ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

デスノート前編(ネタバレ)

2006年10月28日 | 映画
テレビで見ました。面白いらしいときいて。
見ての感想ですが・・・話自体は面白いのですが、映画としてどうかなーと。
まず、死神のCGがひどすぎ(汗)アニメとの合成みたいです。そこだけゲームの世界みたい。動きもぎこちないし。
このあたり、LotRのCGが標準で見てしまっているので、かなり辛いですねー。やはり話の邪魔にならないCGって大切だなあと思いました。
あと、役者に下手な人が多すぎです(汗)特に冒頭の街中の場面とか、インタビューの場面とかの若者たち、下手すぎ(汗)レポーターも下手だったなあ・・・
主要女性登場人物も下手で(汗)もっと上手い人もいるのになあ・・・
とまあこのあたりが見ていて非常に辛かったです(汗)
そんな中、藤原竜也くんはさすがに上手かったです。複雑なキャラクターを見事に演じてたと思います。
特に、レイ・イワマツにすがって泣くナオミを見ている表情や、最後に詩織を殺したと告白した後の、なぜか瞳を潤ませていた表情とか。
元々は犯罪者が裁かれないことに憤りを感じたことから始まったことで、ライトの中にもまだ人を哀れむ心が残っているのだと、そう感じさせる表情でした。
まあ、ナオミを見ていた時は、しっかり教会の封筒をチェックしていたりしていたのですが・・・
そして、アニメを見ている妹によると、ライトは最初から結構非情な性格らしいので、もしかしたらこれは余計な演技なのかもしれませんが(汗)でも、この方が深みがあっていいんじゃないかなーと思うのですが。
対するLですが、役づくりは面白いんですが、そんなに演技は上手くないような気がするんですが・・・それともあれはわざとかなあ?(汗)
あと、マンガならではだと思うのですが、人物の名前があり得ない感じで笑えるというか、引くというか・・・
特に、犯罪者の一人の名前で「恐田奇一郎」って、そんないかにも犯罪者な名前誰が付けるか!(笑)魔太郎じゃないんだから・・・(汗)

でも、大筋は面白いと思いました。これは原作の力でしょうが。
善悪一元論に対して、本当の悪などない、という物語もありますが、この話は「本当の正義なんてない」と言っているようで、なかなか面白かったです。
ライトのやっていることも正義ではないし、対するLも、部下の死も利用できるような、正義とは言えないような探偵だし。
最も正義に近いと思われるライトの父も、ライトの疑いを晴らすために、死者が出たことに思わず喜んだりして・・・このあたりの皮肉さも面白いです。
まあ、どうなるか結末が気になりはしますが、後編もテレビでやるまでは見ないでしょう・・・(笑)
そのうち原作かアニメに手を出すことはあるかもしれません。
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ハリー・ポッターと謎のプリンス(ネタバレ)

2006年10月28日 | 読書
図書館で予約していて、手元に届くのは12月ごろの予定だったんですが、そんな話をしていたらYさんが貸してくださって、読むことができました~。Yさんありがとうございました!
まだ読んでない方にはかなりのネタバレになりますので、決して読まれませんように・・・
そして、私そんなにハリポタファンじゃないので、ファンの方には不愉快なことも書くかも知りませんのであらかじめお断りしておきます(汗)まあ、今までの中では一番褒めることになるのではと思いますが・・・

