政治屋の心意気

’１１年度予算が成立したが、一般会計総額９２兆４，１１６億円と過去最大。
ただ、１１年度予算の財源となる赤字国債の発行に必要な特例公債法案。
これは、野党の反対で成立のめどは立っていない・・・。

子ども手当など、政権公約の実行や社会保障費の増加で歳出が拡大。
新規国債発行額は４４兆２，９８０億円で、税収を上回る事態が続く。
特別会計の「埋蔵金」である宝の山探し・・・。
こちらは難航続きで、歳出との帳尻合わせは限界らしい。

センセイ方といえば、東日本大震災に心を痛めて・・・。
議員歳費を一人当たり３００万円削減することで合意。
非常事態のため、議員自らが模範を示す優等生ぶり・・・。

一方与党は、大震災の復興に向けて補正予算編成に着手するというが・・・。
その中味は、法人税減税や高速道路無料化などの見直し程度。
そんなヤワな取り組みでは、復興も心許ない・・・。

大震災復興財源確保は、火急の課題でありスピードが必要。
であるならば、議員定数や議員報酬をもっと大胆に削減・・・。
無駄遣い虫、金喰い虫は、この際必要ないのだが・・・。

政治屋は、被災地のために何ができるのか。
千年に一度の非常事態だ、知恵を絞れ、汗をかけ、働け！
政治家と呼ばれるに相応しい心意気を、是非とも見せて欲しい・・・。

プロ野球選手や芸能人は、ポンと１００万ドルの義援金等など続出。
であれば政治献金の大口寄付は、あってもよさそうなものだが・・・。
議員の月額報酬５０万円×６か月＝３００万円カット・・・。

政治屋の心意気は小せぇ、小せぇ・・・義援金をケチるなってば！

プルトニウムの怖さ

福島第一原発の敷地内の土壌からプルトニウムが検出された。
ごく微量である、と発表する電力会社幹部の顔色も冴えない。
この濃度は、過去の核実験の際、日本に降ったものと同等で・・・。
人体への影響はない、と気楽そうに語るが・・・。

別な関係者は、極めて憂うべき事態という・・・。
原発に詳しい人の話では、福島原発の３号機は水素爆発ではない。
実は臨界爆発であり、圧力格納容器はなくなっている・・・。
だから政府は、３号機真上からの写真を公開できないとも指摘。

東京電力発表の全データーは、嘘なのか？・・・。
３号機容器の地上部はなく、炉心は丸裸。
ＭＯＸ燃料は、爆発時に周囲へ飛び散ってしまったらしい。
そう理解すれば、電力会社幹部の冴えない顔も頷ける・・・。

線量が高いところでは、燃料の破片が散乱しており近づくと被曝する。　
建屋の中にあるのは、燃料の残骸と落下した使用済み核燃料棒。
それが、小臨界を間断的に繰り返して、くすぶり続けている・・・とか。

そして重要なのは、放射線量やセシウム、イオダインではなく・・・。
やはり、３号機から広がったとされるプルトニウム。
永遠に続く、このプルトニウムの体内被ばくという影響が怖いようだ。

半永久的に減らないプルトニウムは、超毒性の強い放射性物質。
亡くなった人が、火葬されても変わず減らない・・・。
企業や学者は、人災とかヒューマンエラーとか、簡単に言うが・・・。
そんな甘いものではないことだけは、確かのようだ・・・。

情報もいろいろ

福島第1原発2号機の建屋に溜まった水の放射能。
それを巡って誤った測定値を発表、大混乱が続く。
セシウムとかヨウ素、そして百倍・１千倍、１千万倍・・・。
団塊オヤジの頭の中も、交通整理ができず大混乱。

サンプルの水を採取して測定したが・・・。
セシウム１３４をヨウ素134と取り違えたとか、でも素人には？？の世界。
ガンマ線の特徴が似ていたとか、放射能は時間の経過に伴って減少する。
セシウムとかヨウ素・・・そんな化学専門用語で頭は痺れっ放し。

半減期が約２年のセシウム１３４、ヨウ素１３４は約５３分と短い。
その逆算した数値が、極端に高まった・・・結果、１千万倍は誤り・・・。
本来ならば、ヨウ素１３４が突出していることを疑問視すべきだったとか。

