クレージー過ぎる震災復興

果たしてこんなことで、大震災の復興が期待できるのだろうか。
東北各県は、隣接県でがれきの受け入れを行っているらしいが・・・。
東京都でも、岩手県のがれきを受け入れ処理する協定を結んだ。

１０月下旬からは、宮古市のがれきなどの廃棄物１千トン。
これを鉄道で都内の民間破砕施設へ輸送して処理・・・。
その後、東京湾の中央防波堤で埋め立てる計画・・・驚きである。

このがれきからは、６８．６Ｂｑ／１ｋｇの放射性セシウムを検出したほか・・・。
同市周辺のがれき処理の焼却灰からも１３３Ｂｑ／１ｋｇのセシウムを検出。

国が災害廃棄物の広域処理で定める焼却灰の基準値は、８千Ｂｑ／１ｋｇ。
それを大幅に下回っており、健康への悪影響や拡散の心配はないとする。
どこからか借りて来た「心配ない」という言葉が流行のきざし。
本当に東京都の判断は、正しいのか？・・・。

都と（財）都環境整備公社、岩手県の３者協定で、処分業者は民間から募集。
更に状況を見ながら、１万トンのがれきを追加で受け入れる予定もあるとか。
なんとも太っ腹な東京都・・・都民を放射能づけにする気か？・・・。

そこに来て、環境省も福島県のがれき処理を始めるらしい。
１０万Ｂｑ／１ｋｇの放射性物質も処分場に埋立可能とする方針。
がれきの対象は、２０ｋｍ圏外が主になるらしいが、多くの専門家は・・・。
そんな愚策には、疑問を呈する意見も多いようだ。

そんな危険を冒してまで、運搬・埋め立てとか焼却とは・・・。
放射能を撒き散らして震災復興とは、何たることだろう。
クレージー過ぎやしまいか・・・やれやれ。

やはり震災復興は、談合屋たちが喜ぶだけの施策のようである・・・。

膨らむ増税の夢

民主党の言うだけ番長こと政調会長は、相変わらず元気印。
視察先の盛岡市では、１１年度第３次補正予算構想を披露。
政府原案の１１兆円規模から、更に増額を目指す方針。

大震災復興経費を上積みして盛り込む・・・と威勢のいい話。
一方、どじょう首相は、旅行先のニューヨークで記者団に語った。
大震災の復興財源を賄う臨時増税は・・・。

法人税、所得税のほか、たばこ税も選択肢として残しておいていい。
地方税は、負担をいただく部分も出てくるかもしれないとして・・・。
第３次補正予算案は、野党の意向を踏まえて進める意向。

衆院解散・総選挙は、少なくとも今はやる時期ではない。
経済情勢も不安定感があり、復興のために政治空白を作るべきではない。
そう言いながらのアメリカ旅行、そして旅先での増税構想。
自己矛盾のような景色である・・・。

しかし財源は、専門家に言わせればこんなに余裕があるらしい。
今年度予算で決定済みの国債日銀引受け枠が３０兆円。
その未使用分が１８兆円、決算剰余金３０兆円と続き・・・。

国債整理基金特別会計１０兆円、労働保険特別会計５兆円。
日本郵政株５～１０兆円、日本たばこ産業株２兆円の売却等など・・・。
これらを当てれば、復興財源は、少なくても７０兆円以上確保できるそうな。

それなのに、増税の夢ではしゃぎまくる政調会長と首相。
専門家は、あえて増税するなら、富裕層への増税で税収増を図れと言う。
天下り官僚、退職金５億円の東京電力社長等など。
大企業幹部たちをターゲット・・・フムフム・・・。

これを実践すればどじょう人気のウナギ上りは、間違いないのだが・・・。

ＰＳ
「恥さらし」の本は１，８００円（税別）ではなく、１，７８５円（税込）に訂正。

放射能汚染の米や牛乳が登場

いよいよ放射能汚染米の実態が、あきらかになってきた。
福島県二本松市の「ひとめぼれ」から、放射性セシウムを検出。
暫定規制値（５００Ｂｑ／１Ｋｇ）と同じ数値・・・。

