仮運転免許証の取消処分

放射能についての考え方そのものが、なかなか理解できない・・・。
前首相が２７日、福島復興再生協議会に出席した際の言動である。
なんじゃ、この言動？そんな思考回路で、日本丸を操船していたのか？

あまつさえ、放射能汚染がれきや土壌の中間貯蔵施設を県内に設置する構想。
根回しもなく、突然の暴挙と言おうか、快挙と言おうか。
福島県知事は、困惑で目を白黒・・・気の毒過ぎる景色である。
やはりこんな心許ない船長は、ドロ船がお似合いであった・・・。

歴代首相で、これほどまで権力の座に固執する政治屋がいただろうか。
最小不幸社会を目指した男が、皮肉にも最大不幸社会を招いた。
政治の私物化という狼藉を働いて、挙句の果てに党を壊す勢いである。
国民にとっては、そんな男と巡り合ったことが、最大の不幸とも言える。

終焉を迎えつつあった中でも、最後の最後までグルメ巡りで超多忙。
腹イッパイ喰いまくるニュースも、いい加減にして欲しかったのだが・・・。
この男のいやしさには、ムカつきを覚えて実に腹立たしい。

振り返ればこの男は、国民のために、何をやった？
財政再建、景気回復、年金改革、公務員改革、ＴＰＰ等などetc。
なに一つ満足にやらなかったと言うか、できなかった・・・。

あれほどまでに絶叫調で訴えていた公約・・・。
震災復興とか、原発対策に政治生命をかけて燃え尽きる・・・。
確かそんなことも叫んでいたが、結局は、田舎芝居のワンマンショー。

やりたい放題の政治ごっこで国を壊した自民党・・・。
そんな政党に辟易した国民は、民主党に期待して政権交代を選んだが・・・。
ところがどっこい、今の政権は自民党よりも更にひどかった。

仮運転免許証のまま運転させるから、調子に乗って暴走してしまい・・・。
最後の最後まで迷言・珍言を連発した役立たずの政治屋。
こんな男に振り回された不毛の日々・・・。
この１年間は何だった？？思い出すだけで腹が立つなぁ～。

仮運転免許証は、８月３０日に総辞職でようやく取消処分！・・・。
よかった、ヨカッタ・・・ホッ。

あっ！と驚く為五郎

民主党の代表選では、バンリさんの圧倒的有利が囁かれていたが・・・。
土壇場で財務相に決定・・・あっ！と驚く為五郎？駄目五郎？
よりによって、円高対策も満足にできないこんなお方が？・・・ギョギョギョ。

財務相が、突然、色気を出して民主党の代表選に出馬・・・。
あれよあれよと言う間に、日本丸船長の指定席とは・・・驚きである。
大臣を辞めないで堪えてきた甲斐があった？・・・ホッ。

前回の八百長代表選？よりも有権者が少なく、党員の政治屋わずか３９８人。
８９３(逆数字)も顔負けする、仁義を貸し借りする世界がなまめかしい。
そんな少人数で、船長を決める代表選もおかしいと言えばおかしいが・・・。
国民不在の投票で、軽量級の船長が決まってしまう不思議な国である。

混戦を制したのは、「言うだけ番長」のせいじ君やバンリさんを押さえた男。
一郎さんに反旗を翻した票が、ドッと佳彦さんに流れたとも伝わる・・・。
ともあれ永田劇場は、どんな第２幕を見せてくれるのだろうか。

おそらく大連立などと叫んでいたら、早晩、火だるま？
「脱一郎路線」を推進したグループが描いたシナリオ通りになったらしい。
さすればこれは、挙党態勢ではなく、虚党態勢でないだろうか？
一郎憎し・・・この思いは、当分尾を引きそうな感じがする・・・。

鼻息の荒い団塊オヤジも、政治風刺で絶口調を持続したい。
言うだけ番長に対抗して、名付けて「書くだけ番長」。
緊張感に欠ける政治を、厳しく捉えて行くことにした・・・。

クソ暑い夏に溜飲を下げるには、これが一番のようでもある。

政治の真髄

理念なし、信念もナシ・・・それなのに見た目は政治家。
劇場では、首相辞任に追い込むため、野党の要求を丸呑みで法案成立。
国民の暮らしを守るどころが、自分の暮らしを優先させる。
随分おかしな話であるが、それが今の政治の真髄のようである・・・。