原発事故収束までの見通しに関しては、こんなあんばい。
何カ月、何年と言えるまで具体的な方策やスケジュールはない。　
損害賠償もさることながら環境汚染の収束は、半永久的に難しい。

すべからく後手後手、オタオタの電力会社と政治劇場・・・。
そして皮肉にも、あるサイトから、こんな情報を発見した。

「菅直人オフィシャルウエブサイト」なるブログ。
２００４年１０月２３日付けで、タイトルは「天災」・・・。
（中略）・・・・いま必要なのは、政権交代ではないか・・・。

７年前には、いまの政治をズバリ予測していた？
先を見る目が凄く、この情報はとても理解しやすい・・・フムフム。

難解な情報、分かり易い情報・・・情報もいろいろである。

就職支援戦線、異状あり

厚生労働省が行っている、若者向けの就職支援策。
この支援策は、内定を得られない学生や就職できない既卒者を対象。
５千人の参加を見込んだ厚労省は、１億８千万円の予算を確保。

新卒者の内定率が悪化する中、政府の雇用対策の一環である。
中小企業で実習に参加して貰い、就職に結びつけてもらう事業とか。
対象は、大学や短大などの卒業予定学生と卒業後３年以内の既卒者。

名称も「新卒者企業実習推進事業（新卒インターンシップ事業）」と豪華。
昨年９月から５千人の枠で募集を始めたが、応募したのは全国で２０人。
支援策の存在すらほとんど知られず、今年３月末で終了する・・・。

そして受入れ企業側には、１人１日当たり３，４００円の謝金を支払うが・・・。
これも実習生には支払われず、事実上のただ働き。
職を求める若者たちは、今すぐ就職したいはずだが・・・。

お役所は、極めて悠長な就職支援ばかりを打ち出してくれる。
若者の就職難に真摯な対応も感じられず、緩いお役所仕事。
中途半端な予算執行で一番いい思いをしているのが、彼らお役人。

それなのに不人気の理由は、事業開始が９月だったことが響いた。
学生が、インターンシップへ参加する夏休みに間に合わなかった。
役立ずの施策は惨たんたる状況らしいが、こんな言い訳に終始。
その原因を責任転嫁する言い方も、ずる賢さが漂い小憎たらしい。

それにしても今の政治は、就職難の若者たちに差し延べる手が緩すぎる。
このままでは、国の将来にとっても大変な損失・痛手になるのだが・・・。
かまけてのんき過ぎる政治には、苛立ちで一杯。

そこに来て東日本大震災の影響で、ハローワークは大忙しの展開。
就職内定取り消しなどを検討する企業からの相談が１００件近く。
慌てた厚労省は、全国５６か所のハローワークに特別相談窓口を設置。

内定取り消しを受けたり、就職が困難になった学生たちの支援に対処とか。
どうせロクな支援もできないのは、目にみえているのだが・・・。
またまた臨時職員を雇用して、忙しいふりをするだけ景色だろう・・・。

少年事件審判の流れ

今日は、もう一つの話題を書いておきたい。

ハイテクカンニングを敢行して逮捕された１９歳の予備校生。
京都地検は、偽計業務妨害の非行事実で京都家裁に送致した。
家庭裁判所の裁判官は、２４時間以内に少年と面会。

引き続き少年鑑別所に収容して調査する・・・。
これは少年法上、観護措置と言われる。
少年に対する、保護の必要性の是非を決めるものである。

成年の刑事事件は、検察官が起訴するかどうかを判断する。
しかし少年事件の場合は、成年と異なる・・・。
全ての事件が、捜査書類と身柄は一度、家庭裁判所に送られる。
全件送致主義といい、これを家裁送致という。

身柄を拘束されて家裁送致された場合は、殆ど観護措置が出される。
そして家裁送致後、家庭裁判所裁判官は調査官に調査指示。
これを受けて調査官は、少年の生活環境や非行原因、性格等などを調査。

各方面の調査を開始し、少年や親とも面会して話も聞く・・・。
もちろん、少年の家族の状態や交友関係も調査対象である。
その調査結果を踏まえて、裁判官に結果報告をする・・・。

ざっとこんな調査が進められるのだが、審判結果は如何に？
たかがカンニングで、少年を見せしめ的に逮捕？・・・。
おそらく保護観察処分か・・・そうしなければ、権力の体面が保てない？

これからの人生を台無しにした少年が、とても気の毒である・・・。

情報操作？

被曝で亡くなった方がいるらしいが、このニュースはいったい何？
福島第一原発の３号機で被曝した作業員について・・・。
検査をした千葉市の放射線医学総合研究所が、２５日夜に記者会見。

約２時間、くるぶしまで水に浸かった２人は、皮膚に異常は見られない。
しかし今後、やけどと同じような治療を行う・・・。
２千から６千ミリシーベルトの強い放射線を受けたと推定される。

だから３週間後までに、障害が生じるおそれがある・・・。
放射性物質による体内の汚染が認められる。
しかし、治療が必要なほどではない・・・。

一方、長靴を履いていた１人は、内部被ばくはない。
水に触れていないので、皮膚障害が現れるおそれはない。
食欲もあり、日常生活は全く不自由がない。

３人とも週明けまでには退院できると思う・・・。
なに、これ？そんな余裕があるの？
本当にない、ナイ、無いなのだろうか？嘘くさい感じもする・・・。

そんなニュースを流すメディアもメディアである。
永田劇場、マズゴミ、放射線医学のコラボレーション？
逃げろ！隠せ！嘘をつけ！の実況生放送に思えてならない。

昔の大本営発表に似てきて、疑惑は深まる一方。
事実を知らせて欲しいが、国民を舐めきって情報操作？
しっぺ返しということもあるのだが・・・。

放射能の数値

福島第一原発の事故が、次第に明らかになってきた。
放出放射能の推定量は、国際評価尺度で「レベル６」に相当。
米スリーマイル島原発事故はレベル５、それを上回る規模の事故。

局地的には、チェルノブイリ原発事故に匹敵する土壌汚染も出てきた。
放出は今も続き、周辺の土地が長期間使えなくなる可能性が大。
専門家は、福島原発の１時間あたりの放射性ヨウ素の放出率を推定。

事故発生直後からの放出量は、単純計算で３万～１１万テラベクレル。
テラはベクテルの１兆倍と言うが、それがどんな量なのか。
素人には、分からないので想像の域を出ないが・・・とにかく凄い。

チェルノブイリ原発事故では、約１８０万テラベクレルだったとか。
今回は、それに次ぐレベル６で数千～数万テラベクレルに相当。

そして福島原発から北西に約４０ｋｍの飯舘村では、こんな数値・・・。
土壌１ｋｇあたり１６万３千ベクレルのセシウムを検出。
１㎡あたりでは、３２６万ベクレルになるという。

チェルノブイリでは、１㎡あたり５５万ベクレル以上のセシウムを検出。
それが強制移住の対象となったのだが・・・。
その約６倍の汚染地域・・・想像しただけで震えが来てしまう。
おまけにセシウムの半減期は、３０年と長期だとか・・・。

飯舘村の１㎡あたりのセシウム濃度は、約１２００万ベクレル。
これは、チェルノブイリの約２０倍にあたる・・・。
ところが、政府も専門家も直ちに避難するレベルではない、という。
そう言う解説されても、イマイチ良く分からない・・・。

しかし、永く住むのなら土壌の入れ替えも必要ではないか、とも言う。
専門家の言う、土壌の入れ替えが物理的に簡単で可能なのだろうか。

セシウムとか、テラベクレルとか難解な用語が続くが・・・。
被曝で亡くなった方も出始めたが、ミリシーベルト単位の被曝量は嘘らしい。
実際には、1,000倍のシーベルトの単位という話もある・・・。

白血病、甲状腺がんという健康への影響等など、目に見えない恐怖。
不安は増幅される一方であるが、公式発表の数値も信用できない・・・。

地震酔い

車酔いや船酔いのほかに、「地震酔い」というのがあるらしい。
地震でもないのに、揺れているようなめまいやふらつきを感じる。
東日本大震災では、そんな地震酔いに悩む人が増えているとか。

今回の地震は、揺れの時間が長く、しかも大きな余震も続いている。
車酔いや船酔いと同じく、視覚情報と平衡感覚とのズレが原因。
ストレスも一因といい、「不安を和らげることが大切」・・・。

「また地震が起こるかも」「家族は大丈夫だろうか」という不安。
それらが、酔いを増幅させているとの指摘もある。
そして精神科医は、コミュニケーションを図ることが大事と言う。

冷たい水や温かいお茶を飲む等のリラックスの工夫。
深呼吸を・・・と専門家は言うが、被災者にはそんな余裕はない。
おまけに水、牛乳、魚、野菜等などの放射能汚染が、次々と判明。

放射能は、空中をさまよい、水道に混入、食物に残留し始めた。
直ちに影響はないというが、裏を返せば将来に影響が出る。
土壌汚染や海洋汚染などの問題は、深刻化の一途を辿る。

そこに来て東京電力の幹部は、とうとう認めたらしい。
安全だと言って来た原発の放射性漏れ数値は、死に至るレベル。
今までの発表は何だった？口からでまかせの嘘ばかり？

一方、自衛隊を暴力装置と言ったお方は、自衛隊を操縦？し・・・。
被災地や物資担当の官房副長官として頑張るという皮肉さ。

原発は、爆発や臨海に至らなかったため安堵してか・・・。
大連立を企むゆとり？が出たり、復興庁構想云々の閑話。
恒例の小田原評定に浸りっぱなしである・・・。

首相は、マスコミや国会答弁等にも、姿を見せない状態。
おまけに、目は虚ろのようだったが大丈夫かなぁ～。
地震酔いに遭遇してなければいいが・・・。

廃油ストーブ

函館市内でユニークな発明家と出会った・・・。
独学で廃油の再利用機を開発した農業経営者である。
開発機は、「若松式廃油ストーブ『フェニックス』号」という・・・。

天ぷら油、エンジンオイル等の廃油を燃やす。
その結果生じる熱エネルギーでお湯を沸かし・・・。
お湯は、ビニールハウス内の地面を這っている管を循環。

地球に優しい野菜づくりに大活躍という仕組みである。
灯油の高騰で悲鳴を上げる農業生産者も少なくない。
そんな同業者の言葉を一蹴するほどの優れたストーブ。

しかし多額の設備投資をしても、収益は思ったほどではない。
野菜の原価は安く叩かれるらしく、農業経営も大変のようだ。
その逆境にめげず、生産者の言葉は明るかった・・・。

いま大震災で大変な時でしょ、俺のストーブの出番なんだよ。
被災者にストーブで沸かしたお風呂に入って欲しいんだ。
しかし超多忙のため、その支援もままならない・・・。

このような環境や人に優しい心を持つ函館人には、正直言って驚く。
何がなんでも原発ではないことを学んだ１日でもある・・・。
特許登録をしたら？の呼びかけに、既に登録済みという答え。

おまけに、「若松式廃油ストーブ」を検索したら、こんなあんばい。
写真は、元気印で出番を待つミニトマトの苗であるが・・・。
甘さ２００％は、絶対に間違いない・・・保証する・・・。

言葉の重さ

本当にこの地震が起こってよかった、という言葉に一瞬？？
なんと、大阪府議選に立候補予定の現府議の発言である。
大阪府知事が、府庁舎の全面移転をトーンダウンさせている・・・。

だから事務所開きの挨拶で、地震のことに触れた・・・。
大阪には、天の恵みというと言葉が悪いが・・・。
本当にこの地震が起こって良かった・・・と言い放った。
言葉のまずさに気づいて、すぐ打ち消したが発言は消えない。

ところで、口禍を調べてみたら、あるわあるわ・・・。
①巧言令色鮮し仁（こうげんれいしょくすくなしじん）。
　口がうまくて、やたらに愛想のいい人は、本当は徳を持っていない。

②口と財布は締めるが得・・・おしゃべりと無駄遣いは、慎んだ方が得。
③口には関所がない・・・何を言うのも自由だということ。
④口は閉じておけ、目は開けておけ
　 言葉を慎む代わりに、ものごとをよく見て観察せよ。

⑤口に蜜あり腹に剣あり
口で優しかったり、うまいことを言うが、内心は陰険なことを考えている。
⑥口は禍の元（門）
口にしたことで失敗を招くことあり、話す時は十分注意。

ほかにも、雉も鳴かずば打たれまい、口故に身を果たす。
はたまた、三寸の舌に五尺の身を誤る・・・などと続く。
昔の人は、いい諺を残してくれたとつくづく思う・・・。

頭のおかしな政治屋が、国を壊しているような景色にも見える。
まもなく統一地方選挙が始まるが、ものは考えよう・・・。
役立たず政治屋たちを、大掃除する絶好の機会でもある。
　
余計なことを口にして災難・・・自重したいものである。

