きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

NATO協調にロシアも参加の時代

2010-11-26 10:54:27 | Weblog
NATO協調にロシアも参加の時代       (010.11.26.)

北大西洋条約機構(NATO)は、本来冷戦時代にロシアに対立する目的で、作られた、アメリカを含む欧州諸国の連合であった。

其れが、冷戦時代崩壊後も続いていたが、アメリカがオバマ政権に変わってから、ロシアのメドベージェフ大統領との話し合いで、核軍縮にも米ロの協調姿勢が示されてきた。其れと共に、ロシアのメドベージェフ大統領は、NATOとの協力姿勢をも示してきている。

リスボンで行われた首脳会議では、向こう10年間の基本方針として、1)域外からのミサイル攻撃に対して欧州の領土を守るミサイル防衛をNATOの任務とすること。2)アフガニスタンの国軍、警察へ治安維持の権限移譲を進め、2014年末までに完了させる事。と言う二つの目標をロシアも前向きに受け止めることにしている。そして招かれたメドベージェフ大統領は「とても重要な一歩だ。歴史的といっても言い」と語り、安全保障の理念を欧・米・露、が共有する姿勢を示した。

ロシアが欧米との協調姿勢が出来た事は、アメリカのブッシュ大統領からオバマに変わり柔軟姿勢を示した事もあるが、此れに対応した、ロシアのメドベージェフ大統領もプーチンと違って、話し合いに協調姿勢をとったことが、大きな転換を導き出した事ではないかと思っている。
ロシア国内における、メドベージェフ体制は、ロシアの若者には多くの支持者を得ているようであるが。今後のプーチンの動きが心配されるところだ。

アジアにおける安全保障体制に於いても、唯一の大国である中国自身が横暴な振る舞いをしている様では、とても欧州のようには行かないが、唯一可能性があるとすれば、やはりロシアを引き入れたアジアにおける協調体制が作られる事である。

従って、日本は、中国よりも先にロシアとの友好の道を作ることが最も必要な事で、其のためには、北方4島の問題に何時までも拘らず、早期に解決して、シベリア周辺とその奥地の開発に日本の経済協力を示して、両国の発展のつなげる事を提案するべきであると思います。

ロシアは、天然ガスパイプラインを、中国に引くべきか、それとも日本をターゲットにシベリアへ引くべきかを迷っている、其れを日本側へ引かせる事が出来れば、大きな発展に繋がる事に成るのではないでしょうか。
(えびなたろう)