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函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

狡猾な公益法人に脱帽

2008年09月21日 05時34分13秒 | 自治体
9月15日のブログで、元北海道副知事が天下った「北海道農業開発公社」の役員報酬のことを話題にした。
今日は、これの上を行く狡猾な公社の話題・・・。
さすがの団塊オヤジも脱帽した。

「北海道栽培漁業振興公社」の手口を紹介しよう。
同公社は、2002年度に自ら1億4千万円を増資し、道の出資比率を50%以下に下げていた。
出資比率が、50%以下になると北海道議会への報告義務がなくなる。

過日、北海道議会の質問で、この実態の一部が明らかにされた。
質問した議員は「指導基準逃れだ」と追及、北海道は「指導が不十分だった」と認めた。
北海道は、関与団体の透明性を図るため01年度に指導方針を策定。

北海道の出資比率が50%を超える団体に、監査体制の強化や役員報酬の公開などを求めている。
同公社は当初、50億円の基金のうち、北海道がちょうど50%の25億円を出資して運用されていた。
しかし02年度に運用益が減ったとの理由で、公社自ら積み立ててあった内部留保金を基金に組み入れた。

このため、北海道の出資比率は48・6%に低下し、北海道議会へ事業計画の報告義務がなくなった。
何のことはない、狡猾なOB達が知恵を絞って骨抜きにしたということだ。
北海道は、財源もないのに、補助金や出資金の大判振る舞いには、とてもご熱心。

とりわけ、公務員OBの天下り先へのバックアップには、ことさらに力を入れる?
公社のネーミングといえば「農業開発」とか「栽培漁業振興」とか・・・とてもグー。
おかげで、金はタップリあるから鼻息も荒くなる・・・内部保留の軍資金も半端じゃなさそう。

「北海道農業開発公社」の場合は、内部保留つまり貯蓄が84億円・・・。
なんじゃ、こりゃ?
そんなところに、毎年、更なる補助金?・・・どうなってんの、北海道。
狡猾な公務員は、天下り先で更に「狡猾DND」を蔓延させてくれる?

公社名に恥じないよう、真面目に農業振興、漁業振興に汗を流して欲しいものなんだが・・・。
北海道も、公益法人に金儲けさせることばかりが、お仕事でもあるまいに・・・とは思うのだが。
OBが天下った法人の面倒を見るのは、後輩として当然と勘違いしてはいまいか?

今頃になって「職員の天下り先再就職要綱」を見直すと言う姿勢も立派だ。
そして、そんなコップの中でばかりはしゃいでいるから、北海道の経済は、ますますおかしくなる。
綿々と官製談合は生き延びる・・・市井の庶民は、苛立ちを押さえて我慢するしかないのか。

来年は、北海道の財政指標も明らかになるようだが・・・。
そんなリッチな公益法人に毎年億単位の補助金を出す北海道の度胸だけは褒めておきたい。
さしづめ母屋でおかゆ、離れですきやきの北海道版か?・・・。

北海道が倒産したところで・・・「私は、あなたとは(懐具合が)違うんです」か・・・あ~あ。

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