大辞林によれば、政治とはこうある・・・。
諸権力・諸集団の間に生じる利害の対立等を調整・統合する こと。
国家及びその権力作用に関わる人間の諸活動・・・とやや難しい解説。

そして永田町では、市井の生活者を尻目に代表選のお祭り騒ぎ。
メディアは、先行する財務相を持ち上げたものの、途中からは対抗馬をヨイショ。
前外相も政治献金みそぎが済んだと勘違いして？出馬表明・・・。

本命としての使命を果たし、船長の美味しい席を虎視眈々と狙う。
今日の代表選では、５人の政治屋が短期決戦で劇場を盛り上げるが・・・。
前外相、前国土交通相、経済産業相、財務相、農水相といずれも小粒。

戦いの中味は、軽量級の政治ごっこ、政治ショーの感。
しかし勝ち馬に乗りたいのは、いずこも同じ・・・。
せいじクンによる政治は実現するのだろうか？

それにしても偉くなったら、またまた官房機密費を遣いまくるんだろうか。
そのおこぼれをちょうだい・・・そんな思惑で擦り寄るメディアもいやらしい。
皆さん、せいぜいメタボに注意して、喰い意地を張って下さいナ。

それにしても、せいじ君のセイジ献金は、本当に大丈夫なのかなぁ～？
まぁ、誰が総理大臣になっても国民の暮らしが良くなる訳でもないが・・・。
代表は辞めるが、船長は辞めない・・・。

そんなサプライズだけは、ご免こうむりたい・・・。

カジノ議連の活躍

どうしてこんな発想になるのだろうか？・・・。
民主、自民、公明など超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟」。
略称をカジノ議連と言うらしく、会長は民主党衆議院議員のセンセイ。

いよいよ、カジノ導入に向けた基本法案をまとめた・・・。
「カジノ区域整備推進法」という立派なもの・・・。
２５日の総会で法案を正式決定・・・今秋にも国会に法案提出と意気込む。

法案の中身は、こんなあんばいのようだ・・・。
国は、地方自治体の申請に基づいて、カジノ区域を指定。
「カジノ管理委員会」を内閣府の外局として設置する・・・。

この委員会は、民間事業者に対する認可や犯罪監視を行う。
カジノで得られた収益の一部は、国や自治体が納付金として徴収。
使い道は、東日本大震災の復興財源にも充てる・・・。

東日本大震災の復興という言葉を口実に、ギャンブル場を建設。
そんなに復興を願うのであれば、被災地に造ればいい。
でもねぇ～、政治屋の言葉は、いつもまやかし・・・。

日本沈没の危機だというのに、博打奨励のお仕事ぶりが凄い。
賭場の売上げをピンハネとは、８９３顔負けの発想である。
そんな愚策しか思い浮かばない政治屋たちの、頭の中を疑ってしまう。

増税に加えて、庶民の懐からお金をむしり取る作戦だけは血眼。
こんな低次元の発想しかできない政治屋が、哀れに思えて仕方がない。
彼らの存在意義は、どこにあるのだろう？・・・。

自己責任を再考

放射性セシウムによる汚染牛肉問題で、こんな対応とは・・・。
福島原発事故を、甘く見ていやしまいか？

政府が、岩手・福島・栃木の３県で飼育する肉牛の出荷停止を解除。
そんな方針を固めた、と平然と流れるニュース・・・。
あたかも福島原発事故が、終息したような錯覚に陥るから不思議。

出荷停止指示は、福島が７月１９日、岩手が８月１日、栃木が翌２日。
輸入飼料は、外気に触れる状態で置かれていた・・・。
そして原発事故後、空気中のセシウムが漂って付着した可能性が高い・・・。

この実態を知った県は、改めて政府に出荷停止解除を要請していたらしい。
各県が策定した牛の出荷や汚染稲わらの管理計画の実施。
その結果、汚染牛の流通を防ぐ体制が概ね整ったと判断したとか。

早くも２５日には解除されて、消費流通ルートに乗った・・・フムフム。
解除後は、汚染稲わらを使用した農家は、牛の全頭検査を実施し・・・。
各県の管理計画に基づき出荷を進めるという・・・。

