きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

原発再稼働は認めるべきではない

2012-04-13 10:05:17 | Weblog
原発再稼働は認めるべきではない       (012.04.13.)

関西電力で、大飯原発の稼働が色々と問題になって居る。政府は原子力安全委員の評価を尊重して稼働に踏み切りたいようだが、安全性に対する認識が、まだ福島の事故に付いても原因を調べている最中であり、安全と評価して稼働に踏み切る事は、大変に危険な事である。

特に大飯原発の50キロ圏内には、琵琶湖の全域が入る事から、万一事故が起こった場合、琵琶湖の水が汚染され、飲料水として使えなくなれば、大阪・京都を含む周辺都市はたちまち干上がってしまう重大問題になります。其の事を考えると、絶対に事故が起こらないと言う保証は、全くありません。

周辺住民の反対するのは、安全性の保障がないからで、関西電力は、「電力不足をきたす」と言う住民に対して、脅迫に近い脅しで、大衆を動かそうとしている。そして、今まで原発の恩恵を受けていた、関連企業や団体に働きかえては再稼働の必要性に協力する様働き掛けている。

今朝の毎日新聞に福島県知事の佐藤雄平氏は、「原発事故の厳しさが分かっているのか」と言う記事を掲載、政府の稼働に向けての行動に怒りを表明している。
また、山田啓二京都府知事、嘉田由紀子滋賀県知事も安全性に対する対策が、今までの物にパチアテ的な対策行い、補強した程度である、この程度では「安全だと信じるわけには行かない」と述べている。

私は、今回の事故で、最も危険な事は、放射線被害の問題で、科学的にも、技術的にも人力では未だ、コントイロール出来ない現状を放置したまま、再稼働の考えは最も危険な事であると思います。
関西電力の、「電力不足」の“吹聴”は何も対策をしなければ、不足する事は当然の事で、今まで動いて居たものを止めれば、その分不足するのは当たり前の事です。

しかしその分、代替え発電機を稼働させ、また、消費者には節電を呼びかければ、原発稼働はいらないのではないでしょうか。その面の努力を関西電力は何も遣って居ない。ただ、再稼働優先の考えだから、住民は反発しているのです。

今年の夏は、原発を1基も稼働することなく、乗り越える事に、力を合わせて頑張る事が必要です。橋下大阪市長の原発無しの提案は、大阪市として、市民全員の節電協力、電力会社は、代替え発電のフル稼働を提案しているもので、これには政府も全国へ向けての協力を訴えるべき事ではないでしょうか。もはや、再稼働でごちゃごちゃ遣っている場合ではありません。
(えびなたろう)