ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

一人黒豹祭り(笑)

2005年07月11日 | 音楽(主に日本のHR?)
一人で黒豹気分?が盛り上がっている私、1枚目のアルバムから順番に聴いてみました(笑)
まずは1st.
これは名盤ですねえ。今ではあり得ない、素朴さと力強さがあって。
ドウ・ウェイのヴォーカルも、秦勇の方が上手いとは思うんですが、パワーがあるというか、ひきつけられますねえ。
それから2nd「光芒之神」。
このアルバム、私の中では「ポップすぎてつまらない」という評価だったんですが、久々に聴いてみたら「いいじゃん」でした。なぜそう思っていたかは、3rdを聴いたらわかったのですが。
ちなみにこのアルバム、1曲目の「光芒之神」だけが秦勇が歌っているということを初めて知りました。
えー、秦勇には聞こえないけどなあ・・・でも94年発売だし、秦勇なんでしょう。うーん、秦勇すごく歌上手くなったんだなあ。
そして3rd「無是無非」。
これ聴いて、2ndがつまらないと思っていた理由がわかりました。すごいカッコイイ! 3rdが出て、すっかり2nd聴かなくなってしまったのもわかります(笑)
このアルバム、中国国内では批評家にかなり批判されたんだそうです。なんでかなあ。私はすごい好きなんだけど。
この音楽性、絶対キーボードのフォン・シャオポーの影響だと思うんですよね! ああ、フォン・シャオポーカムバーック(涙)
そして4th「不能譲我的煩悩没機会表白」。
これは文句なしの名盤ですね~! 1stにもつながる勢いもあり、洗練されたところもあり、で。
しかし、この私的にはかなり好きな3rd、4thを聴いたら、なかなかカッコイイかもと思っていた5thが今ひとつ・・・な気分になってしまいました(汗)
やっぱりキーボードの音楽性が大きいような気がする・・・えーん、フォン・シャオポーカムバーック(涙)
その上、秦勇まで脱退しちゃったんだもんなあ・・・
秦勇、やっぱりアルバムが進むごとにうまくなってるし、5thではそれまであった音程の甘さも消えて(いや音程に厳しくレコーディングしたのかもしれないけど(汗))、すごく上手くなったのにな~。
それでも、他のバンドよりはやっぱりカッコイイと思う、黒豹・・・
しばらくは一人黒豹祭りが続きそうです(笑)
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世にも不幸なできごと7 鼻持ちならない村(ネタバレ)

2005年07月11日 | 読書
時間があれば1日で読める、というのをまさに実践して(笑)あっと言う間に読み終わってしまいました。
今回は、なんだかとても映像的な話だなあと思いました。地平線にかすかに揺らぐ街の姿、街中を埋め尽くすカラス、カラスたちが止まる巨大な木、気球。映画になったらさぞ面白い映像になるだろうなあと思いました。
原作ではエドガー・アラン・ポーの「大鴉」をイメージして書いているらしいですが(ミスター・ポーもあのポーから来ているらしい・・・想像もしませんでした(笑))、映画だとさしずめヒッチコックの「鳥」ですかね(笑)
今回風刺されている馬鹿な大人たちは、くだらないルールを守ることに必死な大人たち、それから新聞報道の当てにならなさと、その新聞に載ったことは鵜呑みにしてしまう大人たち、ですね。
特に、新聞に「オマル伯爵」と書いてあったからと言って、ミスター・ポーまでが「オマル伯爵」と言い出してしまうあたりはちょっとうすら寒くなりました・・・
しかしそのわりに、新聞には「オマル伯爵に誘拐された」となっていたエズメ・スクァラーのこと、「オラフ伯爵とくんでいるんだ」なんてよく知ってたなあ、街の人たち(笑)
今回もいい人なんだけど頼りにならない大人として、権威の前では口が聞けなくなってしまうへクターが登場します。このあたりもいつものパターン?
あと、ついに「ジャック・スニケット」という人物が登場し、しかもヴァイオレットが「聞いた事がある」と発言、レモニー・スニケットとボードレールきょうだいの関係は? とやや気になるところです。(ややかい(笑))
今回の謎解き、まず手紙の出所は「カラスにくっついて来てるんでしょ」というのはすぐにわかりました。ただ、毎回上手く地面に手紙が落ちるとは限らないのに・・・とは思いましたけど。途中で堕ちるかもしれないし、木の中に落ちるかもしれないじゃん、と。
1枚でも欠けていたら三つ子の隠し場所わからなかったわけで(でも絶対あの噴水怪しいとおもったけど(笑))、穴だらけの計画ですね、と言いたくなりました(汗)
しかし、頭文字をくっければいいんだろうとは思ってましたが、まさか日本語だとは(笑)英語のイニシャルなんだと思っていたので、意表をつかれましたよ(笑)
でも、噴水の中に何日も閉じ込めておいたら、普通体温低下で死ぬと思うんですが・・・(汗)
ヴァイオレットの発明も、6巻のバーナーに続き、悠長な発明だなあ、モルタル溶かし(笑)そんなんでモルタル溶けるなら、雨のたびに崩壊するじゃん・・・
と、ツッコミだらけになりましたが、映画になったら色々と面白そうだなあとは思いました。オラフ伯爵扮するデュパン刑事(何のパロディなんだろか・・・)のロッカー???な変装振りも楽しみだし(笑)
しかし、相変わらず三つ子が好きになれないんですね、私(汗)また出てくるのかなあ?(こらこら)
さて、ついにミスター・ポーに頼ることをやめたボードレールきょうだいはどうなるんでしょうねえ。
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原作読書:サルマンとの対決と木の鬚との別れ

