きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

杜撰な活断層調査が

2012-07-19 11:12:07 | Weblog
杜撰な活断層調査が        (2012.07.19.)

日本は火山大国で、国の至る所に断層がある、中でも「動く断層」即ち「活断層」はいつ何時断層が動き、地震を起こす危険性に晒されている事で、原発設備を作る上から最も避ける事が言われ、「活断層の上には原発施設は作らない事」が当時から一応決められて来ている。

所が、今になって、日本電源・敦賀原発・北陸電力・志賀原発・関西電力・大飯原発・美浜原発などで活断層の上に建設された疑いが出てきた。

疑いは、ただ、急に出てくるものでは無く、事前に活断層が有るのか、無いのかの調査のうえで建設が決められるのだが、その審査が当時から杜撰であったと言う事が明らかになったと言う事である。

地震予知の専門家が調査結果によって活断層の可能性を指摘しても、政府や電力会社が「大した事は起きないだろう」と言う根拠のない思いだけで、指摘を否定したり、充分な資料情報を公開してこなかったと言う事である。

この様な事は、昨年3月の事故以来からでも、都合の悪い情報は隠蔽公開せず、危険に対する指摘も押し隠してしまう傾向が、建設当時から、延々と続いてきており、昨年あれだけの事故を起こしても、一塊の反省もしていないと言う事なのである。

活断層の徹底調査は完全に行う為には数か月掛かると言われている。其の調査も充分にせずに、各所で再稼動を進めている事は、福島原発事故の反省が全く生かされて居ない事を物語っている。

脱原発の国民の声は、数十万人の「デモ」にあらわれ、それを無視した様な政府の態度は危険を危険ではないと決めつけて抑え込む現政権の最も悪い所だ。
(えびなたろう)