函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

放射性廃棄物のこれから

2016年09月03日 06時07分12秒 | 自然・環境
気の遠くなるような原子力規制委員会のお仕事。

同委員会は、原発の廃炉で出る放射性廃棄物。
そのうち、原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分。
その基本方針を決定した・・・。

L1は、地震や火山の影響を受けにくい場所で70mより深い地中に埋める。
そして、電力会社に300~400年間管理させる。
その後は国が引き継いで、10万年間、掘削を制限する。

これで、放射能レベルの高いものから低いものまで・・・。
放射性廃棄物の処分方針が全て出揃ったという。

ところで原発の廃炉で出る放射性廃棄物は、こう分類されるそうな。
使用済み核燃料から出る放射能レベルが極めて高い高レベル放射性廃棄物。
これは、地下300mより深くに10万年。

L2は、原子炉圧力容器の一部などレベルが比較的低い廃棄物で、周辺地下10数m。
L3は、周辺の配管などレベルが極めて低い廃棄物で地下数mに埋める方針。

ところで国内の原発57基が廃炉になれば、L1だけで約8千㌧の廃棄物が出るらしい。
300年とか400年と言うが、それでも驚く。
なのに10万年間も掘削を制限云々・・・。
そして年内にもこれら廃棄物を処分する「科学的有望地」の地図を示すんだとか。

一方、美しい国の政治劇場は、こんな調子。
福島原発周辺の7市町村の対策を発表。
帰還困難区域を2022年に一部解除すると言う。

6年後をシッカリ予測できる素晴らしい国。
おまけに安倍さんは、リオ五輪の閉会式でマリオに変身して、はしゃぐ景色。
何かおとぎの国の物語に思えて来た・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 受動喫煙のリスク | トップ | 4光年とは? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

自然・環境」カテゴリの最新記事