2005年07月11日 | 指輪物語&トールキン
原作はアイゼンガルドを出発する直前です。全然進んでませんね(汗)
サルマンとの対決は、RotK SEEをちょうど見ていたので、色々感じるところがありました。
まず、原作では2階のテラスすら高くて声が届かないとか言われているのに、映画って・・・と思いました(汗)
それでも、サルマンの言葉がそれぞれの心の弱い部分を動かそうとして、一人一人が動かされそうになって少し迷う辺り、映画はなかなか良く表現されていたなあとは思います。
原作のサルマンの声についての説明は、ちょっとズルいですよね~。あれはあのまま映像では表現できないでしょう。
原作のサルマンは、ガンダルフに媚びようとして、「一緒に世界を支配しよう」というようなニュアンスなのが映画とは違うところですね。「終わらざりし物語」を読んで、サルマンのガンダルフへの嫉妬を含んだ複雑な感情に初めて思い至ったので、この場面のサルマンの言葉は色々と印象的でした。
映画のサルマンにはそういうのはありませんが、それはそれでカッコイイかもしれません(笑)
映画のグリマは、まあたまたまホビット庄の場面がアイゼンガルドになっているだけではあるんですけど、セオデンの前で「戻りたい」というような人間的な表情を見せるところがいいなあと思います。
これはRotK SEE鑑賞の感想のところでも書いたのですが、やっぱり一般ロヒアリムがいたとしても、グリマを殺す動機は弱いような気がします・・・あのグリマの死に方は本当に意味がないですね~。

そして、その後の木の鬚とメリピピの別れの場面が好きなんですよ~!
ガンダルフに「あんたの門番を連れていかなければならんのじゃが。あんたはあの二人がいなくても上手くやれるじゃろう」と言われ、「だが、あの二人がいなくなったら淋しくなるだろうて。わしらはほんの短い間に友達になったもんじゃから、われながらせっかちになったものと思っとるんじゃ」という木の鬚の言葉にほろり。ここの木の鬚の台詞は全部いいので、引用してられません(笑)
はるか昔から生きてきて、時間の流れが他の種族よりもずっとゆったり流れていた木の鬚が、メリピピと出会うことで心を動かされ、若返ったように思ったりした、そのことがグッと来てしまうのです。
「わしはこの二人のことを忘れんじゃろう」という言葉にもじーん。木の鬚は、メリピピが死んだ後も、動かない時の流れの中を長い間生きて行くのでしょうが、その木の鬚の長い人生の中で、ほんのひと時めぐり合った小さなホビットが木の鬚の想い出の中にずっと残るのだと思うと・・・
木の鬚がホビットを名簿に入れた詩?も好きですね。
遠出して腹空かすはホビットよ、
笑うが好きな、小さな人たち。

そして、遠くなる木の鬚の姿を振り返るメリピピもシーンもいいですねえ。
映画では木の鬚とメリピピの別れは見事にカットで、もう期待もしてなかったからいいんですけど(苦笑)
まあ、ピピンがパランティアに心を奪われている様子に焦点を当てたら、確かに余計なシーンになるのは分かるんですけどねえ。それでも撮ってすらいない様子なのがなんだか悲しいです・・・
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