きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

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2012-03-06 10:53:37 | Weblog
プーチンの勝利はロシア国民の選択     (012.03.06.)

4日のロシア大統領選挙でプーチン首相が64%の票を獲得して大統領に帰り咲いた。下馬評ではモスクワ市内での反政府デモもあり、また下院議員選挙での不正疑惑がプーチンの選挙に影響を及ぼし、1回目の選挙で過半数が得られないのではないか、との噂もあって苦戦が予想されていたが、64%と言う高支持率を獲得して当選を果たした。

街の投票者の声では、プーチンに対する信頼感がかなりあり、外交面でも長い実績が安定感を与えたものと思える。また、それと共にそれに対抗する有力な候補者がおらず、古参の野党政治家3人と新興財閥の無所属新人、計4人で有るから。プーチンのダントツ一人勝ち選挙で終わっている。これは将に、ロシア国民が選択した選挙であると見て良いのではないかと思います。

そして、重要なのはプーチンが考えている、ロシア外交の路線で、アジアに於ける国々との強化があげられている。ロシアは欧州に向けての経済外交の強化は、メドベージェフ時代にNATOとの協力で実績をのこしたが、東側のアジアでは、シベリア開発の遅れもあって、日本との今後の外交に強い意欲を持っている事である。ロシアから見て極東は、中国と北朝鮮が有るだけで、唯一日本とは北方領土問題で、発展の妨げになって居る。

此の点では、日本側も極東シベリアの開発に中国以上の大きな市場として経済発展の魅力を感じている事である。
北方4島の問題は、日本にとって大変重要な問題ではあるが、戦後60年以上経っている今、何時までも両国が意地を張っている事よりも、新しい感覚で眺めて見て、両国の大きな発展に繋がる、アイデアーを出すと時ではないでしょうか。

プーチンが述べている、極東への「天然ガスパイプライン」は日本の需要に期待しているシグナルである。中国と北朝鮮は日本に取られない様にし、自国に引き入れようと働き掛けている。
日本にとっても、ロシアとの国交の話は単に領土問題だけではなく、国土発展100年の大計画の一つとして考えなければならない事ではないでしょうか。

5月のASEAN会議、9月のウラジボストックでの会議が大変重要な会議になると思います。
其れには、先ず国内で、与野党での足の引っ張り合いは早く辞める事です。
(えびなたろう)