結果を知って、驚き慌てる福島県・・・。
そして県では、同市を初めて「重点調査区域」に指定した。
出荷可否の判断をする本検査、その検査地点を増やして解明を急ぐ。

遅ればせながら、二本松市の本検査地点を・・・。
当初予定の約４０から３００か所に大幅に増やす方針。
しかし水田の土壌からは、既に３千Ｂｑ／1Ｋｇのセシウムを検出。

国は、土壌から米にへ吸収されるセシウムの移行係数を試算し・・・。
５００Ｂｑ／1Ｋｇを超える米はないと予測したが、それはあくまでも計算上。
かくして放射能汚染被害は、拡大の一途を辿るばかり・・・。

何かの間違いではないか、と不安を増幅させる稲作農家。
そして農業関係者からは、風評被害を懸念する声も出始めた。
原発がなければこういうことにはならなかった、と怒る住民も・・・。

辛く、悲しく、厳しい現実を突きつけられる生産者。
二本松市長は、本検査で規制値を超えれば、市場へは流通させないと・・・。
全力で汚染米流通を阻止する姿勢を強調するが、可能なのだろうか。

メディアと言えば、県産米の風評被害が強まるのは必至と他人ごと。
汚染米という現実を、風評被害という言葉にすり替える無責任さ。
県民は遠くへ逃げれば良いのだが、故郷を捨てきれずそのまま留まる。
そして、体内被曝という危険と隣り合わせて暮らす・・・気の毒過ぎる。

一方、子どもたちが、毎日飲んでいる牛乳からもセシウムを検出。
東京都内の学校給食に出している牛乳も大騒ぎである・・・。
放射能の危険が、じわじわと忍び寄る・・・。

セシウムは筋肉に蓄積し、ガンになる可能性が大・・・。

「恥さらし」という本

すごい本が、まもなく出版される・・・。

９年前の２００２年７月、現役の道警警部が逮捕された。
容疑は、覚せい剤使用、同営利目的所持、けん銃不法所持である。
社会を震撼させた男は、稲葉圭昭（よしあき）氏（以下、敬称略）。

その稲葉が、長い刑期を終えて社会復帰していたが・・・。
沈黙を破り、ついにベールに包まれた事件の背景を書籍として上梓。
１０月６日、「恥さらし」というタイトルで講談社から全国一斉に発売。

警察官でありながら、けん銃等を不法に所持・・・。
更には、大量の覚せい剤を所持、そして大口での密売や自己使用。
そしてメディアは、前代未聞の警察不祥事と大々的に取り上げて連日報道。

彼を逮捕に追い込む供述をした男は、札幌拘置所で謎の自殺。
その直前には、監察官の取調べを受けていた稲葉の元上司も・・・。
札幌市内の公園内トイレ内で自殺・・・と驚愕の連続。

事件は、大量の覚せい剤押収等などで目まぐるしい展開を見せたが・・・。
道警の情報操作？が功を奏したのか、詳細は霧の中。
しかしこの事件は、警察裏金問題を見過ごして語る訳にはいくまい。

捜査協力者いわゆるＳ（エス＝スパイ）から、確度の高い情報を獲る・・・。
そのために使うべきはずの捜査費（国費）や捜査用報償費（都道府県費）。
それがいつの間にか、幹部が勝手に費消できる美味しいお金に変貌。

飲み食いはもちろん、署長ら幹部のお小遣いにまでなる不思議さ。
そして、組織から情報提供謝礼を思うように貰えない稲葉は・・・。
Ｓを繋ぎ止めるために手を出したのが覚せい剤・・・ヤバ過ぎた。

