きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

民主党と言う政党とは

2011-10-09 09:50:03 | Weblog
民主党と言う政党とは        (2011.10.09.)

戦後日本の政治は、自民党による、一党独裁の体制が続いており、それが半世紀以上の期間の間に、政・官・業の癒着構造が出来、党内にも○○族議員と言う癒着の仲介をする議員が幅を利かせ、其の利権の構造によって国の政治が次第に国民離れを来したことから、国民の間に熱烈な「政権交代」が叫ばれるようになったのである。

民主党は、国民から熱烈な「政権交代」の期待に応えて、前回選挙で、初めて政権を取る事が出来たのである。取られた自民党は、「今まで野党の民主党に政権運営が出来る筈がない」と遣る事なす事、民主党の足を引っ張り、再び政権奪回に血道をあげている。
私は、自民党には、まず政権を明け渡すことになった、理由を考えて、今までの体質を変える反省が必要で有ることを言いたい。

また、民主党に対しては、いままで、取った事の無い政権が転がり込んできた事に有頂天になり、性急な改革と、慣れない人材とで、運営が思ったように行かず、其の上正面から官僚を敵に回す、行動にでたため、鳩山・菅と共に失政を重ね、辞任に追い込まれたのである。 そして3人目に、野田総理が「ノーサイド内閣」としてスタートしたのである。

同志社大学の浜教授の意見でも「一国の総理が、一国の政治を行うのに、『ノーサイド』を口にするのはおかしい、サイドの無い人に国政は任せられない」と言っている。全くその通りで、政権与党としてのハッキリしたサイドを示すことが必要であると思う。
民主党には、そのサイドを明確にする事のできない理由がある。それが小沢派の存在である。

野党に居る時の民主党は、政権を担う責任が無いから、言う事も、勝手な事が言える、寄り集まりの政党でも良かったのである。従って、小沢派が同居する、政党では政権を担う資格が無いのである。

今回、小沢氏の「政治献金疑惑」の裁判が始まったが、最初の公判で「裁判の無効と、打ち切り」を声高に主張し、裁判その物を否定する行動に出ている。
これに対する、民主党としての態度も、野田総理は「裁判で明確にしてほしい」と言い、輿石幹事長は「小沢さんの言う通りだ」と言う。党の幹部が、全く違った意見を表明している事に、もはや、民主党には政権を担う資格も能力も有りません。

民主党の中の小沢氏の存在は、「悪魔の存在である」と以前から私は主張してきたが、いよいよその時が、到来した思いである。
小沢・輿石ラインの存在は、バックに日教組がおり、国歌・国旗を否定する組織である。
国を否定する政党に国政が任せることは出来ません。今日まで、民主党の存在を容認して来たことは、小沢派の行動を隠してきた事だからである。もし野田総理が本来の民主党的政党として続けたいならば、小沢氏の除名と小沢派の粛清を徹底して行う以外にはありません。
(えびなたろう)