放射能１．５京ベクレルの海

海は広いな～ぁ、大きいな～ぁ・・・歌だけならいいのだが・・・。
現実には、福島原発事故の放射能に汚染された海がそこにある。
そして日本原子力研究開発機構が、放射能の試算結果を発表。

海へ放出されたであろう放射能の放出総量が、１．５京ベクレル超。
東京電力が、推定発表した放射線量の３倍以上になるらしい・・・。
一・十・百・千・万・億・兆・京の「京（けい）」である。
団塊オヤジの頭は、あまりにもケタ外れの数字で大混乱。

そんな放射能に汚染された海で獲れた魚介類の数々。
東北３県の漁港では、タコ、カレイ、カツオなどを徐々に水揚げし・・・。
活況を見せるが、とてもじゃないけれど食べる気には到底なれない。

所管の省庁である農林水産省は、こんな心許ない説明でお茶を濁す。
検査機械が少ないし、詳しく検査すると鮮魚は傷んでしまう。
だから細かく調べきれない・・・おいオイ、正気なの？農林水産省。
おまけに今頃になって、福島沖の検査を強化するだって！

こうなれば、放射能で汚れた太平洋から獲れた魚が・・・。
ある日、突然に日本海産になったり？・・・あり得る話。
産地偽装が罷り通っている・・・そう考えて疑った方が賢明のよう。

それにしても、秋刀魚は食いたし、命は惜しし・・・複雑な心境。
でも冷静に考えれば、放射能が1．５京ベクレル超の海。
そんな海の魚介類は、ゴメンこうむりたいものである・・・。