きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

東京知事選だからこそ「原発論議を」

2014-02-03 07:05:30 | Weblog
東京知事選だからこそ「原発論議を」       (2014-02.02.)

“今迄の選挙で、「脱原発」を正面から取り上げ、当選した人は殆どいない”。

そして、原子力に賛成を表明した人は、日に日に増大し、また、言論界や、学会に於いても、推進派が大勢を占め、反対する人は殆ど居なくなっている。

私も原子力が持つ、膨大なエネルギーを、資源の無い日本に執っては、願っても無い事で、爆弾には使ってもらいたくないが、「平和利用」には大賛成であった。その根底にある最も大きな理由は「原発は安全である」と言う大前提を信じていたからである。

しかし、東日本大震災が起きて、「安全性は単なる神話であった」とか「トイレの無いマンション」とかが話題に成り、その意味も良くわからなかったが、調べるうちに、原子力に伴う「放射能汚染」という物が、人間の近代科学を持ってしても、“制御”出来ない物であることが世間で言われる様になったのである。

其の為にその危険性を発言する学者は、推進派側からは、徹底的に批判され、業界からも干されてしまったのである。かくして「原発推進派」と「脱原発派」に分かれ、国内は二分されたのである。

しかし、現在の“通り相場”では、選挙に成れば、「脱原発」を唱えると大抵は負けると言うのが常識になって居る、と言う事で、唱える候補者が居ても、あまり相手にしてこなかったのである。

それは、平和利用を掲げる原発推進行動は日本の“国是”として、推進し、政治の世界でも自民党は、多額の「資金援助」を貰っていたからである。其のことの為に選挙の時点でも「脱原発」を唱える事は、争点として正面から取り上げられなかったのである。

だから「トイレの無いマンション」論議は国民の中でも、“なかば諦めに近い議論”として取り上げられなかったのであります。従って、今でも放射能汚染による東北の人々は自宅にも帰れず、また、其れに対する国の対策もありません、近くの海域でとれる魚も、その地域で作られる食料も、激減しているのです。

今回東京知事選挙があり、名乗りを上げたのは、元総理で熊本県知事の細川護煕さんで、元総理の小泉純一郎さんが応援すると言う事です、(どの政党からの推薦は有りませんし、受けて居ません)掲げた選挙課題が「脱原発」であります。

一般には選挙の争点にもならず、国民から相手にされない課題です。しかし、国に執っては最も重要問題を取り上げ、正面から堂々と選挙に臨みました。これは両元総理が掲げた問題だから、注目を浴びる課題に成ったのです。他の候補の挙げて居る課題は、都知事になれば誰でも掲げる福祉問題等々で、それは、それで「当然の課題である」。

今回は、日本を代表する都知事選だからこそ、国を動かす“課題”「脱原発問題」を、国を動かす“実力者元両首相”が掲げる課題を、都民は良く吟味され、この期を外さず、一人でも棄権することなく、1票を投じる事を祈っております。
(えびなたろう)

東京知事選だからこそ「原発論議を」

2014-02-03 07:02:17 | Weblog
東京知事選だからこそ「原発論議を」       (2014-02.02.)

“今迄の選挙で、「脱原発」を正面から取り上げ、当選した人は殆どいない”。

そして、原子力に賛成を表明した人は、日に日に増大し、また、言論界や、学会に於いても、推進派が大勢を占め、反対する人は殆ど居なくなっている。

私も原子力が持つ、膨大なエネルギーを、資源の無い日本に執っては、願っても無い事で、爆弾には使ってもらいたくないが、「平和利用」には大賛成であった。その根底にある最も大きな理由は「原発は安全である」と言う大前提を信じていたからである。

しかし、東日本大震災が起きて、「安全性は単なる神話であった」とか「トイレの無いマンション」とかが話題に成り、その意味も良くわからなかったが、調べるうちに、原子力に伴う「放射能汚染」という物が、人間の近代科学を持ってしても、“制御”出来ない物であることが世間で言われる様になったのである。

其の為にその危険性を発言する学者は、推進派側からは、徹底的に批判され、業界からも干されてしまったのである。かくして「原発推進派」と「脱原発派」に分かれ、国内は二分されたのである。

しかし、現在の“通り相場”では、選挙に成れば、「脱原発」を唱えると大抵は負けると言うのが常識になって居る、と言う事で、唱える候補者が居ても、あまり相手にしてこなかったのである。

それは、平和利用を掲げる原発推進行動は日本の“国是”として、推進し、政治の世界でも自民党は、多額の「資金援助」を貰っていたからである。其のことの為に選挙の時点でも「脱原発」を唱える事は、争点として正面から取り上げられなかったのである。

だから「トイレの無いマンション」論議は国民の中でも、“なかば諦めに近い議論”として取り上げられなかったのであります。従って、今でも放射能汚染による東北の人々は自宅にも帰れず、また、其れに対する国の対策もありません、近くの海域でとれる魚も、その地域で作られる食料も、激減しているのです。

今回東京知事選挙があり、名乗りを上げたのは、元総理で熊本県知事の細川護煕さんで、元総理の小泉純一郎さんが応援すると言う事です、(どの政党からの推薦は有りませんし、受けて居ません)掲げた選挙課題が「脱原発」であります。

一般には選挙の争点にもならず、国民から相手にされない課題です。しかし、国に執っては最も重要問題を取り上げ、正面から堂々と選挙に臨みました。これは両元総理が掲げた問題だから、注目を浴びる課題に成ったのです。他の候補の挙げて居る課題は、都知事になれば誰でも掲げる福祉問題等々で、それは、それで「当然の課題である」。

今回は、日本を代表する都知事選だからこそ、国を動かす“課題”「脱原発問題」を、国を動かす“実力者元両首相”が掲げる課題を、都民は良く吟味され、この期を外さず、一人でも棄権することなく、1票を投じる事を祈っております。
(えびなたろう)