ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ラジオドラマ聞き返しその24

2006年10月05日 | 指輪物語&トールキン
ラジオドラマはついに指輪棄却まで行きました~!
結構感動的でした。やっぱり映画って・・・と思ってしまいました。これから久々に映画館で見るというのに・・・(笑)

黒門前に行ったピピンが、「ぼくもメリーとおなじくらい勇敢なことができたら!」と言った後に、「彼(メリー)がここにいてくれたらなあ。立派で勇敢なひとたちの間にホビットが一人でいるのはとても寂しいよ」というあたりが、原作よりもかわいいような。というか、やっぱりちょっとメリーが入ってるなあ・・・
でも原作の「せめて一緒に死ねたのに」というあたりが入ってないのはやっぱりちょっと寂しいかな。
メリーが黒門前まで行かないのかわいそうだなあと思っていましたが、ピピンのこのあたりの台詞でメリーのこともちゃんとフォローしてくれてたんだなあと今さらながらに思いました。メリーを思うピピンもいいよなあ。
映画でメリーが一緒に行くのはいいんじゃないか、と思ってましたが、メリーがいないことの良さ(?)もありますね。

滅びの山への道を行くフロドとサムは、なんというか「二人の旅」という感じがいいですねえ・・・。サムがフロドを健気に支えているのがやっぱりいいなあ。決してサムがフロドを引っ張っていっているのではなく(汗)
ゴラムを見逃すサムは、フロドがガンダルフの言葉を思い出したように、フロドの「彼にも善か悪かはわからないが何か役目がある」という言葉を思い出して、思いとどまったのですね。
原作のように、ゴラムを哀れに思って・・・というのでないのはちょっと残念ですが、でも映画もこの程度だったらなあと思ってしまいました・・・
最後、指輪を手にしたゴラムの喜びようは胸に迫りますが、ちょっと長すぎかなあ・・・長すぎて、落っこちるのが不自然に感じます。でもそのくらい喜ばせてあげたいかなという気持ちはわかりますが・・・
指輪がなくなった後、フロドがゴラムのことを「彼がいなかったら指輪を破壊することはできなかった。だから許してやろうじゃないか」というところでほろっと涙が出てしまいました。そう、ゴラムに対する優しさと赦し、映画にはなかったよなあ・・・
フロドの指を心配するサムにもじんわり。ああ、このシーン、こういう優しさに満ちたシーンだったんだよなあと思い出させてくれました。
映画もあれはあれで感動的かもしれませんが・・・鷲が飛んでくるところとか視覚的に見せてくれたのも良かったけれど・・・
ああ、原作が読みたくなってきてしまいました、急に(笑)これから映画観るのになあ・・・

さて、これからはお楽しみ?な戴冠式後シリーズです。聴くのも楽しみです~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする