くすぶり続けるＮＨＫ会長の発言

ＮＨＫの新会長の発言が、更に話題となる・・・。

会長就任会見で、従軍慰安婦問題等で話題を振りまく。
そして就任早々、NHKの全職員に謝罪文を送付。
視聴者の皆さんに誤解を招いたことは、大変申し訳ない云々。

そして、公共放送トップの重みを自覚し、今後は慎重に発言。
そんなことを表明したらしいが、なんとも頭の軽い指揮官。
ＮＨＫ丸は、この先の航海が思いやられる・・・。　

と思いしや、日本維新の会代表である大阪市長は持ち上げる。
言っていることはまさに正論、その通りだ！
あの主張に反論できる人は、いないと思う・・・。

僕が言い続けてきたことと全く同じだ、と強調。
当時は必要だったとか、米軍に風俗業利用を勧めるこのお方。
批判を浴びたことを忘れる言動、そして感覚は凄い・・・。

一方、お隣の韓国では、かっかカリカリ・・・。
公正、不偏不党であるべき日本の公共放送会長さえ・・・。
歴史的真実を歪め、でたらめな主張を行ったことは嘆かわしい。

国際社会に背を向ける傲慢なＮＨＫ新会長の発言パレード。
このまま治まる空気には、とても思えない。
火種は、延々とくすぶり続ける・・・。

困ったもんだ！美しい国は・・・。

消費税増税の次は何だ？

今年4月から8％にアップする消費税が、俄然注目を浴びている。
消費税率は、1997年4月に3％から5％に引き上げ・・・。
そして17年ぶりに3％のアップである・・・。

アベノミクスとかいう手品で、景気回復ムードは上昇気流。
しかし、消費への影響を懸念する声も・・・。
総務省の家計調査統計を基に、プロが可処分所得を試算。

可処分所得とは、こんなものらしい。
年収から所得税、住民税等や社会保険料等の支払い後に・・・。
手元に残った、自由に使えるお金のことを指す。

そして年収ごとに1か月の可処分所得は、こんな塩梅。
年収200万円未満の場合、15万4,559円。
年収200～250万円では、20万8,190円。
450～500万円では、32万6,018円。
750～800万円では、45万9,248円となり、いずれも減少の見込み。

そして消費税は、低所得者ほど税負担率が高くなる。
いわゆる、逆進性というものが指摘される・・・。
賃金が上がれば、これまでと同じように消費ができる。
しかし賃金が増えない場合は、ますます消費は冷え込む。

贅沢品を削る、そして生活必需品も安いものを買う傾向が加速。
賃金が上がらず、安いものを選ぶ消費行動・・・。
結局は、デフレに戻ってしまいデフレ脱却は遠のく一方。

なぁ～んだ、これじゃ消費税増税と言っても金欠国の危機的財政。
それの後押しに過ぎなくなる可能性が、極めて大きい・・・。
社会福祉の充実なんて、夢のまた夢？？
消費税が10％になったって、どうせ焼け石に水？

結局庶民は、いつまで経っても散財列車の後方支援。
はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る・・・。
石川啄木の句が、とても重みを増していることを実感する。

折しも、まもなく所得税の申告時期で申告書を作成した。
結果、平成25年分は、約2万円の追加納税となったが・・・。
それは復興特別所得税なる、ありがたい税金の増額のようだ。

安ン倍くん、次はどんな税をプレゼントしてくれるの？
楽しみだなぁ～・・・。

電力会社と政治屋の癒着

なるほど、陰でこんな癒着があるのか・・・フムフム。

東京電力等の電力会社９社が、政治屋のパーティにお付き合い。
国会議員の政治資金集めのパーティ券を購入・・・。
しかも、購入に当たっては、業界団体の電気事業連合会を窓口。

