きまぐれ発言

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ウクライナ問題

2014-02-27 12:03:51 | Weblog
ウクライナ問題      (2014-02.27.)

親欧米派による政変でヤヌコビッチ政権が崩壊するに至った。問題は、ウクライナ政権が欧州連盟(EU)に入るのか、それともロシアの旧ソ連諸国連合に今迄通り属するのか、が問題であったが、ロシアのプーチン大統領は無論ロシア連合に属する事を希望し、その見返りに天然ガスの供給に際して価格を低減し、その他緊急の支援として150億ドルの資金の供給を行うと提案。一応其れに同調した形で、プーチン側の勝利かとおもわせた。

所が、ウクライナの南部クリミア半島で、親ロシア派が新政権作りに反発する動きが広がり、ロシア系住民が多い中心都市セバストポリではトゥルチノフ大統領代行の正当性を認めない住民が市庁舎を掌握。クリミヤの議会は抗議決議を採択した。新体制の対応によっては欧・露間の外交問題に発展する可能性もでてきた。

親欧米派はすでに大半の地方行政機関を管理下に置いており、来週中に各地の知事・市長を交代させる方針だ。だが、ロシア系住民が多数を占めるクリミヤ半島では反発する動きが広がっており、タス通信によるとクリミヤ自治共和国は25日、「従属を求める新政権の圧力と脅迫」への抗議決議を採択した。

黒海沿岸のセバストポリでは23日、新体制に抗議するロシア系住民による2万人規模のデモが発生した。デモ隊は24日には市のトップをロシアと太いパイプをもつ企業家に交代させたと宣言。中央政府の実力行使に備え、地元警察当局の支持も取り付けた。

危機感を強めたトゥルチノフ大統領代行は25日緊急の安全保障会議を招集。クリミヤ情勢へ「深刻な懸念」を表明した上で、分離独立運動の指導者を徹底的に取り締まる方針をきめた。

クリミヤ半島には、ロシア黒海艦隊が基地を置く戦略的要衝であるだけに、此れから発足する新政権が強硬策に踏み切ればロシアの介入を招く可能性もある。ロシアのラブロフ外相はウクライナへの内政干渉の立場を示すが、政権内では分離独立運動への支持も拡大。ロシア下院独立国家共同体委員会のスルツキー委員長は25日、クリミヤのロシア系住民に対し「(政府から)近く十分な支援措置が用意される」と語っている。

欧米各国はこの動向に神経をとがらせ、すでにライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)がロシアの軍事介入について「重大な過ちになる」とけん制している。25日には欧州安全保障協力機構のツアニエル事務総長がウクライナ問題の協議のため急遽モスクワ入りしたと言う事です。
(えびなたろう)


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