でもねぇ～、放射能に汚染された水もそこにあり、牛も飲むという現実。
大量の稲わらの屋内保管は物理的に無理、結局は、屋外に置かざるを得ない。
そこへ再び放射能が降り注ぐのでは？という不安は募る一方だ・・・。

更に福島県では、住民が自宅の放射線量を低減のために行う「除染」。
その方法等を書いた手引書・指針を作成するらしい・・・。
高圧洗浄機等で屋根や雨どい、壁面などを除染する作業。

加えて、庭の芝生の剥ぎ取り、土壌の入れ替え等も想定とか。
それに先だって、福島市内の住宅で除染作業をテスト・・・。
ニュース映像では、屋根や壁に高圧の水をかけ、これで除染と胸を張るが・・・。

しかし、ちょっと待って下さいナ・・・除染とは言うけれど・・・。
吹き飛ばした放射能は、住宅周辺に散らばっているだけでないの？
果たしてそんな甘い考えで、放射能の危険から逃れることができるのだろうか。

ましてや、放射能が燦々と降り注ぐ被災地・・・。
無色、無臭、透明で目に見えない放射能、その除染効果はいささか疑問。
情報操作に騙されて体内被曝・・・これも自己責任ということか・・・。

真相が知りたい

さっぱり分からん紳助問題・・・５年前のメールが、何でこうなるのだろうか？
三流メディアは、恒例のヤジ馬ニュースを電波に乗せてタレ流し。
煽りまくり勢いは半端ではなく、これでもか、これでもかと盛り上げる。

キャッチフレーズは、こんなあんばいで電波を駆使して激走する。
「芸能界と暴力団の深い闇…黒の交際の構図とは・・・。」
いかにも、人気芸能人と暴力団との付き合いが、「悪」と言わんばかり。

しかし真相は、もっと深いところにあるのでないか？あまりにもトットツ過ぎる。
本当は、暴力団との密接交際がバレて、引責引退ではないのでないか・・・。
そう勘繰ってしまうほど、違和感を覚えるこの事件。

警察の狡猾な動きが、見え隠れしてならない・・・とても気になる。
八百長相撲も、警察が捜査の過程で入手したものを漏えいした・・・。
最近の警察は、他人のメールを覗き込むのが趣味にでもなったのだろうか？

今回も事件化できないので、チクるという例のセコい手段？
芸能界をいじめて、退職警察官の天下り先開拓を試みて・・・。
５年も前の暴力団とのメール記録をリーク？まさかぁ～・・・。

そうは思いたくないのだが、メディアの活躍が先行して凄い！
人気芸能人を、あたかも犯罪者ように仕立てあげるストーリー？

なぜ今頃になって、表面化なのだろう？
メール情報を漏らした者の真の狙いは何だろう？
何が人気芸能人の電撃的な引退の引き金になったのだろう？

真相が知りたい・・・。

国盗り合戦・・・まさに佳境

茶番劇続きの政治劇場は、幼稚園の学芸会並みの風景。

元党代表に対する党員資格停止処分を見直すべきだという議論。
今頃になって、そんな話題が起きるのは、何故だろう・・・。
党員資格停止処分があった時に、どうして不服を言わなかったのだろう？

処分見直しを叫ぶ背景には、最大勢力グループの協力を得たいがためとも・・・。
そんな見え透いたことを画策しているのが、ポスト菅の候補者たちらしい。
指揮官としての資質もない政治屋が頑張るから、その姿は余計滑稽に見える。

そして元代表も、老害政治屋へ出馬を打診したというニュースが飛び込む。
自ら立候補もできず、自前候補を持たない元代表。
その苦衷はいかばかりか、察するに余りある次第・・・。

老害政治屋にも出馬打診を断られ、独自候補の擁立を断念。
ポスト菅の候補者たちは、秋波を送ったり送られたりの政治ドラマ。
出馬に限りなく傾いていた前外相も、遂に出馬・・・フムフム、そういうことか。

かくして国盗り合戦は、まさに佳境・・・いいぞいいぞ、頑張れ。
ポスト菅の政治屋たちだけが、気色ばんでいる次第。
しかしそんなものは、庶民にすれば、幼稚園児のはしゃぎに過ぎない。

一方、三流メディアと言えば、競馬の予想屋顔負けの大活躍・・・。
世論調査とかいう、勝ち馬の人気予想取材に走り回る忙しさ。
草競馬の勝ち馬予想、そんな仕事しかできない？メディアも情けない。

