浪曲のライブ配信

数年前にひょんなことから、早稲田大学卒の若手浪曲師と知り合った。
そして彼は、昨年、曲師の奥さんと函館を訪問し、市民の前で浪曲を披露した。
その浪曲師が昨日、令和2年6月5日（金）19時から「東家一太郎ふげん社の会第17回」と銘打って浪曲をネット配信。

ふげん社YouTubeチャンネル・スタジオビッグバードから無料生配信という情報ツールを駆使したユニークな取り組み。
そして昨日は、すでに予約した5名の客が入場しての公演。
以下、東家一太郎が、Facebookに投稿した原文を引用して紹介させて貰う。

下記URLで6月5日（金）19時00分 より下記URLで放送スタート
インターネットライブ配信のご視聴は無料です。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言解除後、はじめてお客様の前で浪曲をさせて頂く機会が目黒ふげん社さんからスタートし、一太郎も美(みつ)もこんなに嬉しいことはございません。

生で浪曲を務めさせて頂ける喜び一杯の舞台に致します。
投げ銭チケットをオンラインで販売いたしますので、ご購入頂けますと大変ありがたいです。
投げ銭方法については下記をご確認ください。

一太郎、美を応援したい、楽しい時間を過ごせたよ！、という方はぜひ投げ銭のご購入を何卒宜しくお願い申し上げます。
前回の初めてのライブ配信では、視聴者の皆さんが掛け声や拍手をコメントで送ってくださって、新しい浪曲の形が垣間見えました。
物理的な距離に関係なく参加していただけるのがインターネット配信の良さですね。

地方在住の方も、海外在住の方も、一緒にモニターの前で盛り上がりましょう！
ぜひチャンネル登録をお願いいたします。
横にあるベルのボタンを押すと配信の際、通知されます。

※生放送後も、チャンネル上にアーカイブが残ります。
投げ銭方法：オンライン投げ銭を受け付けております。
ふげん社ストア（STORES.JP）か、電子マネーPayPayのスキャン支払いでご購入可能です。
投げ銭チケットの売り上げは、演者の出演料、当店のイベント運営資金に充てさせていただきます。

販売期間：2020年6月3日（水）〜6月7日（日）
※生放送後も、チャンネル上にアーカイブが残りますので、放送2日後まで投げ銭受付期間を設けています。
①「ふげん社ストア」から購入
クレジットカード、コンビニ決済、Paypal、楽天ペイからお支払い方法をお選びいただけます。

②電子マネー「PayPay」で購入～アプリ「PayPay」からスキャン支払いをしてください。
詳しくは、ふげん社さんのホームページをご覧下さいませ。

「五稜郭始末記」ほかを務めます。
「五稜郭始末記」は笹井邦平先生作の浪曲台本で2000年度の国立演芸場「大衆芸能脚本募集」の受賞作品です。
素晴らしい台本を、師匠二代目東家浦太郎が素晴らしい作品に仕上げました。

今回のふげん社の会で一太郎務めさせて頂きます。
この作品に取り組み始めましたきっかけは昨年７月の北海道浪曲巡業での函館公演です。
「五稜郭始末記」は、函館の碧血碑（へっけつひ）と侠客 柳川熊吉(やながわ・くまきち）の実話です。

函館公演の前に、函館八幡宮の裏山にある碧血碑を案内して頂きました。
碧血碑には戊辰戦争で箱館の地で最後を遂げた旧幕府軍兵士の亡骸が慰霊されています。
碧血碑の前に立った時に、何とも云えない哀しみと凄みを感じました。

是非来年、函館に来る時は、「五稜郭始末記」を務めたい！と誓いました。
北海道でお世話して下さる沢山の皆様のお力で、6月25日の碧血碑前祭に合わせて、今年も北海道、函館、北斗市の巡業をさせて頂くスケジュールでございましたが、新型コロナウィルスの影響で、また来年以降の機会となりました。

せめて、浪曲で想いだけでも皆様のお心に届くように精一杯務めます。
北の大地に散った男たちの魂を弔う為に、命を賭けた人たちの熱い物語です。
心して申し上げます。

以上が東家一太郎さんの記事だが、以下は邦雄爺様のコメント。
「五稜郭始末記」ほかのネット配信に痺れた！
ところで夫婦が浪曲師と曲師というのは、日本で東家ご夫妻のみ。

コロナ問題がなかったら、一太郎さんが、「五稜郭始末記」を函館・北斗両市で披露する予定だった。
残念だが、一太郎さん、美さん！来年の再会を、首を長くして待っていますヨォ！