それにしてもヘタな警察ドラマよりも、はるかに中味の濃い本・・・。
おまけに「市民の目フォーラム北海道」の代表も、事件の背景を詳述。
同ホームページの「警察関連ＮＥＷS」コーナーでは、こんな広報を展開中。

と言うことで、皆さんも１０月６日には、書店へレッツ・ゴー！
税込１冊1,785円、是非、読んで下さいナ・・・。

函館ハーフマラソンのお手伝い

千代台公園陸上競技場をスタート＆ゴールとする函館ハーフマラソン。
比較的平坦な走りやすいコースで、団塊オヤジも２度の完走経験を持つ。
函館山や津軽海峡を眺めながら、市街地の風を切って快走？

南北海道最大のスポーツイベントとして定着し、今年で第２１回目。
そして今回は、マラソンのボランティアとして関わってみた・・・。
９月２５日（日）は快晴に近く、マラソンとしては最高の天気。

事前に受け取ったスタッフジャンバーや帽子を携行して、指定場所へ・・・。
指定された配置は、１５Ｋｍ地点あたり・・・。

午前９時５０分スタートだが、立哨地点は車の往来も途絶えた。
時間を持て余して、ボランテイアの帽子を記念撮影・・・パチリ。
そしてコースの海岸通りも・・・車が走らない道路は異様な絵。

４０分ほどして白バイ先導のトップグル－プが５人やって来た・・・早い。
後続の市民ランナーは、しばらく見えず・・・１０分ほどしてボチボチ。
かな～り経ってから、市民ランナーがドタドタ、バタバタ。

まぁ、写真を写す余裕のあった今回のボランティアの任務。
団塊オヤジも再び挑戦してみたい衝動に駆られて気分が高揚する。
リタイヤする者を収容するバスが４台ほど、ランナーの後から続く風景。

疲れきって走る姿が、昔の自分に重なって見えてきた。
俺もあんな恰好で、今まで走っていたのか？・・・。
そう思ったとたん、挑戦する気も失せてしまい・・・ガックリ。

スポーツの秋とは言うが、この歳になってのスポーツは・・・。
無理をしないでほどほどに・・・が肝心のようである・・・。

放射能１．５京ベクレルの海

海は広いな～ぁ、大きいな～ぁ・・・歌だけならいいのだが・・・。
現実には、福島原発事故の放射能に汚染された海がそこにある。
そして日本原子力研究開発機構が、放射能の試算結果を発表。

海へ放出されたであろう放射能の放出総量が、１．５京ベクレル超。
東京電力が、推定発表した放射線量の３倍以上になるらしい・・・。
一・十・百・千・万・億・兆・京の「京（けい）」である。
団塊オヤジの頭は、あまりにもケタ外れの数字で大混乱。

そんな放射能に汚染された海で獲れた魚介類の数々。
東北３県の漁港では、タコ、カレイ、カツオなどを徐々に水揚げし・・・。
活況を見せるが、とてもじゃないけれど食べる気には到底なれない。

所管の省庁である農林水産省は、こんな心許ない説明でお茶を濁す。
検査機械が少ないし、詳しく検査すると鮮魚は傷んでしまう。
だから細かく調べきれない・・・おいオイ、正気なの？農林水産省。
おまけに今頃になって、福島沖の検査を強化するだって！

こうなれば、放射能で汚れた太平洋から獲れた魚が・・・。
ある日、突然に日本海産になったり？・・・あり得る話。
産地偽装が罷り通っている・・・そう考えて疑った方が賢明のよう。

それにしても、秋刀魚は食いたし、命は惜しし・・・複雑な心境。
でも冷静に考えれば、放射能が1．５京ベクレル超の海。
そんな海の魚介類は、ゴメンこうむりたいものである・・・。

秋の異変

秋の味覚やスポーツを楽しむべきシーズンなのだが・・・。
東北や関東地方では、異変が起きている・・・。

福島県では、観光客向けのマツタケ狩りを中止。
キノコは、国の暫定規制値を超すセシウムを検出して出荷停止。
特産の梨は、放射能物質の濃度を表示して販売する涙ぐましさ・・・。
山形県下では、郷土料理「芋煮」の具材を牛肉から豚肉に変更。

