きまぐれ発言

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小沢離党で本来の民主党に

2012-07-03 11:09:26 | Weblog
小沢離党で本来の民主党に      (012.07.03)

昨日(7月2日)に小沢一郎元代表のグループが正式に離党届を提出した。其の上で来週中には「新党立ち上げ」の発表をしたい、との小沢氏の記者会見であった。
野田首相は離党届は一応預かりの形で受理し、党内で、討議し検討のうえ夫々の処分を決めたいと言っている。

小沢氏の離党の理由に挙げているのは、「マニフェスト」を守らない事、「この時期に消費税を挙げる事」等に反対と言っているが、いずれも3年前の「政権交代」の為に「果たせない公約」を並べ立てた、張本人である事を忘れている。

財源に付いても消費税なしで16.8兆円をねん出すると公約していた小沢氏が、鳩山総理と一緒になって公約実行をする立場にあった事を全然遣らずに失敗し、「政治と金の疑惑」によって辞任を余儀なくし其の後菅氏が内閣を引き継いだが、思わぬ震災の遭遇と言う不遇に見まわれ、そのまた後を引き受けた野田総理は、果たせない公約を変更し、何とか実行できる政策にしたいと、消費税増税法案に政治生命を賭けての法案通過を提唱していた。

其のため野党との話し合いを深め、自民、公明と129時間に及ぶ審議を重ねて、3党首の合意を取り付けたのである。その3党首合意にも反対し、国会の場で反対票を投じ、また同調する議員の離党届けおも集めて、一緒に提出した事は、誰が見ても「大義の無い」造反劇であると言わざるを得ない問題であります。

小沢氏に対する国民世論の調査では、小沢氏の「新党結成」に期待をする人は15%程度で期待しないとする人は78%で、如何に小沢氏の諸行が国民離れしているかを示している。

小沢氏は、次期選挙では国民に対し、「“消費税反対”と“脱原発”を掲げれば絶対選挙には勝てる」と豪語している。
小沢氏は選挙に強いと言われているのも、今迄が、政策では無く、選挙のみに勝てる公約を並べ、其れに金を付けて戦う事しか考えて居ないからで、今迄の彼のやり方を良く知っている国民は、最早騙されないと言う意識が芽生えているから、今迄の様には行かない様に思われる。

小沢氏無き民主党は、党内がスッキリし、本来のクリーンをイメージした生まれ変わった潔白な政党に成るように願って居ます。そして、出来る事を良く吟味して公約にし、正々堂々とした政党に成って欲しいと思います。
(えびなたろう)