きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

野田内閣の支持率

2011-09-04 10:59:05 | Weblog
野田内閣の支持率         (2011.09.04.)

野田内閣の発足に伴い毎日新聞の世論調査が2日・3日に行われた。
先ずは、「野田内閣を支持しますか」の質問に対し、支持すると答えた人は56%で、支持しないが14%であった。支持の理由については、「指導力に期待が出来る」が16%、「政策に期待が出来る」が13%、で支持しない理由については「政治の在り方が変わりそうにない」が50%と半数が誰がやっても変わりないと言う不信感が多い傾向がうかがわれる。

次に「どの政党を支持しますか」の質問には民主党が19%、自民党が16%、みんなの党が6%、公明党が4%、で支持政党なしが49%、で、前回と比べ民主党が自民党を抜いて1位になり、自民党は前回22%から大きく低下している。
次の質問、「民主党幹事長に輿石東氏を起用した事に付いて」で評価するが42%で、評価しないが46%であった。特に女性からは約半数が評価しないと答えている。私も輿石氏に付いては日教組の支持を受けているで、国旗や国歌を否定する団体からの支持を得ている輿石氏には疑問を持たざるを得ないが、その傾向ではないかと思われる。

次の質問では、小沢一郎元代表の、党員資格停止処分を見直すべきかの質問である。これには「見直す必要はない」が75%で「見直すべき」が21%と大多数が見直す必要が無い事を示している。民主党内では多数派である小沢派の党員は、殆どが「見直すべきだ」と言っているが、国民の反応は、「政治と金の問題」クリーンなイメージのない小沢氏をいまだに許す気配はない事を示している証拠とみてよい。

原発に依存しないエネルギー政策を打ち出した菅前内閣の方針に付いては、菅内閣の方針を引き継ぐべきだが、64%で、引き継ぐべきでないが31%、で菅内閣の方針に賛同を表明している。

震災復興財源に付いての増税問題は、増税に賛成が53%(前回41%)で反対が43%(前回56%)で今回は増税賛成へ逆転の結果が出ている。確かに財源無くして何もできないと言う事は国民も解っているが、その必要性を説く人が、財務大臣を務めた野田新総理の発言では国民も納得したのではないでしょうか。

今回の世論調査のデーターは、色んな事を物語っているが、やはり与野党一丸となって国難問題に対処する事を、国民は望んでいる、自民党や公明党があれだけ菅政権を批判し辞任を要求したにも拘らず、自民党の支持率は下がり、むしろ民主党の方が上がっている。それは野田政権に対する期待の度合いを込めて上がっているので、その点に付いては、野田総理も大いに心に留めて、誠心誠意任務を全うしてもらいたいと思う。
短期間で変わる、日本の首相も世界からは奇異に思われている。野田内閣で5~6年は続くよう周りの協力体制が必要である。
(えびなたろう)