しかしねぇ～、こんな政治屋たちに日本丸の舵取りを任せて大丈夫？
またまた、ドロ船の航海を続けるのか？何年、航海するつもりだろう？
永田幼稚園の政治ごっこには辟易、タメ息ばかりの毎日が辛い・・・。

向こう１年間の茶番学芸会では、長過ぎて見飽きてしまう・・・。
役立たずのボロ船は、早く座礁沈没・廃船させた方が国民のため。
それなのに、やれやれ・おやおや、あら、まぁ～というたぐいの演芸が目白押し。

それにしても「平成の乱」を制して、指定席をゲットできるのは誰だろう？
学芸会の練習にお忙しい永田幼稚園の風景である・・・。

パブリックコメント募集中

またまた、良く分からない函館市のお仕事ぶりである・・・。

函館市の放漫経営がたたってか、民営化に向けて市有財産を売却予定。
長年、市民に親しまれてきた市営谷地頭（やちがしら）温泉のことである。
売却予定額が、約５億１千万円（税抜き）になる試算を明らかにした。

１０月には、譲渡先の事業者の公募を始め、来年１月にも売却先を選定。
額は、不動産鑑定評価額を基に算出、土地・建物を含めた最低価格となるとか。
売却の方針を打ち出した２００８年度には、売却額は簿価で約８億円。
業者からも高すぎるとの指摘があって、値下げしたとの声も・・・。

函館市は、１０月から提案型の公募を開始し、学識経験者を含む選定委員会で選定。
公募とした理由は、安定経営に向けて価格以外の要素を総合評価したいからだとか。
言うなれば、民のやることに公が首を突っ込んで温泉経営、その破たん処理である。

一方、８月１９日のブログで話題にした「函館アリーナ」構想では・・・。
２０１４年度オープン予定の新体育館に対するパブリックコメント（市民意見）を求める。
９月１日までの募集であるが、締切りが切迫という窮屈さ・・・。

ところで１０数年前、ＪＲ函館駅前の土地を１７億円ほどで先行取得した公社は・・・。
昨年あたりは、時価額を３～４億円まで下落させ、土地の有効利用も思いつかない。
市民の血税１３～４億円、それをドブに捨てた実績ある函館市である。

更に思い起こせば５年前、水族館建設構想で市民への説明会を開催。
行政の思惑とは裏腹に、多くの市民は反対意見で盛り上げた。
その結果、同水族館構想は泡のごとく立ち消えてしまった次第・・・。

このような実績を評価すれば、函館市のアリバイづくりに見えてしまう今回の募集。
だから、既定路線で計画が進んでいるのに、何をいまさらの感でいっぱい。
どうしても、うがった見方に傾いてしまうのである・・・。

過去の失敗を繰り返してはなるものか！意見の募集はするが建設は既定路線？
そんな巻き返しの心意気が、ひしひしと伝わってくる空気である・・・。
ほくそ笑むのは、談合企業と職員の天下り先を確保できる函館市？

市民の見えないところで、両者の思惑が一致？計画は着々と進行中？
市民への丁寧な説明が必要だと思うが、函館市にそんな気はあるのだろうか。
肝っ玉の小さいお役所仕事は、いつもシニカルに評価せざるを得ない・・・。

財政体力のない函館市、そんな自治体が「函館アリーナ」？
そんなのアリ～か？借金は２，０００億円を超えているはず・・・。
そして今年４月に初当選した市長は、カネがないのを知って真っ青だとか。

「函館アリーナ」構想は、勇気ある撤退のみ・・・ここは公約違反も良しとしよう。
背伸びをしたら、大やけどをする気がしてならない・・・。

原発事故の補償金

東京電力による補償金の仮払いが始まった・・・。

福島原発事故で、国から警戒区域などに設定された地域。
そこで農林業を営むことができなくなった避難者に対する補償である。
同電力の１５日の発表では、補償金９億７千万円を仮払い・・・。

これまでは、農作物の出荷制限に対する仮払いは行ってきたが・・・。
避難に伴う農林業の損害に対しての仮払いは、今回が初めてのようだ。
避難で米が作れない、家畜を処分した等に対する補償・・・。

