家庭用蓄電池の販売が！

家庭用蓄電池の販売が！　　　　　　　　　（2011.09.06.）

ソニーが家庭用蓄電池を来月から販売するようである。
原発事故からか始まった、東電の電力供給に対して、急激に節電の問題が浮上して来たが、それも水や空気と同じように、人間生活に於いて電力が、ふんだんに使用されてきた事がここへきて急に節電が叫ばれ、今更ながら電力の有りがたさが身に染みる問題になってきたからである。考えてみれば贅沢な話である。

電力事情で、何時も言われる事は、電力は貯め置く事が出来ない事である。従って夜は需要が少なく、昼間は需要が多いため不足すると言う傾向があり、昼夜の受給バランスが若し一定であれば30％近くの節電がそれだけで出来ると言われている。

従って予てから、蓄電技術の向上には色々と各社で言われており、技術的研究が行われていたが、今回ソニーが家庭用の蓄電池を製造し、今年の10月から販売されることが報じられた。それも今までの蓄電地技術ではなく、レアーメタルを使った「リチウムイオン電池で容量は300Wh、サイズも家庭用に縦27センチ・横21センチ・高さ35センチと小型である。価格も当初100万前後と言われていたが、15万円程度で販売できるそうである。

これに類する研究開発は、三洋ホームズでもやっており、この様な設備が全家庭に普及すれば電力による昼夜の受給バランスも一定化に繋がり、大変大きな節電対策に繋がる。

危険と言われても「原発なくては今の電力需給が達成できない」と言われている時期の大変な朗報で、国として積極的に推進する必要が急務であると思います。そして、「原子力に依存しない社会」の実現に近づける事が必要である。

家庭用蓄電池は国内では、ヤマダ電機やビックカメラで販売が予定されていると言う事である。これらの商品が一家に一台、家電と同じ様に使われる様になれば、電力エネルギーに対する世の中の考え方も少し変わってくるのではないでしょうか。
（えびなたろう）