ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

BBCラジオドラマ19

2005年07月19日 | 指輪物語&トールキン
ラジオドラマ、どんどん面白くなって来たので(考えてみたら一番好きなあたりなので当然かも)さくさくと進んでいます。ディスク1の最後、療病院まで来ました。
いきなりヨーレスのお喋りから始まる緊張感のほぐし方?はなかなか良いと思いました(笑)
ヨーレスは最初のうちは院長の台詞を代弁しているので(多分そうだったと・・・(汗))比較的マジメに話してますが、途中からヨーレスらしいお喋りになるのが微笑ましいです。さすがにガンダルフに「飛蔭に乗っけてあんたの姉さんのところまで連れてくぞ」とかまでは言われてなかったと思いますが(笑)
さらにベアギルもいないので、アセラスを取ってくるのも本草学の老人の台詞も全部ヨーレス。大活躍ですね(笑)
いないと言えばイムラヒルもいないので、エオメルが台詞を代行してました。うーん、ラジオドラマもゴンドール人不在状態のような(汗)
アセラスの詩、ヨーレスでなくアラゴルンが言ってました。その方がカッコイイですよね。
原作どおり目覚めて「殿に呼ばれたので参りました」(てきとー訳(汗))と言うファラミアはやっぱりいいですね~。全く映画ったら・・・。アラゴルンがファラミアの手当てをしている場面撮ってたはずなのに、SEEにも入れないなんて・・・(だって文溪堂のフォトガイドに画像出てたんだもん)
で、エオウィンですが、セオデンのことを聞いておきながら、それについての感想はなしかい! ちょっとびっくりです。
でもその代わり、すぐに「王のお小姓の小さい人はどうなったのでしょう」とメリーの心配を。それに答えてなんとガンダルフが「近くで寝てる」と返事していたのにびっくり。まあこの方が親切ですが。原作では誰もエオウィンの疑問に答えてないもんね・・・(汗)
そして、「エオメル、彼をマークの騎士に任じていただきたいのです」の台詞を半ばさえぎるようにエオメルが「本当に。勇気は報いられるだろう」(てきとー訳(汗))というようなことを言っていたのはとても嬉しかった! のですが、なんでエオメルはメリーの活躍を知ってたんだ? というのがちょっと謎。でも嬉しいからいいや(笑)
メリーは、原作どおり「おなかがすいた! 今何時だろう」と言ってくれて感涙ものです~。優しいピピンもGOOD。(どうも最近ラジオドラマのピピン贔屓な私(笑))
ご飯を食べて、そのあとパイプ草を・・・と言いかけたメリーに、なんとセオデンの今際の際の言葉が聞こえてきます。これは反則だ~!
セオデンの言葉を思い出し、「いや、パイプ草はなしだ」と語るメリーが泣けます!
そしてそんなメリーに、「吸って王を偲んでさしあげてくれ!」と語るアラゴルンの声がまた優しくて・・・もうラジオドラマの馳夫さん好きだ~!(笑)
アラゴルンとのやりとりも原作どおり(多分)で嬉しい限り。
そして、ピピンと二人きりになって、メリーは原作どおりの名台詞を言います。最後に「でも、僕はなんでこんな話し方をしているんだろう?」と明るく言うメリーがいいなあ~。
それに優しく答えるピピン。ラジオドラマのピピンってホント優しいと思います。
そして、ここからまた素晴らしいオリジナルが。ふと手を止めたピピンが、「フロドとサムはどうしてるだろう。パイプをちゃんと持っているかな」(てきとー訳)という言葉と共に、フロドとサムの場面に変わるのが素晴らしい!! 見事なオリジナル演出だと思いました!
サムに「お前が私を導いておくれ」(例によってきとー訳)と言うフロドが感動的なのですが、随分と毅然としてるなあフロド、という印象が。もっと弱ってるイメージがあるんですが・・・でもそれでいいのかな。
こうして、感動的な演出と共に終わるディスク1でした。うーん、ますます面白くなって来たという感じです!
コメント
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