きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

新疆ウイグル自治区で反乱!

2014-02-07 10:53:37 | Weblog
新疆ウイグル自治区で反乱!       (2014-02.07.)

1月24日中国の新疆ウイグル自治区トスク県で「射殺事件」が起きた。中国政府当局の発表では、爆発事件の捜査をしていた公安警察が爆発物を投げつけられ、警官1人が軽傷を負った。それに対して警官隊は6人の「暴徒」を射殺し、さらに6人のウイグル人を拘束、別に警官らに追い詰められた6人のウイグル人を自爆に追い詰め死亡させた。

要は、警官1人が軽傷を負う爆発事件で12人のウイグル人が命を失う事件になり、此れはどう考えても圧倒的な武力を持つ当局による、行き過ぎた、虐殺ではないか、との見方がある。

この背景には、1月23日付けの香港紙“明報”によると、習主席は「内部講和」の中で、ウイグル自治区のトップが推進してきた「柔性冶彊」(柔軟に新疆を統治する)の政治路線から「鉄腕冶彊」(強硬路線)への転換を指示したという。それが事実なら、前述の虐殺事件は、まさに習主席の指示が貫徹される中で起こるべくして起きた物であります。

この事実だけではなく、国内のあらゆる反対勢力に対し、習政権は容赦なく弾圧を加え、先月26日に懲役4年の実刑判決を受けた「新公民運動活動家」の許志永氏の場合、政権転覆の意思などはまったくなく、単に「公民としての権利」を求めただけである。

穏健派といわれる彼までが弾圧の対象となった事は、習政権が行う弾圧の峻烈さを物語っている。まさに毛沢東の「文革」をほうふつさせる「粛清運動」がいま展開されている。
習政権は、「協調」よりも「対決」姿勢が露骨で、強硬路線一辺倒がまかり通っている。

心配なのは、習政権のこの様な路線の行き着く矛先を国内で消化出来なく成れば、外交に転換し、日本の安倍政権に向けてくることではないでしょうか。
日本は、其の事を含め、あらゆる面で、備えを固めて行く事がかんじんである。
(えびなたろう)