そして秋の味覚を楽しむはずの異変は、近隣県にも広がる・・・。
ワカサギ釣りで有名な群馬県の沼では、ワカサギからセシウム検出。
釣り解禁は延期と言うが、永遠に延期した方が良いのかも知れない。

水戸市では、野生のイノシシの肉から規制値を超えるセシウム検出。
茨城県下の小学校では、ブルーシートを敷いて運動会。
なんと、放射能の汚染土を避ける配意の玉入れ競技等など。

福島県の産業廃棄物焼却施設では、焼却灰のセシウムが基準超。
１０万ベクレル/１ｋｇ以下の基準が、１４万４２００ベクレルと高数値。
更に福島、岩手、千葉の３県５施設の焼却灰も同様に高濃度。

それなのに、放射能は沈静化した錯覚に陥る長閑な日本。
そして東北地方は、ガレキ処理で談合屋が跳梁跋扈・・・。
放射性物質を含むゴミは、どこでどうやって処理するのか？

とても気になるが・・・秋が来て、冬が来て、そして春を迎える。
ガレキや木くずを処理した後は、被災地跡がきれい、すっきり？
でも焼却灰に含まれる放射能は、これからも燦々と降り注ぐ現実。

と言うことで喜ぶのは、談合屋たちとその取り巻きだけのようである。
これで震災復興と言うから、何をか言わんやである・・・。

日本蔑視番組への抗議

「ＪＡＰ１８」が、大きな問題に・・・。
某テレビで放送されているドラマ番組の中に日本を罵倒する一場面。
雑誌をゴミ箱に捨てるシーンで、雑誌の表紙には「ＪＡＰ１８」・・・。

ＪＡＰ（ジャップ）とは、日本のことであり、ジャップと呼ぶのは蔑称。
更に「１８」が大問題・・・韓国では「シッパル」と発音。
似た発音で「シッバル」というものがあるが、意味するところは・・・。
「この野郎」とか「Ｆuck you（くたばれ）」 いうことらしい。

国民が、このように日本を蔑視した番組に対して怒るのは当然。
そして矛先は、テレビ局ではなく、広告スポンサーに向かった・・・。
そのため「●●●●の梅酒」は、スポンサーを降板したらしい。

そして主婦らの怒りは、洗剤企業にも向かう。
この企業も同テレビの大手広告スポンサーの一つ・・・。

ということで怒りのデモ行進は続くが、その企業の所在地は・・・。
皮肉にも、東京証券取引所や証券会社が集中する証券の街。
証券会社は、洗剤の不買運動や抗議デモを無視するわけにも行くまい。

おまけに平日のデモということで、街全体へのアッピール効果も十分とか。
なるほどナルホド、警察の暴力団いじめ作戦に似たような景色。
暴力団と交流のある企業を締めつけて、資金源を枯渇させる・・・。

こちらは、日本蔑視推奨テレビの広告スポンサー締めつける？
メディアが淘汰される厳しい現実を見た思いがする・・・。
広告料のウン百億円が消えてしまい、テレビ局も真っ青？

放射能何するものぞ！の心意気

プルトニウムが核変する前のネプツニウムという核種・・・。
これが、福島県の飯舘村や伊達市で大量に飛んでいるとか。
化学オンチの団塊オヤジであるが、学習してみた・・・。

今の放射能測定は、γ線メインでセシウムしか検出できない。
どんなに頑張っても、セシウムまでしか対応できない測定方法。
だから、本来の危険性が見逃されてしまうと現状を危惧する専門家。
α線核種を無視した今のやり方を続けていたら、爺～ぃ体は消滅必至らしい。

