょっとLotRサントラの一つの指輪のテーマとも雰囲気が似てるんですよね。(あくまで雰囲気で、具体的に類似性があるわけでないのですが)

後の方、37のmysticsでサウロンのテーマに近い雰囲気の音楽と絡んでいるので、やはりよそびとはサウロンと関係があるのか?狙われているとかかもしれませんが。

 

続いてびっくりしたのは、14 Halbrandですね。ハルブランドのテーマ、なんとローハンのテーマで使われていたノルウェーの民族楽器、ハルダンゲル・フィドルで演奏されているんですね!

後の方の曲でもちょくちょく出て来ますが、結構フィドルで演奏されているように思えました。かなり意図的にハルブランドの楽器として使われているように思います。

ハルブランドは、ポスターで馬の形の柄の剣を持っていたなど、ローハンと関係があるのでは?と言われているようですが、ハルダンゲル・フィドルを意図的に使っているなら、この仮説がかなり裏付けられるということでは…!?

ちなみに、もしかしてハルダンゲル・フィドルではなくて普通の?フィドルかな?とも思ったのですが、ベアー・マクリアリーさんがインタビューでハルダンゲル・フィドルも使っていると言っていると教えていただいたので、間違いなさそうです。

8.24追記 何度か聞いているうちに、ハルダンゲルフィドルではなくてニッケルハルバでは?という気がしてきました(^^;)ニッケルハルバも使っているsとべアーさんインタビューで言っていました。ニッケルハルバはスウェーデンの楽器なんですね。まあ北欧つながりはありますが…(^^;)

 

それから21 Nolwa Mahtarでは、これも7月25日の記事で書いた、サンディエゴコミコンで演奏された組曲の冒頭と最後で使われたコーラスが。これも前に書いたように、FotRの映画で使われなかったプロローグに出てきたコーラスとよく似てるんですよね。

 

そして21 The Wandering Daysですが…これタイトルから言って第四弾予告で使われていた歌だろうな、と思っていたのですが…

 

なんと、全然違う!長調だし!

どうやらこの曲の短調版が予告で使われた歌のようですが…短調版は本編でも出てくるのでしょうか。まさか予告用ってことはないですよね…?(^^;)

 

全体的に、意外とLotRホビットサントラと似たフレーズはなかったな、という感じです。もちろん既出で言及しているものは別ですが。

でも本編映像でこのアルバムに入っていない曲でLotRに似たの出てきてたよな…という訳でまだ全然油断(?)できませんが。

 

最後に、ショアさんのメインテーマについて。ベアー・マクリアリーさんの曲も良いな、と思っていましたが、やはりショアさんの曲を聴くとなんだかホッとするというか、ああ、ショアさんだ…と思ってほろっとしてしまいました。

全体的に意外と明るくて優しい雰囲気で(後半変わりますが)、どういうコンセプトでこの曲なのかな、と気になります。

冒頭のフレーズは裂け谷のテーマなどと一緒に演奏されているアルペジオのフレーズ、Weakness and Redemptionに似ています。続いて出てくるフレーズはRotKのバラド=ドゥア崩壊や戴冠式で流れたGondor Rebornと似ています。

 

という訳でとりとめもないサントラのファーストインプレッションでした。

ちなみに、配信ドラマでサントラが配信前に、しかも全部まとめて配信されるのは珍しいことのようです。確かにマーベルドラマなどでは毎話配信後にサントラを都度配信、とかやってましたね。

この一気に配信のおかげで、事前に聴きこんでドラマのどんな場面で使われる音楽か、というのを予想して遊べるな…ということに気が付いてしまいました(^^;)

映画のサントラだと公開されれば全部解禁ですが、ドラマだと後の方の場面のサントラはなかなか登場しない=どんな場面か予想して楽しめる期間が長くなる、ということですね。(そんな聴き方する人そんなに多くないと思いますが(^^;)

 

次回以降は、サントラをトラックごとに聴いて感想や考察を書いていきたいと思っています。何回かに分けて長期戦になりそうです(^^;)

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