ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

映画RotKで一番好きな場面は?

2004年05月14日 | 旧指輪日記
RotK上映もいよいよ終盤ですね。私はロンドン行きのおかげで? 明後日が見納めになりそうです。でも、あともう一回観に行けないかとあがいております(笑)
さて、いよいよ終盤なRotK、一番好きな場面は? と聞かれたら誰もが悩んでしまうと思います。人気投票好きな(笑)私もさすがに一つには絞れないなあ・・・と思っていたのですが、最近「これかな」と思うようになりました。
その場面とは・・・灰色港の馬車の中でのビルボとフロドです。指輪がもう一度見たいというビルボに「あれは失くしてしまったんです」と言うフロド。「それは残念」とフロドにもたれて眠ってしまうビルボ、そしてビルボに頬を寄せて目を閉じるフロド・・・実はこの場面で泣いたことは一度もないのですが、でも初めて見た時からすごく心に残っていました。まるでFotRを思わせる静かな美しい場面だと思います。ビルボが眠ってしまうあたりから静かに流れていた音楽が止まるのがまたいいんですよね。
なぜこの場面が一番好きという結論に達したかと言うと、まあ直感なのですが(汗)この場面が原作どおりだということなのかもしれません。原作にこのとおりの場面はありませんが、(裂け谷の会話が下敷きですが)全く原作どおりでなくても、原作の雰囲気を引き継いで、膨らませて美しい場面にすることもできるのになあ、と思わせる場面でもあります。
FotRにはこういう場面がたくさんあったと思います。だからFotRは好きだったんだなあ・・・
ここの次に好きなのは、冒頭のフロドとサムの会話です。フロドにレンバスを渡して自分は「レンバスはもう飽きちゃって」と言うサム、目顔で「サム」ととがめるフロド。そしてサムの「帰りの分です」という言葉になんとも言えない表情をするフロド・・・。ここはサントラも大好きでして。この場面は初めて見た時から、もうほとんど毎回泣いているのですが、ここも原作どおりなのが良いんですよね。
三番目は、滅びの山をティンホイッスルのメロディをバックに這い登り、そして力尽きて倒れるフロドの場面です。って、なんかフロドばっかりですねえ。
結局のところ、「指輪」の主人公はフロドなのだということ、だから本来の感動はフロドから与えられるべきものなんだなあと思う今日この頃です。PJ映画のフロド、色々とあれなんですけど(汗)やりようによってはもっと違ったフロドにできたのではないかと考えてしまいます。
コメント
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