そして同村には、ネプツニウム２３９が、何千ベクレル／Kgと存在するそう。
この物質は、２～３日でプルトニウム２３９にβ崩壊（核変）する核種。

これが大量に見つかったということは、かなりの確率で・・・。
取り返しのつかないほど深刻な汚染が、進行していることを意味する・・・。
取り返しのつかないほどの汚染とは、何だろう？・・・。

そんな折に政調会長は、飯舘村の被災者が住む仮設住宅を訪問。
三次補正予算では、除染費用は思い切って計上する・・・。
安心して戻って貰えるような状況を作る・・・本当に戻れる？
さすが、言うだけ番長と妙に感心してしまう・・・フムフム。

一方、八王子市では、アメリシウム２４１とかを７４ベクレル／Kgで検出。
こちらは、福島原発からの飛来ではないと推定されるらしいが・・・。
さすれば、どこからのものだろう？謎は深まるばかりだそうな。

いろんな放射能物質が、空中に浮遊してさまよい危険この上ない日本。
それなのに、新経済産業相の枝豆大臣は、こう言い切る。
安全性に対しては、周辺住民の理解をいただく努力をした上で・・・。
可能な原発は、再稼働する！・・・この方も、よほど原発が好きらしい。

馬鹿げた度胸だめしで熱くなり、国を壊すつもり？
相変わらず節度のない永田劇場とセンセイたち・・・。
どじょうは、震災復興そっちのけでそそくさと国連総会へお出かけ。

会期延長は何だった？親方がいないので、その間は審議を行なわない。
どじょうの不在で国会は、開店休業とか。
議員報酬をゲットしても、仕事はやる気なしの国民代表。

放射能何するものぞ！の心意気・・・何をか言わんやである・・・。

原発推進の底意

国内で最も多くの原発を設置している福井県。
県下には、敦賀・美浜・おおい・高浜の４市町に１４基。
その４市町が構成する、福井県原子力発電所所在市町協議会。

臨時の意見交換会を開いて、原子力発電を持ち上げる頑張りぶり。
今後も重要なエネルギー源として位置づけるよう、国に求める方針・・・。
そう言わしめる背景には、運転３０年を超える原発が８基あることらしい。

国の方針は、「新増設は困難」「寿命の来た原発は廃炉」・・・。
これに抗して、「原発ゼロでは、地元経済が停滞するおそれがある。」
「住民に雇用不安が広がっている・・・。」
そう言って危機感を煽る怪しげなロジック。

福島原発事故がもたらした国のエネルギー政策の見直し。
その議論に、原発立地自治体の立場を反映させたい考えのよう。
一見、格調の高そうな意見だが・・・でもねぇ、何のことはない・・・。

底意は、電源三法の交付金など、金欲しさにほかならない。
原発がもたらす、美味しい金の味が忘れられないだけ。
それを経済停滞、雇用衰退に話題をすり替える首長たち・・・。

電気を作る原発は生活に必要・・・だから安全？
原発の真の怖さが分かった今、地域住民を騙すのは止めた方がいい。
私の友人の造語？「痴呆自治体」・・・言い得て妙である。

１４９８年の明応東海地震では、今の沼津市に駆け上がった津波が・・・。
ナント、推定３６ｍとか・・・地震研究のプロたちの調査で分かったそうな。
これでも原発を推進ですか？原発所在地の首長さんたち。

除染費用負担に思う

千葉県柏市は、福島原発事故の影響で放射線量が比較的高いとか。
そのため徹底した除染をするには、数百万円単位の費用がかかるらしい。
しかし、東京電力が払うかどうか分からないとする幼稚園側。

予想外の臨時出費で、経営が圧迫される厳しい現実が垣間見える・・・。
園児の安全を優先すると説明して、費用の一部負担を保護者に求める。
強制はしないと言うものの、同意する・しないの意思表示も要求。