読む前に、どうしても気になってネタバレを調べてしまったことがありました。「誰が死ぬか」ということですね。
なんで気になっていたかというと、私1巻を読んでいた頃から、「ダンブルドアは途中で死ぬ」と思ってたからで(汗)今までも、誰か死ぬと聞くたびに「ダンブルドア?」と思ってたものでした(笑)3度目の正直というところでしょうか。
私の当初の予想よりはかなり遅い死ではありましたが・・・その分ハリーの成長がゆっくりだったということだと思いますが。
なんでダンブルドアが死ぬかと思っていたかと言うと、初めて「ハリポタ」を読んだ時、「ゲド戦記」の「影との戦い」と似てるな~、と思ったからなんです。パクリではないかと思ったくらい(汗)
どこがかというと、主人公の顔の稲妻型の傷と、魔法学校。これだけなんですけど・・・(汗)
まあとにかく、私はハイタカを救うために大賢人が自分の命を犠牲にしたのと同じ事をダンブルドアがするに違いない、と思ったのでした。
指導者が未熟な主人公を置いて、早すぎる時期にいなくなってしまう、という展開、個人的に好きなんですよね。「指輪」ではガンダルフは復活してしまいますが(汗)フロドとサムはガンダルフがいないまま使命を達成するわけですし。
まあ、思ったよりは遅かったけど、思ったとおりのダンブルドアの死に満足、なんて言ったらひどいでしょうか(汗)
きっとハリーを守るために命を落とすのだろうと思ってましたが、あの死に方は予想以上でした。あの無駄死に加減が。
いや無駄死にが好きというと誤解されそうですが(汗)死を美化していない、という意味で評価しているのです。
考えてみれば、「ハリポタ」での死は皆突然のあっけないものですね。ディゴリーは幽霊?になって出てきたけれど。このあたりの感覚はいいなあと思います。
これで生き返ってきたりしたらガッカリというか、怒りますけど・・・(笑)
もうひとつ、これは知りたかったわけではないのですが、ついでに知ってしまっていたネタバレ。「誰かが裏切る」というものですが、そりゃもうスネイプしかないでしょうということで・・・
読んでみたら冒頭から怪しいシーンが出てきて、ネタバレ知らなくてもそんなにびっくりはしなかったと思うのですが・・・でも「本当はどうなの?」と思いながら読んだかなあ?
しかし、スネイプ先生次はまず死にますね・・・ちょっと悲しいけど、まあ最終巻まで出てきてくれたのでそれで(笑)
マルフォイにはようやく見せ場が。映画で見るのが楽しみです。トム・フェルトンくんようやく出番ですね~(笑)
謎のプリンスが誰か、というのは、「え、ヴォルデモートじゃないの?」と思っていたのですが、どうも違うような。とするとやっぱりスネイプかな、魔法薬学の教科書だし・・・と思ったらそのとおりでしたね。
これも、ハリーが知らずして若いスネイプに共感して親しみを感じていた・・・というのがなかなかいいなあと思うのですが、ハリー当人はまだそんなことには思い至りもしないようで。やはり成長遅いかもハリー(汗)

と、このあたりはいいかもと思って読んでいのですが、不満もあります。
若き日のヴォルデモートをダンブルドアが最初から信用していなかったというのも。
ヴォルデモートの若い頃、アナキンくらいには同情できるものかと思っていたのに、最初から悪い奴だったというのはガッカリです。
まあ、アナキンもダークサイドに堕ちた理由が今ひとつ説得力ないので、アナキンみたいな、というのは無理だったかもですが(汗)
それから、シリウスの死を乗り越えたハリーが、思ったほど成長してないなあと(汗)反抗期が終わって、ロンとハーマイオニーの関係を察するようになったくらいの成長しかしてなくて。このくらいは普通に年齢と共に成長するよなあ・・・
とそんなあたりがやや不満ではあります。
やはり、このシリーズは最後まで読まないと正当な評価はできないのかもしれません・・・
最後に、ハリー、ロン、ハーマイオニーの三人組で、というのはちょっとほろりとさせられなくもないのですが、こいつらで大丈夫か? という不安が・・・(汗)
だいたい、分霊箱あと4つもあるのにあと1巻で話終わるんでしょうか・・・
実はR.A.Bとやらが4つとも処分してました、というのならわかりますが・・・

あと、ついでに知ってしまったネタバレで、ハリーがジニーと・・・というものがありましたが、うーんどうにも唐突な感は否めませんね・・・
だいたいジニーのキャラクターが今ひとつ確立してないと思うんですよね。Yさんは「ジニーってもっとおとなしい印象だったのに」と。その通りだと思います。いつのまにやらかなりキツイ性格に・・・
このあたりの変化がここまでで描ききれていなかったので、いきなりハリーが好きになるのにも説得力がなかったかな。まあこのシリーズ、基本的にハリーの一人称と言っていいくらいハリー視点で書かれているので、ハリーの前で恥ずかしがってしまっていたジニーの本当の姿を描きようがなかったのかもしれませんが、ちょっと失敗だったなーと思いました。
しかもいきなり別れて?いるし・・・ロンとハーマイオニーはいいのか、とかなんとなく釈然としませんね・・・まあいいけど。
あとですね、ネタバレでは全くしらなくてびっくりだったのが・・・ルーピンとトンクスかい!(笑)
5巻でもしかしてそうなるかもとは思ったのですが、そんなそぶりも全然なかったので安心してたのに。軽く衝撃でした(笑)←結構ルーピン好き
うーん、急に映画のトンクスがどんな感じが気になりだしたりして。
いやでも、映画ではこのエピソードはカットでしょうな、まず(笑)そしてLotRのエオウィンとファラミアのように、葬式で突然手を繋いでいて、原作読んでない人は気づきもしない、というパターンのような気が(笑)
ラベンダーがいきなりロンを意識し始めて、というのはアリなんでしょうか。今まで5年も同じクラスで今頃って・・・
まあ、急に背が伸びて男っぽくなって、とかはあのくらいの年齢だとありそうではありますが。そう考えると、ハーマイオニーの態度が6巻に入って変わったなーと思うのも妥当なのかもしれません。そういやクラムとの文通は自然消滅したんでしょうか・・・(笑)
しかし、ハリーはハーマイオニーのことは本当に何とも思わないんでしょうか。それはそれでハーマイオニーに対して失礼なような。まあ、あの3人で三角関係なんてドロドロの展開?にしなかったのは評価したいですが(笑)

