きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

鳩山氏の異常な行動

2012-07-22 12:25:54 | Weblog
鳩山氏の異常な行動       (2012.07.22.)

此のところの鳩山元首相の異常な行動には呆れさせられるばかりである。
北海道の浦河町で講演した時、現代表の野田総理を批判して「ミイラ取りがミイラに成るように、シロアリ退治隊がまさにシロアリになってしまった」と批判した。09年の衆議院選で「自民党が増税に前のめりになって居た事に対し、野田首相は“最も遣るべき事がある。シロアリ退治をやろう”と強く主張していたではないか」と言う事で、自分の政権時代の事を棚上げにし、何も出来ずに辞任した事を忘れてしまっている。

また、先日(20日)の金曜日に官邸前での脱原発デモにも参加し、ハンドマイクを手にしながら「首相経験者として皆さんの声を官邸に伝え、政治の流れを変える役割を果たさないといけない」と述べ。此の後、野田総理への面会を求めたが、総理は九州の福岡へ豪雨水害の被災地への訪問中で、藤村官房長官から「首相に伝える」との答えであった。
また、福岡での記者会見で知った首相は「今コメントは出来ないが色んな人の声を聴きたい」との事であった。

民主党の城島国対委員長は「仮に意見が合うにせよ、首相や党の代表を務めた方が抗議行動に参加するのは如何な物か。党内で政策を実現するようにしてほしい」との事で、全くその通りだと思う。

此のところの鳩山氏の行動は自分の党内にいて反党行動を行って居る事で、野党からは衆議院の予算委員会で「反党的な行動を許しているのか」の質問に、野田総理は「賛同出来ないならば候補者公認の基準から外れる」と述べ、鳩山元首相と言えども公認しない方針を示した。

また、増税反対派が「増税の前に遣るべき事が有る」と言うのは「何かをしなければいけないとの議論が重要政策の先送りの原因になってきた」と反論、事前に社会保障と税の一体化法案など5法案を成立させた事を強調している。そして「熟議を重ねて与野党合意を行ない、国難から逃げない政治を遣りたい」と述べている。
たしかに、ここまで野田総理は良くやってきたと思う、決して100%とは言えないが増税に対しても他に誰が遣れると言うのかを問いたいとおもう。

日本がこの様な事態になったのも、無論最初の鳩山政権の失態が大きな原因だが、自民・公明の時代からの引き継が、大きな原因をはらんでいる、そして、その反省が全く出来ていない。小沢新党は更に時代に逆行するものである。改めて「国民主権の国創り」を明確にし、その方向付けを示す政党に一票を投じたいと思います。
(えびなたろう)