これまでは、個々の電力会社による献金。
はたまた、組織的な個人献金が指摘されていた・・・。
しかし今回は、業界ぐるみで政治屋と癒着している絵が浮上。

2007年1月から09年1月までの2年間の開催パーティ。
11回分で、ナント総額400万円分のお付き合い。
窓口の電気事業連合会、いわゆる「電事連」とは、こんな組織とか。

1952年に設立、全国10電力会社が加盟する業界団体。
70年代以降からの主な任務は、原子力発電の推進。
歴代17人の会長のうち、8人が東電出身という・・・。

同会を取り仕切って来たのも、東京電力らしい・・・。
公益性の高い企業である電力会社は、企業献金を自粛。
その陰で「電事連」を隠れ蓑としてパーティ券購入とお付き合い。

これだもの現政権が、原発推進を声高に叫ぶ訳だ・・・。
いま東京では、都知事選がホットな戦いを展開中。
もし脱原発派が敗れれば、原発推進に拍車がかかる予感・・・。

おまけに1月28日、安ン倍さんは施政方針演説で・・・。
原発はもうやめる、というわけには行かないとする。
停止中の原発再稼働に取組む考えを強調！

これじゃ、原発新設という絵も夢じゃない？！
そのうちに、第二のフクシマが出るのは必至！の雲行き。
ヤバいなぁ～・・・。

冷凍食品への農薬混入事件

食品に農薬混入容疑という大変な事件が発生・・・。
大手食品企業の子会社が、工場で製造した冷凍食品。
その食品から、農薬のマラチオンが検出された問題である。

両社は12月31日未明、東京都内で記者会見・・・。
毒性評価を誤った基準で判断していたと発表した。

冷凍食品で検出濃度の最高がコーンクリームコロッケ。
1万5000ｐｐｍという高い数値・・・。
体重20Ｋｇの子供が一度に1個の8分の1以上を食べれば・・・。
吐き気や腹痛等の症状が出る可能性があると訂正。

同月29日の発表では、60個を食べないと急性中毒を発症しない。
そんな説明から一転し、びっくりするような訂正会見。
消費者には、大きな誤解を与える情報を示した。
深くお詫び申し上げる・・・と謝罪する社長の姿が気の毒。

群馬県警は、何者かが農薬を混入した可能性もある。
業務妨害容疑等での立件も視野に入れて捜査を展開・・・。
一刻も早い事件解明が望まれていた。

そして1月26日、容疑者として契約社員が逮捕された。
本人は否認しているが、給料が安いとの愚痴も聞こえてくる。
それが引き金になったのだろうか？・・・。

社会の難しい問題が、事件の底流に渦巻いているの感。
ともあれ、事件の早期全貌解明に期待したい・・・。

ＮＨＫ新会長のビックリ就任会見

いやぁ～、凄い人がＮＨＫ新会長に就任したようだ。
就任会見で、いきなり従軍慰安婦問題の発言。
戦争をしているどこの国にもあった・・・とする。

日本に補償を求める韓国を疑問視する発言も続く・・・。
尖閣諸島・竹島等の領土問題では、こんな塩梅。
国際放送で、明確に日本の立場を主張するのは当然。

特定秘密保護法では、こんな調子。
これを必要というのが、政府の説明。
だから、取り敢えずは様子を見るしかない。
あまりカッカすることはない・・・。

会長会見の場であることを指摘されて、ようやく我に返り・・・。
発言を全部取り消します・・・・と来た。
なんじゃ、この会長の軽佻浮薄な発言！

安ン倍さんのお気に入りで、指定席に座ったこのお方。
国営放送の最高責任者としては、適任なのか？
馬鹿も休み休み言って欲しいものである・・・。

テレビ・ラジオ放送の事業者や番組等について定めた法律。
「放送法」には、守るべき原則をこう定める。
不偏不党・自律・表現の自由・・・。
それに加えて、健全な民主主義の発達に資すること・・・。

そんな大事な使命を、この会長は知るまい・・・。
おまけにＮＨＫの番組編集権は、この会長が持つのだと・・・。
指揮官としての資質はあるのか、胆力はあるのか？

見識を疑われるような軽過ぎる発言の連発では・・・。
この先が、思いやられると言うもの・・・。
政治的公平性・中立性を忘れた節度のない発言。

こんな調子では、会長職も長くは続くまいと予測する・・・。
それにしても、トラブルメーカーの新会長。
安ン倍さんも、どんでもない人を担いでしまったの感。

やれやれ、あ～ぁ・・・ふぅ～・・・。

大震災の復興予算流用に思う

変わらず自治体には、ずる賢い予算執行がはびこる・・・。

昨年7月に財務省と復興庁が、復興関連予算の執行状況を調査。
全国向けの23事業に関わる基金等に配分の・・・。
1兆1,570億円の使途調査である・・・。

その結果、東日本大震災の復興予算の一部が・・・。
被災地の復旧・復興と関連が薄い事業に使われていた。
つまり、被災地以外に使われていたという酷い話が発覚。

財務省は、国に1,054億円が返還されると胸を張るが・・・。
1兆1,570億円のうち約9割は、白アリどもが食い散らかした。
9割の1兆142億円は、既に執行済みや契約が終了という。

残っていた1,428億円のうち、1054億円が・・・。
全国の自治体等から国に返還されるだけである。
税金は、東日本大震災復興という美名のもとに散財。

どこまでも狡猾な地方自治体の予算執行が、腹立たしい・・・。
愚痴れば、痴呆自治体と揶揄するに相応しい快挙！
まぁ、年度内に使い切ってしまった方がお得な予算体系。

残さず使い切るのが、予算執行の極意・・・。
そんなところに問題は渦巻くのだが、誰も正そうとはしない。
そしていつも泣かされるのは、税金を搾り取られる庶民。

いつになったら、成熟した自治体に成長できるのだろうか？
まぁ、美しい国には、当分無理な注文だろうなぁ～。
散財ドラマの好きな面々の集まりだもの・・・。

内部告発者を守らない厚生労働省

厚生労働省の職員は、法律を知っているのだろうか？・・・。

国の公益通報者保護法のガイドラインには、こうある。
内部告発者を守るための基本的な事項として・・・。
通報者が、特定されないよう十分に配慮する。

アルツハイマー病の治療法確立を目指す国家プロジェクト。
いわゆる「Ｊ―ＡＤＮＩ（アドニ）」を巡って・・・。
臨床研究データの改ざんを指摘する内部告発メールに端を発する。

メールには、告発者の実名が記されていた・・・。

それをこともあろうに厚生労働省の職員が、無断でメールを転送。
ナント転送先は、告発対象の研究チームの責任者である・・・。
まさに、ぎょぎょぎょのギョ！！という展開。

内部告発者の心情や人権を無視するこの行為。
厚生労働省が、国家プロジェクトを死守したいがために・・・。
臨床研究データ改ざん疑惑を揉み消そうとした。
そんな底意も指摘される大チョンボ劇である。

厚生労働省の担当専門官に告発メールが届いたのが昨年11月。
改ざんが、数10例ある・・・という告発内容。
Ｊ―ＡＤＮＩ事務局側が、データの書き換えを指示した文書。
そして、その通りに書き換えられた検査記録。
そんな重要な添付ファイルのあるメール。

こともあろうに専門官は、研究チームの代表者に転送。
東大教授に、そのままの文面と添付資料をメールで送ったという。

結果、厚生労働省の漏洩で告発者の名が業界内で知られる事態に発展。
告発者が悪者となり、研究の信頼性を損なわせたという評価。
そんな悪評が、研究者の間に広まったというから気の毒過ぎる。

国家公務員法では、職務上知り得た秘密を漏らすことを禁止・・・。
それを反故にする、この行状・・・。
国家公務員法の守秘義務違反は明らか・・・。

これじゃ誰も通報しなくなり、不正が大手を振って罷り通る。
そこに来て、特定秘密保護法と言うから、開いた口が塞がらない。
何とも素敵過ぎる●×▽□？※な美しい国である・・・。

田中将大投手はヤンキース

注目される時の人、プロ野球「楽天」の田中将大投手。
球団は、米大リーグへ移籍することを容認した・・・。
新ポスティングシステムが、効果を発揮したと喜んでいた。

ところが米大リーグ機構は、楽天球団に文書を送付。
内容は、日米間の協定を順守するよう求めるものらしい。
同投手が移籍後に、球団に寄付する意向を示したとか。
その寄付は、施設整備等を目的とするもの・・・。

新ポスティングシステムでは、こんなルールらしい。
上限約21億円の譲渡金以外の金銭や有価物・・・。
それを日本の球団に提供することを禁じている。

同機構側は、寄付が規定に抵触する可能性を問題視。
楽天球団は、内容を確認してルールに反するつもりはない。
そんなコメントを発表したが、いかにも苦しそうな答弁。

転んでもタダでは起き上がらない商魂が逞しい・・・。
と、まぁ、ドタバタの連続だったが、ようやく決着。
ヤンキースとの契約に合意した・・・。

契約は、7年間で総額1億5,500万ドル・・・。
日本円にして、約161億円という破格の条件。
ぎょぎょギョのぎょである・・・凄いねぇ～。

2012年に日本ハムから、レンジャーズ入りの・・・。
ダルビッシュ有投手でさえ、6年で総額約6,000万ドル。
日本円で約62億4,000万円、それを大きく上回る額・・・。

この161億円は、メジャー投手史上5番目となる契約らしい。
おまけに、年俸約23億円(1ドル=104円換算)で計算すれば・・・。
1球あたり76万円以上になるのだとか・・・1球でっせ！1球。

そして、ポスティングシステム(入札制度)に基づいて・・・。
ヤンキースから楽天へ支払われる譲渡金は・・・。
2,000万ドル（約20億8,000万円）が支払われる見込みらしい。

なにもかにも、超破格・・・凄過ぎる・・・。
しかし何はともあれ、田中投手の大リーガーでの活躍。
そんな楽しみが、ひとつ増えた・・・いいねぇ～、頑張れ！

東京都知事選がまもなく開演

まもなく、注目の東京都知事選が開演・・・。
告示前に週刊誌は、こんな盛り上げ方を試みる。
●▽・□◎連合なら、都知事選は圧勝・・・。

はたまた、生活の党の代表は、こんな支援を名乗り出た。
候補者の首相ＯＢを「オールイン」態勢で応援する・・・。
オールインとは、自分が持っている金を全て掛けるという意味とか。
つまり、選挙資金面を含めて全面応援する・・・。

理由は、「文明史に挑戦」して地球を原発危機から救う・・・。
「原発ゼロ」を決めている世界支配層の強い要望。
そんな要望を受けての大勝負でもあるという！・・・。

ところで「世界支配層」とは、このような方たちらしい。
世界の王族、貴族、国際機関最高幹部、欧州最大財閥総帥。
はたまた、米国最大財閥等など、別格の天皇家を指す・・・。

かたや都知事ＯＢは、こう吠える・・・。
物事を複合的に考えることができないのは愚か。
原発問題が、都知事選の単一の争点とは軽率だ・・・。

おまけに現政権からは、こんな声も飛び出す始末。
エネルギー政策は国策・・・。
だから、自治体の首長選で争点にすべきでない。

なんとも乱暴なロジックだが・・・。
でもねぇ～、全国の地方議会455が、脱原発を可決。
都道府県を含めた全自治体の約3割が脱原発の姿勢。
そういう地方議会の可決という空気も無視できまい・・・。