とまあそんな感じですが、なんだかんだと先が気になって、毎日睡眠時間を1時間は削って読みふけってしまいました(笑)5巻はそんなに進まなかったので、久々ですね。
7巻がいつ読めるかわかりませんが、果たしてどんな結末になるんでしょうねー。
とりあえず、誰か生き返る人がいませんように・・・(笑)

注意:下のコメントで「ハリー・ポッターと死の秘宝」のネタバレを書いてらっしゃる方がいます。結末をご存知ない方はご注意ください。
コメント (6)
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「ホビットの冒険」再読終了

2006年10月28日 | 指輪物語&トールキン
「ホビット」再読終わりました。
実は夏前に一度読み始めていたのですが、色々とあって中断してしまって、再開したと思ったらあっという間に読み終わってしまったという(笑)
ビルボがスマウグを怒らせてしまうあたりまで読んでいたのですが、そこからあとは一気に・・・
いやーしかし、「ホビット」は面白いですねえ。前半のせっかちガンダルフとわがままドワーフに振り回させるビルボも面白いのですが、スマウグが死んだ後の展開の面白さに、改めて感心してしまいました。
スマウグが、ビルボが発見した弱点を元にしてとは言え、ビルボが全然いないところで倒されてしまうところも新鮮だし。
そして、スマウグがいなくなったことで、財宝をめぐって起こりそうになる争い・・・このあたり、ちょっと大人向き?の展開かもしれませんね。
皆が自分たちの立場を守り、一歩も引かずに戦争になりそうなところに(まあトーリンが一番悪いとは言え)、一人全体に及ぶ戦いを避けようと行動するビルボ。うーんカッコイイです。
また、ガンダルフがいないまま、この大仕事を一人でやってのけたというのがね~。
闇の森の王のビルボに対する尊敬も頷けます。そして、ビルボが裂け谷のエルフたちにとても尊敬され、親しまれていたということも、このあたりを読んでいるとわかりますね。
本当は闇の森でも尊敬されていたんでしょうね。「指輪」では闇の森は出てこなかったけれど。映画のビルボは闇の森やはなれ山まで行けなかったようですが、原作では最後にもう一度行けたのかな?
しかし、その割にはレゴラスはそんなにホビットを尊敬してる様子はなかったけれど・・・やっぱり五軍の戦いの時は留守番してたんでしょーか。
そんなビルボのことを、「巻き込まれて何にもしなし弱い主人公でつまらない」と感想を述べている人もいるようですが、そういう人にはわからない面白さなんですよね、「ホビット」は。
映画化、PJが監督の方向で話が進み始めているらしいと聞きましたが、そのあたりを妥協して作るなよな、と心配してたりして・・・まあフロドを原作よりも更に弱くしてしまった人なら大丈夫かな・・・(苦笑)
そんなビルボの努力もむなしく、オーク(ゴブリン)とワーグ(アクマイヌ)の参戦で結局戦いに。このあたり、絶対悪なゴブリンの存在は古臭いですが、19世紀生まれの人ですから大目に見てあげましょう。
この時の、戦いに参じるトーリンがカッコイイんですよね~。
そして、トーリンの今際の際の言葉にまた感動。思わず泣けてしまいました。
「ホビット」はめでたしめでたしで「行きて帰りし物語」なわけですが、トーリンとフィーリ、キーリの死という悲しみを伴っていて、単純なハッピーエンドだけではないところにも深みを感じます。
なんだか、最初に読んだ時よりも、読み返せば読み返すほど「ホビット」が好きになって行く私です。やっぱり「シルマリル」の世界よりも、「ホビット」や「農夫ジャイルズの冒険」が好きだなあ。やっぱりホビットよりな人間なのかも。
そして、好きになればなるほど映画化が心配に・・・(汗)アルウェンやレゴラスやビルボのガールフレンドが出てきてもいいから(いやビルボのガールフレンドだけは勘弁して欲しいかも・・・(汗))根本を流れるものだけは壊さないで作ってもらいたいものです・・・
もしPJが作るなら、ゴラムやスマウグは安心して見られそう、という利点はあるんですが。
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