大谷翔平投手が、663日ぶりにマウンドに戻って来た。
6月16日(日本時間17日)、試合後、MLBの敵将。
パドレスのマイク・シルト監督が記者会見。
席上、記者の一人が大谷選手の投手復活を質問。
監督はいきなり語り出した・・・。
翔平は、ベーブ・ルースを超えているよ。
私は、長年野球に携わって来たが・・・。
今日ほど野球の美しさを感じた日はない。
663日ぶりにマウンドに立った男が・・・。
いきなり161キロを投げる、信じられるかい?
それだけじゃない。❗️
1回に失点した投手が、3回には自らバットで取り返す。
こんなことが現実に起こるなんて・・・。
誰が想像できたであろうか。
一番打者として打席に立ち、その直後にマウンドで・・・。
100マイルの速球を投げる、彼のスイーパーは芸術品だった。
シンカーは生きていた。
まるで2年間のブランクなど存在しなかったのようだった。
最高の打者であり、最高の投手。
そんな選手が今までいただろうか。
ベーブルースの時代とは違う。
今は専門家が進み、投手は投手、打者は打者として・・・。
極限まで技術を磨く時代だ。
その中で両方を最高レベルでこなす男がいる。
これは奇跡じゃない、これは人間の可能性の証明だ。
彼を見ていると、野球というスポーツの本質。
それを思い出させてくれる。
野球は単なる競技じゃない。
それは夢であり、希望であり、人々を一つにする力なんだ。
今日5万人の観客が一つになった。
敵も味方もなく、ただ一人の男の挑戦を見守っていた。
これこそが野球の魔法だ、と熱っぽく語った。