協力金名下に園児１人につき１万円の負担は、踏み絵に等しい厳しさ。
保護者からは、東京電力に請求すべきだとの反対の声も上がる・・・。

柏市の除染費用補助は、１園当たり上限が２０万円とわずか。
かくして園側も保護者も、二重三重の負担で振り回されるハメに陥る。
余裕のない園が、保護者に協力を求めたことも理解できるが・・・。
残り全額を自己負担する園は、何と２７に及ぶようだ。

一方、当事者の東京電力と言えば、全役員の年間報酬を５０％程度カット。
そんな気前のいい削減案を披露するが、内実はこんな塩梅らしい。
取締役の平均年収は、1人当たり３，７００万円・・・会長・社長はその倍近く。

５０％カットしても、１，８５０万円、会長らは３，６５０万円の役員報酬。
おまけに企業年金の平均支給額が、月４０万～５０万円ほど・・・。
なに、これ？放射能をじゃじゃ漏れさせていながら・・・。
陰でこっそり、目の飛び出るような役員報酬や年金をゲット。

幼稚園は、直ちに除染請求書を東京電力に送った方がいいのでは？・・・。
それにしても東京電力は、上から下までお金を貰い過ぎの感。
放射能を撒き散らしながら、この所得格差・・・。

何とかならないものだろうか？・・・。

無責任な政治屋

ようやく辞任してくれた菅総理大臣・・・。
庶民はホッとしたのも束の間、今度はテレビに出て喋りまくる。
フクシマ原発の事故対処では、自分は正しかった・・・。

元日本丸の船長らしからぬ、びっくりするような発言。
対処のまずさは、全て原子力不安・危険院や東京電力の責任。
よくまぁ、得意気に喋りまくるものだ、と妙に感心もする。

３月１１日の時点では、メルトダウンが予測され、爆発の危険性もハイ。
にもかかわらず、リ－ダーとして満足な指揮は執れなかった。
しいての功労と言えば、足を引っ張るチョンボばかりの体たらく。

それなのに、発生直後は、現場と意思疎通が図れず対応が困難。
事故発生時には、その後の展開見通しを複数の機関にお願いした。
その結果、最悪の場合は首都圏の３千万人も避難対象。
そんな予測結果を得ていたことを強調して、胸を張る・・・。

そんな言いわけをするが、迫りくる危機の中でのグルメ三昧は何だったの？
被災者を避難させずに、被曝させた張本人が良く言うもんだ。
そんな男をテレビに出しまくり語らせるメディアもメディア。
日本を取り巻く諸状況は、誰も責任を取らずに悪化の一途・・・。

そこにきてこの方は、政治資金規正法違反（虚偽記載）で告発された。
政治資金管理団体が、別な団体に６千万円ほどの献金が発覚。
おまけにこの団体は、日本人拉致事件容疑者の長男が所属する団体だとか。

東京地検特捜部はこの告発状を受理・・・捜査に着手という展開。
テレビに出まくり饒舌・・・そんな暇はあるまいに・・・。
どこまでも話題豊富で、無責任な政治屋である・・・。

挑戦

こんな面白い地図があったのか・・・「旅に出たくなる地図」である。
「世界版」もあるらしいが最近、手に入れたのは、その「日本版」である。
２２４ページ、フルカラーで２，５２０円・・・見応え十分。

日本全国各地の名所、見どころ、名産品、日本の祭り。
春・夏・秋のシーズンごとに楽しめるイベント。
城の見える風景、動物園＆水族館、美術館や博物館。

日本の寺百選、日本の世界遺産、鉄道図。
新日本百名山、立体的に山々を現わす鳥瞰図。
おまけに駅弁や各地のＢ級グルメの紹介等などetc・・・。

アイデアが盛りだくさんの地図であるが・・・。
見ているだけで、国内旅行をしている楽しい気分になるから不思議。
こうなりゃ、テント、寝袋持参でキャンプをしながらの旅も悪くはない。
パソコン携行、行く先々でのブログを日記風にアップロード。

