きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日本の政治に改革が必要

2011-09-02 10:54:32 | Weblog
日本の政治に改革が必要         (2011.09.02.)

英国の調査会社:エコノミスト・インテリジェンス・ユニットのキル・ドサンジ氏の「私はこう見る」と言う毎日新聞の欄に「改革に『世代移行』必要」の記事を見て、共鳴を感じたので私の意見を述べたい。
彼は、日本の政治が自民党による長期にわたる政治モデルが50歳以上の人たちに享受を与え改革への意思を失っている、そして20~30代の人は自民党モデルの恩恵を知らず幻滅していると言う、従って、20~30代の人が政治の主流にならないと改革が出来ないのではないか、と言っている。

従って、「日本の政治が変わるのに少なくとも10年は必要ではないか」と述べている。私も共鳴する意見ではあるが、時代の変わり目の早い現代ではとても10年も待っては居られないのは当然だし、今までの自民の党政治モデルでは駄目だと言う事で「政権交代が」叫ばれ一昨年前に自民党政権は崩壊した。

ところが、それに応えて政権を手にした「民主党」が将にキル・ドサンジ氏の言うように、長年続いた自民党モデルを改革出来ないでいるのが実態で。その一つの原因は、同じ民主党の中に旧態モデルの奉信者でもある小沢一郎と言う人物が居て、大派閥を造り新しい改革へ向けた党内一致の行動が取れていないからであると思う。

菅内閣の時にもロシアとの外交が好転している最中に、私はシベリヤ開発に日本の技術が最も生かされるチャンスであると思っていたが、つまらぬ北方領土に拘り、話し合いが継がず返ってマイナスの関係にまで成り下がってしまった。

日本が、新潟港を門戸にシベリアの奥地にまで、開発を担当しておれば、日本経済も中国以上の成果が期待されたが、日本政府自身が何時までも北方領土問題にこだわり、意地を通して大事業を逃している。これも、一つの党内で、一致した意見が纏まらない事が禍いしているからである。

民主党政権も野田政権に代わって3回目である。鳩山政権、菅政権、での状況をつまびらかに見てきた野田氏は、今までと違った、政策の実効が問われている。彼の温厚な性格であれば、菅政権とは違った内閣になるとは思うが、“ドジョウ”の様な泥臭い粘りで頑張ってもらいたいと、今は期待する以外には無いでしょう。
(えびなたろう)