官邸発の事故情報

インターネットのサイトに、「首相官邸災害対策のページ」が登場。
クリックすると、こんな感じである・・・。

●福島県産の原乳と茨城県産のホウレンソウについて
「食品における放射能検出に関するお願い」として・・・。
消費者担当大臣メッセージが、消費者庁HPに掲載されたとの案内。

●福島第一原発から半径20km～30km圏内の方へ
「屋内退避」エリア内での生活についてを詳述・・・。

●東北、関東の方へのサポートはこんな感じ・・・。
雨が降っても、健康に影響はありません。ご安心ください。
場合によっては、雨水の中から高い数値検出の可能性はある。

自然界にもともとある放射線量よりは、健康には影響がない。
レベルの、極めて微量のものであるとの認識らしい。
「心配ない範囲内である」という内容のダメ押しを忘れない。

次のような配慮をすれば、さらに安心・・・ともたたみかける。
①　急ぎの用事でなければ、雨が止んでから外出。
②　頭髪や皮膚が、あまり雨で濡れないようにする。
③　頭髪や皮膚が雨に濡れても心配はない・・・。
　　 しかし気になる場合は、念のため流水でよく洗う・・・。

こんな緩いニュースに付き合っていたら、今度はこんなあんばい。
休会状態にあった国会は、本格的に動き出すが・・・。
それも焦点は、子ども手当を６か月延長する「つなぎ法案」。

何を考えているのかねぇ～、日本の政治は・・・。
暇があるのなら、被災地へ救助出動したらいい。
もっとも政治屋たちには、放射能を浴びての仕事。

危険を冒してまで仕事に専念、そんな度胸はあるまい・・・。

奇跡の生還

暗く鉛のような気分の毎日であるが、今日はホッとする話題。

東日本大震災で奇跡とも言える生存者がいた。
３月２０日午後４時ごろ、宮城県石巻市門脇町で・・・。
捜索活動中の県警石巻署員が発見。

倒壊した民家のガレキの下で男女２人が生きていた。
救出されたのは、８０歳のお婆ちゃんと１６歳の孫。
なんと、東日本大震災発生１０日目である・・・。

お婆ちゃんと孫は１１日午後に２階の台所で食事中・・・。
地震と津波に遭遇、家が崩れて冷蔵庫などが倒れた。
ところが、幸運にも狭いスペースが生じて、そこで過ごす。

そして２人は、冷蔵庫や台所にあった食料を食べ繋ぐ・・・。
ヨーグルトやコーラ、水などでしのいでいたと言う。
そして、濡れていなかった毛布を活用して寒さに耐えた・・・。

食べ物と水、毛布が味方して、脱水症状や軽い凍傷だけらしい。
それにしても、生きることへの執念がすごい・・・真似できない。
おそらく私なら、途中で心が折れるであろう・・・。

４度目の挑戦

これまでに「三度目」を話題としていたが、今日は「四度目」のお話。
地震と原発事故のため、投稿が遅れていたがこの辺で・・・。
ほかならぬ、４選で頑張る予定の知事さんを書いておきたい。

出るとか出ないとか騒いでいた、東京都知事の出馬・・・。
４選はふざけてるとか、高齢者が政治家なのは老害とか。
確か、自らそう言っていたはずだが、いきなり出馬宣言。

ずるいと言おうか、メチャクチャと言おうか。
選挙は後出しジャンケンが、断然有利とよく言うが・・・。
「おやじが出なかったら腹を切る」と言う息子の情で心が揺れた？

もう少しピリッとした人間が、ピリッと議論して出てきてくれたら・・・。
喜んでバトンタッチするのだがと語り、都政の混乱を心配のようだ。
候補予定者からは、国家観が見えにくいとか・・・。
社会工学的に東京の存在感が、分かっていないと難しい注文。

知事の言うのに日本の命運は、この数年間で決まるらしい。
だから、自分の出馬も当然と言えば当然？
身命を賭して最後のご奉公の決意のようだ・・・。
国家破綻の危機感を吐露し、高揚感を漂わせる。