いやぁ～、何はともあれ、面白い展開になって来た。
そんな予想等などはともかく、結果はどうなるのか、である。
まぁ～、候補者各位のご健闘をお祈りしたい！

頑張れ、がんばれ、みんなガンバレ・・・。

東京電力社長vs新潟県知事

新潟県知事と東京電力社長との会談が面白い・・・。

政府が認定した東京電力の新総合特別事業計画。
いわゆる新潟県の柏崎刈羽原発の再建計画であるが・・・。
それを知事が、おかしな計画だと批判した。

計画では、柏崎刈羽6、7号機を今年7月から順番に再稼働。
1、5号機も来年2月までに動かすという想定らしい・・・。
そして14年度から1千億円以上の経常黒字を稼ぎ出す。
東京電力社長が、こんなバラ色の絵を語る・・・。

しかし知事は、厳しい指摘をしたようだ・・・。
破綻処理等で株主や銀行が責任を取らないまま再建。
事故が起きても責任を取らなくていいなら、危険性が高まる。

極めておかしい計画だ、とバッサリ斬り捨て・・・。
また知事は、東京電力が福島第一原発事故を検証・総括。
そして、企業体質を変えるのが先だとも主張。

防戦一方の社長は、こんな懇願・説明に終始。
株主には、株価下落や無配が続くことで負担をかけている。
金融機関に債権放棄を求めたら、2度と金が借りられない。

ともあれ再稼働には、新潟県知事の同意が必要。
そして柏崎刈羽6、7号機は、直下に活断層の疑いがある・・・。
そんな危険を指摘されるところに建っている原発。

と言うことで、再建計画を根本から見直すよう迫った知事。
その慎重な姿勢にまずは軍配と言ったところか・・・。

電力を生産する新潟県と最大の電力消費地の東京都。
そして、まもなく始まる東京都知事選では、「脱原発」が大争点。
時宜を得た、ホットな東京都知事選になりそうである・・・。

移設反対市長が当選

やはり沖縄県名護市の市民は、移設反対を選んだ。
任期満了に伴い、1月19日投開票の名護市長選挙。
現職の市長が、無所属候補（自民推薦）との一騎打ちを制した。

名護市の今回の選挙は、特に注目された・・・。
ほかでもない、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題。
移設賛成派と反対派という対立軸が、鮮明になる選挙だとか。

現職市長は、辺野古移設に断固反対・・・。
その結果、幅広い支持層に支えられた反対派の勝利。
辺野古の埋立てを承認した沖縄県知事の心境は如何に？

そして現政権の落胆ぶりは、いかばかりか？
金に糸目をつけず、なりふり構わぬ札束攻勢。
500億円で、沖縄県民を釣り上げる現ナマ作戦も失敗。

これで辺野古移設計画は、大きく後退したのは間違いない。
名護市長の反対を押し切って、工事に着手すれば混乱必至。
ともあれ基地受け入れに伴う、再編交付金に頼らない街づくり。
それを訴えて勝利した現市長・・・。

と当選の喜びも束の間、政府はこんな行動に出るようだ。
名護市辺野古への移設に向けて行動開始。
21日にも現地調査と仮設施設の設計に関する公告を行い・・・。
埋立てに向けた手続きに着手する方針のようである。

驕る覇者が、そこまで強がりを見せなくてもいいものを・・・。
ツッパる姿がいじらしい・・・まぁ、頑張って下さいな。
つぎは、東京都知事選です・・・ガンバレ、頑張れ！

米大統領の演説に思う

米大統領が1月17日、米司法省で演説した・・・。
内容は、国家安全保障局（ＮＳＡ）の改革案の発表。
このＮＳＡが行う情報収集は、プライバシー侵害との批判が噴出。

ＮＳＡが、電話会社から提供を受けている大量の通話・通信記録。
今後は、その保管を政府外の機関に委ねる・・・。
そして、厳格なルールのもとで情報を利用する方針だとか。

これまではこの情報収集活動により、米国の安全と自由が守られてきた。
その言い分は分からなくもないが、難しい問題が底流に渦巻く・・・。
また情報収集活動は、権利を乱用してはいなかったとも強調。

