ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

今年のLotRコンサート総括(今年しかないけど・・・(汗))

2004年12月14日 | 指輪物語&トールキン
今日は海外ではSEE発売なんですねえ。でも、もし日本でも今日発売だとしたら、「まだ心の準備が~」というところだったと思うので、もう少し先で良かったかも・・・
なんとなく去年の今頃の日記を見ていたら、(そんな暇ないはずなのになぜか・・・(笑))去年の今頃は、海外のRotK公開直前で、でもまだTTTのSEEもじっくり見られてなくて、「終わらざりし物語」も出たばかりで、「公開2月で良かったかも」なんて書いてました。あまりに今年の状況と被るので笑ってしまいました(笑)
さらに一昨年は、これまたちょうどTTTのサントラを入手したばかりで、すっかりハマっていた様子を懐かしく思いました(笑)映画を観る前にサントラを聴きまくったのは初めての体験で、それもあって余計にTTTのサントラには思い入れがあって好きなのかもしれません。
とにかく今はまだコンサートの余韻にひたっていたい感じなので・・・ラジオドラマもそろそろ聴かないと後々のサイト更新のネタがなくなってしまうのですが、まだいいかな・・・来週辺りから臨もうと思います。

さて、今年はLotRコンサートを9回見た私ですが(汗)全部今年なんだよなーと思うとなんだか妙な気分です。ロンドンのコンサートなんてはるか昔のことのよう・・・
9回と言っても、ロンドン、ピッツバーグ、東京8月、東京12月、の4公演なんですが、正確には。
5月のロンドンは、どんなコンサートなのかわからず、ドキドキしながら臨んだものでした。
でも、期待しすぎていたのか、あちこちチェックするのに余念がなさすぎたせいなのか、実際には意外にあっさりと観てしまったのですよね。あちこちで泣いたりはしたのですが。
最大の原因は、ロイヤルフェスティバルホールの音響の悪さだったと思います。前の方の席だったら良かったのかもしれませんが、とにかく音が遠くて。ホールAの後ろの方と同じようなものだったかもしれません。でも、コーラスはすごく迫力ありましたけどね。サントラ以上に。
ソリストのマイク調整も今ひとつで、これはホールAの方が良かったくらいでした(汗)
演奏がサントラそのままの音だったのもかえって生で聴いている実感が湧かない原因になっていたかも。今思うとメチャクチャ勿体無い話なのですが・・・今聴いたらもっと大感動だったはず(汗)
でも、コーラスはサントラ以上の迫力で、感動したものでした。特に第二楽章はじめの「裂け谷のテーマ」は鳥肌ものでした。
少年合唱も素晴らしかったし。ベン・デル・マエストロくんのソロには、第四楽章以降シセルがソロを歌ってしまうのが勿体無いくらいでした。
フィドルやティンホイッスルなどの特殊楽器、(ディルルバが聴けたのはロンドンだけでした!)パーカッションもロンドンでしか聴けない演奏でしたね。特に、ボドラン(アイリッシュフレームドラム)のサントラそのままの音と、木の鬚のところのログドラムの大迫力、アイゼンガルドのテーマの鉄板の迫力(鉄板2枚使っていたのはロンドンだけでした!)は、本当に生で聴いて来られて良かったと思います。

7月のピッツバーグは、ホールが真っ当なクラシック用のホールで、本来あるべき生演奏のサウンドでLotRシンフォニーが聴けたのが本当に素晴らしい経験だったなあと思いました。1日目、2日目はもうボロ泣きでした(笑)3日目は席が悪くてあまり集中できなかったのですけれど・・・
ピッツバーグシンフォニーの演奏は、アメリカらしいというか、管楽器はちょっと華やかというか派手な印象で、上手いけれどLotRサントラにはなあ・・・という面もありました。でもタイプが違う演奏もまた面白かったですけれど。
弦楽器、特にヴァイオリンが素晴らしかったです。音響の良さもあったかもしれませんが。「一行の離散」の最初の弦楽器の音を聴いた瞬間に涙がどばーっと出て来たのには自分でもびっくりでした(笑)繊細で息が合っていて、本当に素晴らしい演奏でした。
あと、ホビット庄のフィドルをコンサートマスターが普通のヴァイオリンで弾いたのですが、これがまた良くて・・・。オリジナルのダーモット・クレハンの演奏以上の感動でした。
合唱はそこそこでしたが、8月の東京を聴いたら、全然上手かったなあと思いました(汗)
そして、音響が良かったことで、シセルの歌声がマイクを使っていながらも細かいニュアンスまで充分に味わえて、本当に感動しましたね。やっぱり音響は重要ですよ・・・

8月の東京のコンサートについては敢えて何も言いますまい(汗)シセルの歌がまた聴けて良かったなあと(笑)
一番残念なのは、ジョン・マウチェリーの指揮とショアの指揮をきちんと比較することができなかったということですね、今思うと・・・。ショアだったらまた違ったかもしれないけれど、マウチェリーだったから良くなかったというわけではないはずですから。せっかくマウチェリーの指揮を観る機会があったのに、残念でした。

そして今回のコンサート。多分最後のコンサートになるはずですが、最後にちゃんと感動できるレベルのコンサートになってくれて、本当に良かったです。
ショアが来てくれたのもやっぱり良かったですね。ステージの上と客席で、ショアとファンの気持ちが通じたように思えましたから。
多くの、サントラにそんなに興味がなかった人たち、初めてオーケストラを聴いた人たちにとっても、素晴らしい体験になったようで、本当に良かったです。

昨年秋くらい(たしか・・・)にシンフォニーのことを知って以来始まった私のLotRシンフォニーフィーバー(笑)もついに終わったかなあ、という感じです。まだDVDがありますけど。カナダでも来年まだやりますしね。
最後に日本で良いコンサートが観られたことで、有終の美を飾れたかなあと。色々ありましたが(笑)LotRシンフォニーには素敵な思い出をもらったなあと思う、今年の総括でした。(!?)
コメント (6)
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