きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「世論操作」に惑わされるな

2011-10-27 12:56:05 | Weblog
「世論操作」に惑わされるな       (2011.10.27.)

東電福島の原子力事故で、「原子力神話が」崩壊したとして、原子力の安全性に対する考え方が180度変わり、「脱原発派」が増えたことは、其れまで、原子力の安全性を信頼し、爆弾に使って居た、原子力を「平和利用に」と言う素晴らしアイデアーが福島事故以来一瞬にして危険にさらされ、核分裂による放射能汚染の危険性に恐怖を感じたからである。

なぜ、この様な事が、今頃騒がれる様になったのか、その原因は、「原子力の安全神話」が世論に浸透していたからである。今まで、原子力に関わる専門家の説では、危険を訴える学者や、知識人も多かった様だが、危険を唱える人たちは、原子力を推進する派(原子力ムラの人たち)から、村八分に相当する、口止め圧力が掛かり、その圧力が、マスコミや、評論家、まで洗脳されていたことが、解ったからである。

その先頭に立って遣ってきたのは、東電はじめ電力各社、学者は(東大・京大)各大学、マスコミは(読売新聞)はじめ各新聞、等々で、其れに政党は自民党政権、政府は通産省及び文部科学省、が電源三法が生み出す多額の財源を使って、「世論操作」を遣ってきたからである。

「世論操作」の力は真に強力な物で、体制を動かす大きな力をなす物である事を、いやと言うほど見せつけられた思いである。

其れにも関わらず、原発の稼働に対して、電力会社は、住民シンポジュームの場で、社員や関係者を動員し、「やらせメール」「やらせ質問」を陰で操作し、県知事までもがそれに関わったことは、世論操作に味を占めた、行動に他ならない行為で、悪い事をしたと言う気持ちは更々ないようである。

今回のTPP問題も、農業関係者はじめ各種の団体が、参加に反対しているのも本当に国の将来を思っての事なのか、よくよく考える必要があります。「危険神話」に騙されない様に、問題の本質を良く理解し、ゼロベースで考える所から見直す事が必要であります。
(えびなたろう)