きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

原発の再稼働は考えない方が良い

2012-03-16 10:44:58 | Weblog
原発の再稼働は考えない方が良い      (012.03.16.)

政府は電力不足を心配して、その心配を基に原発の再稼働を行おうとしている。だから、先ずは「再稼働ありき」を前提に望んでいるから、原発の1次評価だけで、稼働を進めようとしている。
住民は飽く迄、「安全性がどうなのか」を前提にしているから、どんなに安全性を唱えても、素人には、その判断は、説明者の信頼に委ねるしか仕方がないのである。
其の説明者が世論調査で、信頼を寄せている人ではなく、むしろ最も信頼が置けない保安員の言う事だから、納得しないのも無理は有りません。
しかも、今度は、原子力安全委員長の斑目春樹氏も「1次評価だけでは安全評価は出来ない」と言っている。これでは益々地元住民の判断は危険を感じないわけには行かない。

私は、今年の夏は、原子力発電なしで、過ごす事を前提にするべきで、政府もその方針にのっとって、住民に節電協力を呼びかけるべきである。それでこそ、行動にハッキリした筋が通る事になるから、住民は協力を惜しまないのではないでしょうか。

国家の一大事危機に際して、節電で、多少の電車が止まるぐらいは我慢をし、冷房も高めに設定をすれば良い事で、節電に努めれば、電力資源も大切にする事に繋がると思います。
不足と言っても“あと少し”であるから、国民全員が協力すれば、今年の夏は乗り切れると思います。

原発再稼働しようとしているのは、原発推進派の人たちで、悪戯に電力不足が齎す社会不安を煽っているだけで、今まで、使い放題な姿勢で臨んでいた、消費者に節電と言う体験をさせる事が、必要ではないでしょうか。電車が数本減れば、今までより多少混む事は我慢できます。また無駄な外出も無くなるでしょう。

夜と昼との電力消費の格差に付いても、バランスを取るような調整を行えば、決して乗り越えられない事では有りません。政府はその様な姿勢で、国民をリードする事が必用な事なのです。
今回の震災で、国難に正面から取り組む事には、政府のリーダーシップは大変重要で、その指針をしっかりと示せば国民は多少の耐乏をいとわず付いて行きます。(戦争中の事を思えば、大した事ではありません。)

そのリーダーシップがふら付いているから、不安は高まり、不信が募り、何も決められないのです。だから「脱原発ありき」で「再稼働なし」を前提にして、この夏を乗り切る事に徹した指導をしてください。
(えびなたろう)