福島県内のＪＡ等でつくる協議会からの請求に基づいたものらしいが・・・。
今年１２月末までを対象期間として、請求額の２分の１を支払った。
今回で仮払い総額は７８８億円・・・しかしこれとても氷山の一角。
今後は、本払いについて調整するというが、これまた底なしの景色である。

一方、現場の作業員は、８月２１日現在２,８９４人・・・約３千人が従事中。
そのうち、東京電力の社員はわずかに３７４人、大半は協力企業とか。

原子炉メーカーのＨ、Ｔなどのグループ企業と下請け。
高線量のがれきを移動させる無人重機の遠隔操作は、大手建設が主体。
高圧放水車での放水をはじめ、建屋カバーなども外部企業が担う。

ところが、事故発生当初の３人が被ばくした事故でも、企業名は公表していない。
メディアが、原子力危険・不安院に情報公開請求したものの、これも非公開。
企業の利益を害する恐れがある、というのがその理由らしい。

おまけに、協力企業の内訳や作業員の構成も集計できていない有様。
電気業界の覇者、東京電力が驕ってきた鼻っぱしの強い企業姿勢。
そのツケが、一気に噴き出してきている感がする・・・。

ツケへの対応も満足にできないのでは、心許ない限り。
補償の前に企業倒産？そんな心配が頭をよぎるが・・・。
損害賠償請求を踏み倒す構えでは？との物騒な話も伝わってくる・・・。

劇場御一行様をツアーにお誘い

どうして、こういう企画になるのだろうか？・・・。

今の東北が楽しめると銘打つ情報満載サイトでは・・・。
のんびり、ゆったり「東北の魅力を再発見する旅」。
キャッチフレーズは、こんな塩梅である・・・。

行こう出かけよう、東北を丸ごと楽しもう、東北を元気に！
歴史ある観光名所や温泉の数々、そんな魅力あふれる旅をしよう。
日本を、東北をみんな元気にする・・・花火大会＆夏祭り特集。

あなたの力が東北を元気に！参加しよう、ボランティアツアー。
必要なものをセット販売・・・ボランティアアイテム。

分かる、分かる・・・東北３県を元気にしたいその気持ち。
被災地の支援、食料産地の応援は、心が痛むほど分かる・・・。
しかしこれも所詮はビジネス、そんな冷めた見方も必要でないだろうか。

高いカネを払って放射能入りの空気を吸って、自然や歴史に触れる。
放射能に汚染されている食材の郷土料理や酒等など。
それに下づつみを打ち、観光名所巡りでドライブを楽しむ・・・。

私はとてもじゃないが、そんなツアーへ参加する気にはなれない。
放射能をイッパイ浴びまくろうツアーは、正気の沙汰とは思えない・・・。
復興という美名のもとにアノ手、この手の観光誘致合戦。

そんなツアーを奨めるならば、まず旅行会社が社員旅行で試してみてはどう？
ついでに旅行会社は、永田劇場御一行様へもツアー参加をお奨めする？

それにしてもなぜ日本の政治は、これから起きる悲劇と真摯に対峙しないのだろうか？
ツアーや国盗り物語を演じている暇は、ないと思うのだが・・・。

私には、今の緩すぎる政治姿勢が理解できない・・・。

放射能除染特別措置法

民主、自民、公明３党などが、仲良く語り合う放射能対策。
福島原発が、撒き散らしてくれた放射能で汚染されたがれきや土壌。
その処理に向けてまとめた特別措置法案の骨子案が明らかになった。

土壌汚染が著しい地域を「特別地域」に指定して、国が除染を行う・・・。
各党が賛成する委員長案として、２６日の参議院本会議での成立を目指すとか。
原案では同法による処理費用は、東京電力に請求するのを妨げないとしていた。

ところが骨子案は、原子力損害賠償法で東京電力負担の下に実施と明記。
メデイアは、より厳しい内容になったと東京電力に同情を示すが・・・。
そんなものは、当たり前の真ん中・・・企業を甘やかす必要は全くない。

「特別地域」は、福島原発から２０ｋｍ圏内で立入禁止の警戒区域を想定。
特別地域以外でも、土壌汚染が基準を超えれば「汚染状況重点調査地域」に指定。
がれき等が「特別管理が必要な程度に汚染されている虞がある」地域では・・・。
環境相が「汚染廃棄物対策地域」に指定して、国が処理する。

