ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

練馬マッチョマン@横浜アリーナサウンドホール04.12.23、大衆酒場@月見ル君想フ04.12.24

2004年12月26日 | 音楽(主に日本のHR?)
23日、24日と練馬、大衆酒場と英三さんニ連発ライヴに行って来ました。(英三さんは25日には大阪でソロライヴもやってたんですよね・・・すごいなあ)

練馬マッチョマン@横浜アリーナサウンドホール04.12.23
12日のワンマンに行けなかった悲しさをはらすため?行ってまいりました。8曲、35分の持ち時間だったそうです。(ちょっとオーバーしたそうな(笑))
永野さんはシェフ衣装で着替えなしでしたが、英三さんがこの日は「全曲着替える」宣言のとおり、毎回お着替えでした(笑)
最初はいきなり上を脱ぎ捨てて、投げてもらったシャツに着替える、とかやってましたが、そのうちに毎回袖で着替えるようになって、面白かったけど、英三さんのMCが少なくて残念だったかな・・・
「黒いタクシー」では結構長いこと袖にいたわりにはワイシャツしか着てなくて(汗)衆人環視のもとネクタイをしめていたら、前が短くなっちゃってジャケットで隠したりしてましたね(笑)
英三さんがいない間他の人たちがMCを代わる代わるやって、じょーじやロナルドまで喋ってました。ロナルドはかなり緊張していたようで、手がぶるぶる震えてましたよー。カンペをずっと見て喋ってたので、その後ずっと「カンペ見過ぎ」とツッこまれ続けてました(笑)
新曲の「美しが丘」もやっと聞けてよかったです。もう一曲の新曲聴けなくて残念でしたけど・・・
「いとしさとし」では海野さんも歌うんだろうなーと思ってましたが、永野さん、英三さんと続いた後にいきなり「海野!」と言われて慌ててマイクに駆け寄って歌ってたのがウケました(笑)段取りリハーサルとわざと変えたのか、単に海野さんがぼーっとしてたのか・・・?(笑)
「いとしさとし」の最後には、英三さんが着替えの間つないどいて、ということで、永野さんが延々と「愛してる」を言い続けていたのですが、さすがに長くて辛くなつて来たところに村上さんがドラムソロ?で助け舟を。すかさず永野さんは今度は「ヒロくん愛してる」に変えて英三さんが戻ってくるまで続けてました(笑)
今年最後の練馬はちょっと大人しめだったかな? 最後には永野さんが「来年もどんどん活動して行きますので」とか言ってたけど、2005年は活動停止ではなかったのか・・・?(汗)
まあ、とにかくまた近いうちに会えるといいなあと思う練馬さんの2004年ラストライヴでした。