そして政府が、大量の通信記録を）収集・保管することは・・・。
潜在的な乱用を生みかねない、とデメリットも指摘。
厳格な運用の具体策としては、利用基準の明確化を図るという。

テロやサイバー攻撃への対策、軍隊や同盟国を守る等の条件。
それらを満たすことが必要だとも言及・・・。
また、友好国の指導者に対する盗聴も行わないとした。

演説の裏を返せば、こうも言えるのか・・・。
相当に強引な情報収集活動が行われて、盗聴も日常茶飯事だった。
そんな実態を知れば、果たしてこの改革の実効性は担保されるのか？

おりしもfacebookやtwitterが大変なブーム。
Web上の情報では、それらの情報も須らく、米政府の監視下にあるらしい。
その情報収集作戦のコードネームは、「ＰＲＩＳＭ（プリズム）」と言うとか。

と言うことで団塊オヤジは、そんな怖さにビビってしまった・・・。
瞬時に個人のiphonに反応していたfacebook。
まずは、さっそく退会・・・twitterも退会すべきかどうかと思案中。

思えば確かにユーザーは、丸裸にされている感はある。
と言うことでこの改革の演説は、にわかに措信し難い・・・。

こんな僧侶に驚きと感心

いやぁ～、こんな僧侶もいるのか、と感心してしまった。
庶民の暮らしが厳しい今、葬式費用は平均約200万円だとか。

ところが、長野県松本市の僧侶の考え方は、こんな塩梅。
お葬式は、そんなにお金をかける必要はないと説く・・・。
話題のお寺は神宮寺・・・比較的新しく自前のホールと祭壇を持つ。

そして、葬祭業者を介さない葬式を提案している・・・。
1970年代から毎年、約700軒の檀家に決算書を配付。
お寺の情報公開というスタイルも珍しい・・・。

葬式でのお布施の平均額は、約26万円。
１件ずつの内訳をまとめた一覧表もあると言う。
そしてこの住職の語る言葉には、説得力がある・・・。

例えば親を長く介護していると医療費などが非常にかさむ。
そして、いよいよ最期のお葬式に100～200万円もかける・・・。
そんなことは、とてもじゃないけど無理。

貧困や高齢化、家族の絆の危うさ・・・。
そうした矛盾が、お葬式に凝縮されるかのようである・・・。
振り返ればバブル期は、寺の再建ラッシュであった。

檀家は、何10万円もの寄付を平気で出してくれた。
その時期にお布施は、全国的に一気に上がった。
今も、その流れを断ち切れずにいるわけ・・・。
なるほど、そういうことか・・・フムフム。

松本市では、市民の火葬は無料・・・。
だから、20人規模の家族葬は、約8万円で済む。
神宮寺では、葬式費用を46項目の単価を一覧表で明細化。

そして不要なものは、省くことができるという合理性も取り入れ。
更に驚くのは、最低2時間かけて故人への思いの聞き取り。
葬式の打ち合わせも、極めて丁寧・・・。
そのメモと写真をもとにＤＶＤを作り、葬式の冒頭で流す・・・。

お葬式とはいったい何か？の問いには、こんな答えが返ってくる。
故人は、亡くなるまでの年月を精いっぱい生きた。
そのことへの敬意を限られた時間で表し、心にちゃんとしまい込む場。