理解しにくいように、ことさら二重三重の言葉遠回し作戦を使う法体系。
除染とは何？特別管理が必要な程度に汚染されている虞がある地域とはどこ？
特別管理が必要な程度とは、どの程度？どれもこれもサッパリ分からん。
東北３県は、すべからく「汚染されている虞のある地域」に思えるのだが・・・。

除染の内容と言えば、こんなあんばいで至って呑気・・・緊張感ゼロ。
除染とは・・・放射性物質を汚染場所から除去し、放射線量を下げる作業。
拡散させないよう、土壌の表面を剥ぎ取ったり、汚染された植物を刈り取ったりする。
高い線量が確認された建物は、屋根や壁、雨どい、窓などを水などで洗う・・・。

某市の災害対策本部のマニュアルには、こうあるらしい・・・。
除去した（剥ぎ取った）土等は、原則として発生敷地内に一時保管。
のちに、最終処分場へ移動する・・・最終処分場って、どこにするのだろうか？

そんなものを、どうやって運ぶ？・・・日本の法律は、相変わらず難しい。
市井の生活者には、簡単に理解できない仕組みのようである・・・。

ＩＣカード免許証という曲者

アイフォーンの位置情報収集によって精神的被害を受けた・・・。
それを理由に米国では、その補償を求めるアップル集団訴訟が始まった・・・。
米アップル本社等を相手取り、１人当たり１００万ウォン（約７万円）。
２万６,６９１人を原告とする慰謝料請求訴訟・・・やることの大きい国である。

位置情報問題でふっと思ったのが、今流行りのＩＣカード免許証。
先日、自動車運転免許証を更新して、ようやくゴールドに復帰した団塊オヤジ。
講習時間は３０分で免許証を手にしたが、すぐさまアルミホイルで包んだ。

理由は、ＩＣカード免許証がそのままでは、Ｎシステムを持ち歩くのと同じとか。
警察裏金を告発した者に対する当局のマークは、厳しいと予測。
この世からお隠れするまでのマークを考え、位置は知られたくない・・・。

これで包めば電波を感知しないらしく、そのためのアルミホイル対策である。
ところで警察庁は、ＩＣカード免許証と呼んで、偽造防止という利便性を謳う。
加えてこの運転免許証は、国際標準規格に対応したものと胸を張る。

しかし実際は米国の要望だったらしく、おまけに同国では・・・。
遠距離から、運転免許証情報がスキミングされることが問題化。
警察庁も、至近距離に近づくと個人情報が読み取られる虞がある、と言う。

偽造防止のためなら、接触型のＩＣカードでいいはずとの指摘も頷ける・・・。
しかし実態は、個人の行動を把握することが可能になる曲者のようだ。
読み取られる可能性のあるものを仕込んだその答えは・・・。
遠距離から情報を読み込む必要があったからという指摘は、怖い話だ。

警察は、わざわざ、本籍地情報だけ印刷面から消しているが・・・。
実際の中身は、こんなに数多な個人情報が盛り込まれているとか。
本籍、氏名、生年月日、免許証の交付年月日・有効期間・種類・番号、顔写真。

ところが警察は、暗証番号を知られなければ、情報は読み取られないとする。
しかし今の日本警察の言うことは、にわかに信じがたい・・・。
いつのまにか街じゅうは、監視カメラ、Ｎシステム等など監視の目・め・メ。

監視ツールが街のいたるところに登場し、既成事実として罷り通る怖い現実。
暮らしにくい世の中になってしまったものである・・・。

クマった公務員のお仕事

本日の２題目は、函館の道南地方の話題・・・。

函館市から車で約１時間のところにある東大沼キャンプ場。
ここで１３日の夕方に、ひ熊１頭の目撃情報があった・・・。
その情報を受け、北海道の渡島総合振興局と（財）自然公園財団が活躍。

なんと４日後の１７日には、こんなキャンパーを守る仕事でご満悦・・・。
熊出没付近に熊侵入防止のための電気牧柵を設置した。
最悪の事態を考えれば、人的被害が極めて重大と判断しての緊急安全対策とか。

同振興局の主管課職員ら８人が汗して、２００ｍ×３０ｍの電気牧柵を設置。
約５ｍ置きに支柱を立て、間に３本の電線を張り巡らせ・・・。
電線の高さは、地表から２０Ｃｍ、４０Ｃｍ、６０Ｃｍとした・・・フムフム。