大衆酒場@月見ル君想フ04.12.24
どっちがユニット名でどっちがライヴハウス名かよくわからないですが(笑)「大衆酒場」がユニット名で「月見ル君想フ」がライヴハウスの名前です。どっちも変わってますよね~(汗)
外苑前で下りなきゃいけないのになぜか表参道で下りてしまい、地図が違うような気がしつつ1時間もさまよってしまいました・・・(汗)
沖縄料理があるお店というので楽しみにしていましたが、ゴーヤチャンプルーは今ひとつだったかな・・・いや不味くはないですが、もっと美味しいと思う、ゴーヤチャンプルーって・・・
本当はソーキソバが食べたかったのですが、ライヴハウスでそばってどうだろうと思ってやめたのですが。今度はソーキソバにしようっと。
さて、ライヴの始まりにはいきなり数少ないレパートリーの2曲を続けて流して、いつまでSEなんだろう・・・と思ったら、2曲目の「恋人たちの大衆酒場」の最後の方でようやくメンバー登場。
今回のメンバーは竹内光雄さんのバンドのギターさんはじめ、光雄さんの知り合いに適当に声をかけてあつめたらしく(笑)アコースティック中心の、ギター、ベース、キーボード、ドラムという編成でした。ヴォーカルの二人は楽器なしでちょっと意外? 全員椅子に座ってのライヴです。
メンバーは全員スーツやシャツでおしゃれにクリスマスイヴらしい衣装でした。英三さんは例の(笑)西葛西のリサイクルショップで買った女物のジャケットだったのですが、パンツが合わないと光雄さんにクレームをつけられて、じょーじ(じょーじとロナルドがスタッフで来てました)のパンツを借りたのだそうな・・・後で立ってみせたら長くてズルズルでした(笑)
英三さんと光雄さんの間には丸テーブルがあって、ワインがたくさんと英三さん用のウーロン茶(何度もおかわりしてました(笑))などなどがおいてありました。後で光雄さんが言ってましたが「今日は歌がちょっとある飲み会みたいなもんですから」と(笑)
レパートリーも少ないし、本当に歌がちょっとなのかと思っていたら、そんなことはなく結構たくさん曲もありました。
まずは「大衆酒場」をアコースティックでおしゃれなアレンジで。なんかおしゃれなアレンジにあの歌詞はとっても似合わなかったです・・・(笑)
2曲目はいきなりクリスマスでラストクリスマス、そしてMCに。
メンバー紹介では、本名でなくここだけのあだ名で、ということで、光雄さんは「みったん」(笑)そして英三さんは「ぞうくん」(懐かしい・・・(笑))という名前で紹介されました。ライヴ中も何度も「英ちゃん・・・じゃなくてぞうくんは」とか「竹ちゃん・・・じゃなくてみったん」とか言ってましたね(笑)
3曲目には、この日配られたCD-Rに入っているうちの1曲「空手道散歩道」をやりました。なんでも空手をやっていた光雄さんと、散歩が趣味な英三さんの歌らしいです(笑)
このあたりから曲順あやふやなんですが、次は英三さんのソロアルバムから「茜色」を。おおーっと思っていたら、次は光雄さんが「練馬絶叫倶楽部」よりということで「練馬去りがたし」を。これも最近練馬でもやってなかったので、嬉しかったですねえ。
としんみりしたと思ったら、ここでお着替えタイムに。「ドレスダウンして来まーす」との言葉どおり、今度は随分とラフな衣装になっての再登場。ここで確かフォークソングだったかと。いやフォークソングも結構いい曲あるよね、という感じでした。「なごり雪」なんか結構マジで好きなので、いや良かったです。
ここで光雄さんが退場し、英三さん一人でソロアルバムでもカヴァーしていたPLEASE DON'T LEAVE MEを。
続いて今度は英三さんが退場して、光雄さんが昔は「光雄の部屋」というタイトルだったらしい(笑)「春華」という曲をやりました。初めて聴きましたが、3拍子の素敵な曲でした。
終わった、と思って英三さんが入ってくると、最後のフレーズをまたやりだして・・・というのを3回くらいやりました(笑)
この後何か曲をやったあとたしかまた着替えタイムで、今度はメタルっぽい衣装に。しかも椅子もどけて、メンバーも変わって急にバンドバージョンに。
このバックのメンバーは英三さんのソロのバックのメンバーで、明日の大阪のライヴを前に1曲だけの参加でした。英三さんが手配した夜行バスで行くのだそうな・・・がんばれー(笑)
バンドバージョンの1曲は、「恋人たちの大衆酒場」でした。
ここでクリスマスプレゼントコーナーに。と言っても英三さんと光雄さんがお互いにプレゼント交換だったのですが(笑)
英三さんは白いマフラーと手袋、だったのですが、光雄さんはバッティングセンター好きの英三さんのために室内用のバッティングマシン?と、スリムローラー(笑)
光雄さんは白いマフラーをつけ、手袋をつけて、クリアブックがめくれない~なんてボケつつ次の曲へ。
二人ともまたメタルな衣装のまま椅子に座り、「練馬絶叫倶楽部」から「狩人メドレー」をやりました。そして、もうひとつの新曲「どっとおやすみ」を。この歌詞の中に「時は平成もう15年」というのがあるのですが、英三さんは今年平成15年だと思っていたのだそうな・・・本当かな~(笑)
この曲で最後だったどうかは記憶が定かでないのですが(汗)気がつけば2時間半が経っていて、10時を回っていました。
MCでもかなり笑わせてくれましたし、曲も良かったし(「茜色」と「練馬去りがたし」は嬉しかった!)、楽しかったです。
また2月27日に同じ「月見ル君想フ」でライヴがあるので、楽しみです。今度はソーキソバ食べようかな(笑)
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BBCラジオドラマ聴いてます