故人とともに過ごした生活に決別する・・・。
死生観が揺らぐ一方で、ぎりぎりの生活を強いられる現代。
そこでどのように家族を送るのか、自分はどう送られたいのか。

今こそ一人ひとりが、新たな「葬式観」を構築し直さねばならない時。
そう思うし、それがお葬式である・・・。

いいねぇ～、心に響いてジワッ～としみる良い話。
団塊オヤジは、しばし感動・・・。

警視庁の大失態を税金で賠償

警視庁公安部が作成したとみられる国際テロ関連資料。
それが、インターネット上に流出して大騒ぎ・・・。

2010年10月、テロ対策のためとかで集めた資料。
日本在住のイスラム教徒や捜査員の個人情報等など。
そんな大変なデータ多数が、流出した・・・。

いわゆる、ファイル交換ソフト「ウィニー」等を通じてのものだ。
その結果、20を超える国・地域で１万件以上ダウンロードされた。

国際テロ情報を収集する警視庁公安部外事3課・・・。
同課が作成したであろう114点の公文書。
そんなものが、一気に流出・・・。

警視庁は、内部資料の蓋然性が高いとして鋭意捜査。
しかし、匿名化システムが利用される等して追跡できず。
結果的には、流出元の特定ができずじまい・・・。

そして事件は、昨年10月29日に犯人不明のまま時効が完成。
そう、偽計業務妨害罪の公訴時効を迎えた・・・。

そんな警察の失態をよそに、裁判ではこんな展開。
信教の自由を侵害した等の理由で・・・。
国と東京都に計1億8,00万円の損害賠償を求める裁判に発展。

判決では、データをこう判断・・・。
プライバシー侵害や名誉毀損の程度は甚大として・・・。
東京都に約9,00万円の支払いを命じた・・・。

警視庁外事3の資料であり、警察職員が外部記録媒体で持ち出した。
ネットに流出、不特定多数に伝わる・・・。
原告らに多大な被害を与える恐れがあったことは十分予見できた。

警視総監は、徹底した漏洩対策を行うべき・・・。
情報管理上の注意義務を怠った過失がある。
判決では、こうまで言い切ったのだが・・・。

こんな大失態でも賠償金は、税金で支払われる不思議さ。
おまけに、警視庁の訟務課長はこんなコメント。
主張が認められなかったことは残念・・・。
今後の対応は、判決内容を検討して決める・・・。

緊張感のない、なんとも長閑なお話であることか・・・。
また、重要な情報が漏れるような気がしてならない。
何とも困った警視庁ではある・・・。

盛り上がってきた東京都知事選

1月23日告示、2月9日投開票の東京都知事選。
ほぼ、立候補予定者が出揃った感じである・・・。
弁護士、防衛省ＯＢ、国会議員ＯＢ等などetc・・・。

そこに来て、首相ＯＢの細川さんが、候補者として急浮上・・・。
脱原発を公約に掲げ、同じく首相ＯＢの小泉さんと連携。
おまけに小泉さんの倅も側面的な支援？・・・。

細川さんは、原発の再稼働や海外輸出を進める現政権を批判。
立候補を決断したために、俄然、台風の目になりそうな空気。
と言うことで、現政権は大ショックらしい・・・。
胸中はいかばかりか？決して穏やかではあるまい・・・。

そうだ！選挙も突き詰めれば、結局は大人の喧嘩だ。
やりたい放題の現政権にすれば、目の上のたんこぶ。
細川さんは、そんな存在なのだろう・・・。

参院議員や熊本県知事の経験もある・・・。
陶芸家としての活動だけでは、もったいなさ過ぎる。
ここは、乾坤一擲・・・天下をかけ運命をかけての大勝負。

ただ、なぜ今なのか？脱原発は東京都の公約に馴染むのか？
長期間、政治から離れていたが大丈夫か？
ちょっと、気になるところもあるにはある・・・。

団塊オヤジは、ようやく「原発ホワイトアウト」を読み終えたが・・・。
ノンフィクションじゃないのか、と錯覚を覚えるような書籍。
政・官・財が、グルになって原発再稼働に向かう姿は凄い！
おまけに、「原発はまた、必ず爆発する！」との警告はきつい。

ともあれ、都知事選の候補者の皆さん。
「脱原発」を争点の1つに捉えて、頑張って下さいナ。
どんな公約が登場するのか、とても楽しみでもある・・・。