そうなれば、パソコンの無線ランなど、周辺ツールも考えなくっちゃ。
真夏を避け、放射能を避け、道路渋滞を避け、ネズミ捕りを避け・・・。
よ～し、準備に１年・・・計画を樹ててやって見ようか？

若いつもりの団塊オヤジも、とうとう高齢者の仲間入り。
慌てなくても、永遠の旅立ちは訪れるのだが・・・。
あ～ぁ、本当に旅に出たくなって来た・・・。

と言うことで、できることへの挑戦を続けたい・・・。

がん保険に思う

保険会社の営業をじゃまする気は、さらさらないが・・・。
しかし、最近のがん保険勧誘のキャッチフレーズが、とても気になる。
某保険会社のフレーズは、こんなあんばいである・・・。

飛躍的に医療技術が発達した日本・・・だが、最も死亡率の高い病気はがん。
症状が重くて積極的に治療を行った場合、医療費が高額になる傾向にある。
しかし我が社のがん保険は、月額の掛け金が終身保険に比べて安い。

だから多くの人は、このがん保険に加入している・・・云々。
まぁ、ざっとこんな内容で保険加入を勧めるのが、ほとんど。

そこである日、長年、がんと闘っていた知り合いが亡くなった。
通夜の席上で聞いたら、肺炎による逝去・・・。
病名に何か違和感を覚える・・・おそらく死亡診断書も「肺炎」？
そんなことを勝手に想像した出来ごとであった・・・。

末期がんとなる前に、別な感染症とか免疫不全症で逝去・・・。
そうなった場合でも、がん保険の保険金が下りるのだろうか？
実態が、よく分からない保険の世界である・・・。
請求段階でもめなければいいのだが・・・と瑣末なことを考えてしまう。

一方、フクシマは、元気に全国へ放射性物質を拡散中・・・。
これから始まる「がん地獄」が、とても気になるところ。
その時もおそらく、罹患原因が放射能であるか否かの攻防戦。

そんな厳しい闘いが繰り広げられるであろうことは、想像に難くない。
それを恐れる政治と企業そしてメディアの面々は・・・。
福島原発事故は、とっくに終息したような雰囲気づくり。
放射能の実害希薄化作戦が、水面下で着々と進行中の風情。

と言うことで、がん保険の選び方はくれぐれも慎重にデスね・・・。

三流記者の活躍

官房長官が、記者会見で見解を述べる・・・。
前経済産業相の「放射能を付けたぞ」発言が報道されたことに触れ・・・。
党幹部が経緯を検証して、今後のメディア対応も検討する意向らしい。

舌禍で引責辞任、オフレコ発言の怖さを改めて思い知らされた。
非公式懇談の場での発言、それを鬼の首でも獲ったように扱うメディア。
その程度の資・レベルの記者たちが、言葉狩りを楽しむような景色。

お前さ～、さっきのくだらない質問はなんだよ！？
大臣就任会見の中での発言なんだから、大臣のコメントに決まってんだろうが。
バカみたいな発言してるんじゃね～よ。もう少し勉強しろよ。

こんな暴言を吐く者が、大手新聞社の記者とは驚きである。
「お前」「馬鹿野郎」「ふざけてんじゃね～よ」等々の汚い言葉。
公の場で罵るだけが、お仕事でもあるまいに・・・。

それにしても国会という場で、こんな男に取材させる企業も企業。
８９３というよりチンピラ以下の記者がのさばる国会。
そんな記者の尻を叩く社長の気持ちは、どんなものなんだろうか？

まさか、皇国の興廃この一戦に在り、各員一層奮励努力せよ！
こんなZ旗を揚げ、煽っているわけでもないと思うが・・・。
それにしても永田劇場は、怖いところである。

まぁ、これまでも多くのセンセイたちが言葉狩りで餌食となったが・・・。

茶番劇場には、こんな記者がお似合いなのかも知れない・・・。