2004年12月26日 | 指輪物語&トールキン
RPGはやり損なってますが(笑)BBCラジオドラマは着々と聴き進んで?ます。今いよいよアモン・スールにやってきたところです。
前にもちょっと書いたのですが、意外にPJ映画のキャストと声が似ているキャラクターが多くてびっくりです。ガンダルフも似てるし、ビルボも話し方が似てたし、ピピンも似てるし(高い声にしてるからかもしれませんが)、サムもなんだか喋り方がショーン・アスティンのサムと似てたりしてびっくりです。発音なんかのせいなのかもしれないのですが・・・
バタバーさんまでが映画と声がそっくりで笑えました(笑)なんと日本語吹き替えの声の方とも似ているような。バタバーさんのキャラクターって結構皆同じようなイメージなのかもしれませんね(笑)
メリーとピピンの声がちょっと似ているのですが、これは高い声にしているからでしょうね。ピピンの方がおっとりして優しい感じです。お坊ちゃんて感じ?
対して全然声のイメージが違うのが馳夫さんなのですが、最初は随分おじさんくさいなあ、とか思ってたんですけど(汗)話が進むにつれて、とても魅力的に感じるようになりました。なんというか、ヴィゴ・アラゴルンにはない、もっと原作よりの、優しくて暖かい感じがします。これは脚本の違いももちろんあると思うのですが。
ホビットに優しい馳夫さんだー! と思ってうれしかったですね! そう、私が好きだった馳夫さんはこういう感じだったんですよね・・・映画のアラゴルンに感じ続けていた違和感の理由がやっとわかったような気がしました。そして、原作を初めて読んでいた時に、馳夫さんが出てきてから俄然面白くなってきた、その同じ感触を感じることができました。
あ、でもヴィゴは上手いし、あれ以上アラゴルンのイメージに合う役者を探して来いといわれてもなかなかいないとは思いますが・・・。やっぱり脚本に問題あったと思うんですよ。アラゴルンをもう一方の主役にしようとするあの脚本に・・・(汗)
そして、もちろんイアン・ホルム! 素晴らしいですね! ちょっとした言葉の端々に「上手いなあ」と思わせます。今後の展開が楽しみ!
そうそう、「踊る小馬亭」での歌、どうするのかなーと思ったら、フィドルの調べにあわせて早口言葉みたいな感じでやっていて、なるほど、と思いました。イアン・ホルム素晴らしい!
歌と言えば、サントラを先に聴いていたので知っていたとはいえ、サムが上手すぎるのには笑ってしまいます(笑)でもギル=ガラドの歌は思わず聴き入ってしまいましたが・・・サムが歌いやめた時にピピンが「やめないで!」と言うところとか、いい場面だよなあと改めて思ったりして。
という訳で、原作に近い世界を楽しんでいます。
でも、ひとつだけとても残念なことが。サントラを先に聴いて、とてもいい音楽なので楽しみにしていたのですが、なんだか音楽がかかる場面がとーっても少ないんですよね・・・
予算の問題かなあと思ってしまうのですが。時間的にもPJ映画のSEE三作分よりちょっと長いくらいで、この時間分の音楽をPJ映画並みに作るには、人的にも時間的にも莫大な予算が必要だろうなあと・・・残念ですが仕方ないですね。
でも、時々流れる音楽はやっぱりいいです。セオデンがちょこっと登場する場面では、セオデンのテーマと思われる音楽がちらっと流れ(これ死ぬ場面とか葬送の場面で出てくるはず)、アラゴルンのテーマはとても優しい音楽で、暖かな印象です。弦楽合奏中心の静かなアレンジもいいですし・・・やっぱりもう少したくさん流れてくれたらいいのになあ。
という訳で、ラジオドラマ楽しんでます!
コメント (2)
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「クリスマスキャロル」と「SHIROH」

