きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

海老名でのタウンミーティング

2009-06-29 17:05:35 | Weblog
海老名でのタウンミーティング        (009.06.29.)

昨日は「かながわ市民フォーラム」主催で「国民の運動体」の江田憲司氏と同ナビゲーターの木下敏之氏によるタウンミーティングが行なわれ、朝から出かけていましたので昨日のBlogは休刊にし、本日タウンミーティングの状況を書いて見たいと思います。

場所は、海老名市の文化会館内120サロンと言うところで、定員80人の部屋でしたから、タウンミーティングには手ごろな規模で、講演者の話も聞きやすく、質疑応答も活発で予定の時間をオーバーすると言う、盛会なタウンミーティングでした。

江田氏は元通産省の官僚として入省、橋本内閣の総理大臣秘書官をやり、行政改革を担当していただけに霞ヶ関の内情には、誰よりも良く精通している。その彼が、1998年7月20日橋本内閣の総辞職と共に20年近く勤めた国家公務員の仕事をやめ、無職、無収入の浪人生活になったのです。

その理由は、霞ヶ関の権益争いや、官僚の抵抗の嫌らしい一面を嫌と言うほど見せ付けられたと言うことです。

数年間、浪人になった彼は、苦労のどん底を経験しながらも、国会議員を目指して、2度の落選の憂き目を感じながら、05年の選挙の時、神奈川八区で唯一無所候補として、当選を果したのです。
そして、09年の年明け、自民党を離党した渡辺善美衆議院議員と「国民運動体」と言う“脱官僚” “地域主権”と言う旗印を掲げ活動する事になったのです。

タウンミーティングの中でも、結局、彼は、今の自民党の中に、官僚と癒着した族議員の存在によって、支配されている限り、自民党での改革は不可能であると言う結論に達している。
だから、政権交代の必要性を強調しているがその意味は「官僚勢力」に対抗する力が「在るか」「無いか」と言うことで、民主党だけでは其の力が疑問視されるところである。

「政権交代の」、絶対条件として、今の与党では不可能な事から、「自民党・公明党」と言う選択肢は全く無く、自民・公明以外の政党に絞られる問題である。

其の上で、脱官僚の力を持っている政党である事が必須で、考えられるのは民主党を中心とした、脱官僚思考の新政権つくりが必要になってくると言うことになる。

先日、田中秀征氏が述べていた、エッセイの中で、官僚改革を挙げる政治勢力に三つあると言う、1)は「中川秀直元自民党幹事長らの改革派、2)は江田・渡辺氏の無所属グループ、3)は民主党勢力である。

そして、官僚改革についての政治的影響力は民主党が一番強いが、改革の本気度から言えば他の2派より遅れていると言われている。

いずれにしても、改革の必要性は、必須の事であるから、三派の話し合いをして、新しい政権の樹立を考えるべき時では無いかと思われるのだが。
(えびなたろう)