やはり政治は、魑魅魍魎の世界である・・・フムフム。
そんな世界に、千年に一度の地震が大パンチ。
４選出馬決意を大歓迎・・・知事さん、ここは堪えどころだ。

首都圏沈没の危機でもあるから、気合いを入れて頑張れ！
ヘルメットをかぶって緊急出動！ひるまずに猛ダッシュ！
と言うことで、体を張って汗していただきたい・・・。

まずは、老害のお手並みを拝見したい・・・。

シーベルト

本日３題目の投稿・・・。

どうも政府やマスコミのいう放射能の数値が、イマイチ理解できない。
インターネットを彷徨っていたら、中部大学の竹田邦彦氏のサイトに辿り着いた。
以下は、同氏の解説を引用して要約したものである。

放射線の強さを示す「シーベルト」には、４つあるが・・・。
①１年間　②１時間　③白血病となる　④瞬時に浴びる・・・とに区分。

①　普通の人は、１年間に１ミリシーベルトまで（自然放射線を除く）。
②　政府の発表やテレビで報道しているシーベルトは、１時間あたり。
　　 だから１ヶ月チョイ（４２日）住めば、それを千倍する必要がある。

③　白血病になるのは、約４００ミリシーベルト。
　　 これは１時間でも１年でもなく、そのまま生の数字である。
　　１時間４００マイクロシーベルトのところに１時間いてもＯＫな計算。
　　 しかし、１ヶ月あまり住んでいれば白血病となる。

④　レントゲン撮影を受けると、６００マイクロシーベルトの放射線。
　　 これは瞬時であるが、「ミリ」と「マイクロ」に注意・・・。

４シーベルトで死、４００ミリシーベルトで白血病。
年間１ミリシーベルトは、法律で定められた限界・・・。

ところで、福島原発２号機から放射線が漏れた時、官房長官が発表。
それは、１時間に４００ミリシーベルトという数値である。
だから、そこに１ヶ月チョイ住めば４００シーベルトになり、もちろん死亡。
その１００分の１で死亡するのだから、１日そこにいたらその日に死亡。

文部科学省が３月１６日に発表した福島原発から２０キロ地点の数値。
福島県浪江町周辺の放射線は、１時間３３０マイクロシーベルト。
そこに１ヶ月チョイ住んだら３３０ミリシーベルト・・・白血病に近い数値。
これをメディアは、「安全な放射線」と言って憚らない・・・。

政府やマスコミは、福島原発から２０ｋｍのところの放射線は大丈夫。
３３０マイクロシーベルトだから、胃のレントゲンの２分の１という言い方。
しかしこれは、そこに１時間しかいない人を言っているに過ぎない。

被災者は、長期間の避難生活を余儀なくされている・・・。
大丈夫と言うのなら、首相や官房長官が住んでみればいい。
被災者をすぐに別な場所に避難させるべきだが・・・。

それすらしない政治には、苛立ちを通り越して怒り心頭である・・・。

ACジャパン

本日は、２題目の投稿・・・。
テレビの広告、ACジャパンのCM放送に思うのだが・・・。

「東北地方太平洋沖地震」に際して、社団法人ACジャパンが活躍。
現在、民放テレビ・ラジオ各局において、震災の報道の合間に・・・。
ACジャパンのコマーシャルが、だくだくとタレ流されている。

未曾有の大惨事となった今回の大震災。
多くの企業が、自社のコマーシャル放送を自粛。
代わって、ACジャパンのコマーシャルが放送されているためだ。

このコマーシャルは、非常時対応のものに作られたものではない。
それなのに、延々と流し続けるこのコマーシャル。
民放は広告料増収で大喜び？、ＮＨＫは収益ダウン？

ACジャパンでは急遽、応援臨時キャンペーンCMを企画・制作中。
テレビのない避難生活を余儀なくされている被災者。
そんな人達向けにコマーシャルを作って、誰がみるのだろうか。

表向きは、広告活動を通じて支援活動を続けて行くというが・・・。
突き詰めれば、大震災に便乗する三流メディア商法を支援？
そんな企業の暮らしを、広告料でシッカリと支える・・・。

物心両面よりも、「モノ、金」を優先させるべきでないだろうか。
支援する人たちや支援の中味が、ちょっと違うような気がする・・・。