2004年12月26日 | ミュージカル・演劇
21日に市村正親さんのソロパフォーマンス「クリスマスキャロル」を、22日には帝劇で新感線ミュージカル「SHIROH」を見て参りました。
まずは「クリスマスキャロル」。
4演目だそうですが、私は見るのは3回目になります。でもいろいろ細かいところは忘れているもので、楽しめました。さすがに覚えているところも多々ありましたが。
最近、キリスト教の説教くさい部分に反感を覚えがちな私なのですが(汗)市村さんが感極まって演じているのを見たら、素直にもらい泣きできました(笑)
あと、見るたびに思うのは、これ見てるとローストチキンとかプディングとか食べてみたくなるんですよね(笑)別に特に好きではないのに(笑)
そして、霧深い冬のロンドンの石造りの街に行ってみたくなるのでした。これって「ウーマン・イン・ブラック」でも(これも冒頭にクリスマスが出てきますね)「スクルージ」でも思うのですが。来年はついに行くことになりそうな予感ですが・・・(笑)
毎年クリスマスの頃には見たくなるお芝居の一つですね。
でも、私は本当は「スクルージ」の方が好きなんですけど・・・。毎年「スクルージ」と「クリスマスキャロル」を交互にやれるのなら「スクルージ」もやってくれるのかもしれませんが、「クリスマスキャロル」自体数年に一度になっちゃってますもんね。
市村さんは「スクルージ」よりも「クリスマスキャロル」が大事みたいだし・・・「スクルージ」が観たいよ~! と密かに叫び続けている私なのでした(汗)

続いては「SHIROH」。
帝劇に入ってステージの装置を見て、「帝劇のステージって大きいんだな・・・」というのを実感しました。或る意味、ステージの大きさを存分に使った装置だったような気がします。
テレビ画面が沢山置いてあって、面白いかなあとは思いましたが、ちょっと説明的過ぎてどうかなあと思うところが多かったです。
ストーリーですが、全く期待していなかったので、思ってたよりは面白かったなあと。
長すぎるというのはありますけどね・・・(汗)もうちょっと纏められたような気も。
ニ幕が長い、という意見が多いようですが、私は一幕が辛かったかな・・・(汗)
相変わらずバンド演奏のレベルは高くて、帝劇でこんなに上手い演奏を聴いたのは初めての気がしました(笑)まあ機材も違うのでしょうね。オケピの片隅にちょこっとアンプ置いているのと違って、きっとバーンとでっかいアンプ置いてあったりするのでしょう。
もしかして高橋ヨシロウさんを帝劇で観られたりするのかしら?! と密かに期待していたのですが(笑)残念ながらベースは別の方でした。
でもギターの一人がルークタカムラ(漢字変換できん・・・)だったのでびっくりでした。劇中でも楽しそうに舞台に出て来て弾いてましたね。
上川隆也の歌ってどうなの!? というのが一つの興味の対象だったのですが(笑)思ったよりも歌えていてびっくりでした。まあ「上手い」とは言えませんけど、演技の邪魔になるほど下手ではなかったです。声はいいし。唐沢寿明よりははるかに上手かった(笑)
うっちージャベールくらいは歌えてるじゃん、と思ったら「上川隆也のジャベールもあり!?」とわけのわからないことを連想してしまいました(笑)いや結構いいんじやないですかね、上川隆也のジャベール(笑)
殺陣が上手いのはさすがでしたね。カッコ良かったです。
最初は厚化粧だなあ・・・という印象だったのですが(汗)最後の方ではカッコイイと思えるようになっていたのは、演技力のなせる業でしょうか(笑)いや、結構上川隆也好きなんですよね(笑)
中川アッキーくんはさすがに歌上手かったですが、曲が「すごくいい」というほどでなかったので、さほど「ものすごく上手い」という印象にはなりませんでした・・・彼の歌聴きなれすぎなのでしょうか?(汗)
演技も、なんかいつも同じような役柄だよなあ・・・とちょっとつまらなくなって来たかも(汗)まあ本業の役者じゃないし、別にいいのでしょうが・・・
それとも、やはり脚本が今ひとつだったってことなのかな・・・
後の出演者では、江守徹の歌があれでしたが(汗)でもまあなんとか我慢はできる範囲だったかな・・・。しかし江守徹のHRなんてシュールなもの聴いてしまいましたよ(汗)
でもあの伊豆の守の役は美味しいよな、と思ってしまいました(笑)
誰が出ているかあまり知らないで観に行ったので、いきなり吉野圭吾が出ていてびっくり。彼らしい、「無駄に踊るキャラ」で頑張ってましたが、多分吉野圭吾を知らない新感線ファンの人たちにはあまりウケてなくてかわいそうでした・・・(汗)
まあ、最後死ぬところでウケてたので、良かったね、という感じでしょうか。あ、江守徹がアドリブを飛ばしまくっていたようなのですが、吉野圭吾はあんまり反応できなかったようで、後から「あんなアドリブにも反応できないような奴に任せて良いのですか!?」とか言われてウケてました(笑)
びっくりしたのはシローの親友役のゼンザが泉見洋平だったことですね~。若い子たちにまざって何の違和感もなかった! すごいよ!(笑)
最後に画面に出てくるキャストの名前を見て、結構東宝ミュージカルのアンサンブルで出ている人たちが多くてびっくりでした。うーん、やっぱり半分は東宝ミュージカルってことなんでしょうか。高谷あゆみさんだけはどうしても発見できませんでした・・・(汗)