熊が出没しやすい夕方から明け方にかけては、電気を流すが・・・。
熊が触れると衝撃を受ける５千ボルト以上の強烈な電流だそうな。
おまけに牧柵は、北海道が所有するものを使ったと胸を張る可愛らしさ。

更に当局は、熊出没注意や生ごみを埋めない等の注意看板を設置。
キャンパーの安全確保が最も重要、しばらくの間は設置しておきたい・・・。
よく言うねぇ～、渡島振興局の皆さん、頭を冷やしたらどうだろう。

熊の出没する地区でキャンプ推奨、こんな馬鹿げた話があるの？
熊に襲われたら・・・こんなはずじゃなかった、という恒例の想定外の言いわけ？
普通は熊出没につき立ち入り禁止であるが、誰がキャンプをするというの？
せっかくだから、渡島振興局の皆さんで楽しい夏休みキャンプはいかが・・・。

こんな行政のおとぼけ仕事を、真面目くさって報道するメディアもメディアだ。
節電を煽っていながら、電流を流しっ放しという無駄・・・何たるこっちゃ。
こんなお仕事で給料を貰えるとは、何ともクマった公務員たちである・・・。

普通交付税の減収を憂う

国から配分される臨時財政対策費を含めた今年度の普通交付税。
なんと、本年度当初予算比で約７億３千万円の減収となった。
前年度比では、約１４億８，９００万円の減少である。

函館市財務部は、「人口減少が大きく影響した」と説明する・・・。
そして不足分は、基金の取り崩しでしのぐ考えのようだ。
しかし函館市長や取り巻き幹部は、頭を冷やすべきでない？

そもそも函館市には、基金がどれだけ残っていると言うのだろうか。
基金はほとんどゼロ、それなのにハコモノ行政にご熱心・・・。
市民体育館を取り壊して、６３億円の「函館アリ－ナ」新築構想。

合併特例債を使える年月も押し迫っているため、やや焦り気味。
一刻も早く基本計画を実施させたくて、そわそわザワザワ・・・。
しかし函館アリーナも市民の負担が２１億円・・・借金だけが雪だるま。

メインアリーナの観客席は、２～３千人収容を見込む・・・。
コンベンション（大規模な催し、集会）では、５千人の席を確保。
と言うことで、金もないのに描く夢だけは馬鹿デカい！

予想に反して客入りが少ない場合は、こんなあんばい？
見込みをはるかに下回るのは想定外、こんなはずじゃなかった・・・。
しかし福島の原発事故を見れば、そんなイベントではしゃぐ暇はあるのか。

函館アリーナが、市民にとって真に必要な施設なのか。
今どき、田舎のアリーナに５千人も集まるイベントはあるのか。
現実を直視せず、合併特例債目当てに熱くなると、おそらく失敗する。

今からでも遅くはない、市民を巻き込んだ議論をしたらどうだろう・・・。

舞い上がる政治屋

一人で舞い上がっているような、おめでたい財務相。
今度はテレビの討論番組で、はしゃぎまくったらしい。
デフレ脱却についての事故の考えを披露した・・・。

大震災という状況の中で復興需要をどうやって満たしていくか・・・。
そいいう観点からすると、まさに千載一遇のチャンスだ！
長引くデフレは、需給ギャップが原因・・・需要が足りなかったとする。

復興需要の拡大、それが経済成長に繋がると言いたかったようだが・・・。
大震災で避難生活、仮設住宅で不安な思いで暮らす被災者たち。
その気持ちを逆なでするような「チャンス」発言。

調子に乗る政治屋は、時として本音を見せる・・・。
この男も首相になるチャンスを自ら潰し、三流政治屋であることを証明。
どうしてこうも、節度のない政治屋が多いのだろうか。

政治を生業とする政治屋は、市民のために政治やってはいない。
自分の生活を守り抜くために・・・政治屋による、政治屋のための政治。
政りごとは祭りごと・・・所詮、お祭り・・・。

祭りだ、祭りだ！神輿を担いでわっしょいワッショイ！
夏祭りではしゃぐセンセイたちの掛け声が、やけに大きい・・・。
盆踊りの影響か？下らん踊りばかりを見せる永田劇場である。