阿弥陀堂

阿弥陀堂だより

阿弥陀堂はもともとあった建物でなく、映画のために建てられた、古い年代モノの古民家。
２００２年１０月東宝系列にて全国公開、南木佳士の原作「阿弥陀堂だより」を、小泉尭史監督が脚色、指揮をとった。
心の病を抱える女医・美智子（樋口可南子）と作家の夫・孝夫（寺尾聡）。都会での生活に疲れ、夫の故郷である信州の山里に帰郷した二人は美しい四季の風物の中で、素朴なかにも暖かい村の人々とのふれあい、そして９６歳の老婆・おうめ（北林谷栄）が口述する「阿弥陀堂だより」にほんとうの生きる喜びを見つけていく。。。。

目先のことにとらわれるなと、世間では言われていますが、
春になると、なす、いんげん、きゅうりなど、次から次に苗を植え、
みずをやり、そういう風に目先のことばかり考えていたら、
知らぬ間に九十六になっていました。
目先しか見えていなかったので、よそ見をして、
心配事を増やさなかったのが、よかったのでしょうか。
それが長寿の秘訣なのかもしれません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　映画「阿弥陀堂だより」より