さて、作品の内容なんですが、思ったよりは面白かったかなあと。
あの、大塚ちひろが演じていた「リオ」が何だったのか、というよりは、「リオ」の意図は何だったのか、とか色々考えられて面白かったと思います。
私としては、あれは四郎のトラウマに訴えるために少女の姿を借りた何者か(「神」とはっきり言ってしまうのは嫌ですね・・・)で、最終的にはいずれ死んでしまうキリシタンの人々の魂を皆「はらいそ」に迎えるためにシローを利用した、のだと思いたいですが。でも、大塚ちひろはもっと感情を持った感じでやっていたので、違うのかな・・・自分の説の方が面白いと思うのですが、個人的には(笑)
最後の原城の戦いの場面なんか、モロに「レミゼ」を連想させましたね。
でも、テレビの画面に現代の戦争の場面を同時に映すのはいかがなものかと・・・(多分湾岸戦争とか今のイラクの映像だったと)
当時の戦いではなかったはずの、砲撃の音とかで充分に表現されていたのではないでしょうか。
最近、トールキンが寓意を嫌っていたということの意味に開眼したので(笑)こういうのがとても気になるようになってしまいました(汗)

この作品、新感線初の本格的ミュージカル、らしいのですが、そんなに普段の新感線と違うの? という感じでした。
まあ私新感線は「天保十二年のシェイクスピア」しか見てないんですけど・・・(汗)(すごい上川隆也のファンみたいですが、友達がファンなんですよ~(汗))あれはかなり音楽劇だったので、余計に違和感ないのかもしれませんが・・・でもいつもあれくらいは歌ってるのでは?違うかな(汗)
朝日新聞の評でも「日本のオリジナルミュージカル」という視点で見ていたようなのですが、確かにそういう視点で見てみると、いろいろと思うところはあります。
日本ではよく「日本でもオリジナルミュージカルを」と言って頑張ってオリジナルミュージカルを作っている人たちがいますが、そういう人たちが頑張って作ったオリジナルミュージカルのレベルはあっさりと超えている作品でしたね。
妙な力が入ってないのがいいのかも。「日本のオリジナルミュージカルを」という考え方には、イコール「世界に出しても恥ずかしくないものを」という気負いがあるはずで、その妙な力の入り方が、かえって日本人が見ても面白くないものになっていたのかも・・・(単なる力量不足かもしれませんが(汗))
新感線は、自分たちがやりたいこと、そして観客が見たがっていることをストレートにやっているのであって、それがミュージカルという形を取っただけで、基本的には変わらないところが、普段の新感線のレベルを落とさずに、ああいう形での作品にできたのかなあと思いました。
ヴェネチア映画祭で金熊賞を獲ってしまった「千と千尋」は、宮崎監督は世界に出す気なんて全くなく作った作品だったそうですし、世界を意識して真似ることよりも、自分たちのスタイルを大事にして作品を作ることの方が大事かもしれないなあ、なんて考えすぎでしょうか(笑)
まあ、「SHIROH」が海外に出せる作品かどうかはちょっと微妙ですが・・・(汗)

という訳で、今年の舞台鑑賞最後の二連発のお話でした。
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