きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

与党国会延長を決議

2009-06-03 10:59:33 | Weblog
与党国会延長を決議       (009.06.03.)

昨日の衆議院本会議で、今国会を7月28日まで55日間の延長することを自民・公明両党が主張し、野党はそれに反対し早期の解散を求めたが、結局与党の多数決で正式に延長が決まった。

延長に伴い、自民党内で山本拓議院が自民党総裁選の前倒しを求める署名文書を集める動きがあり、此れに反対する各派は署名に応じないように呼びかけるようである。

山本氏は「次期衆議院選前に総裁選挙を行い党の政権公約(マニフェスト)の決定する事が大切」と主張している。

選挙もまじかに控え自民党内にも今の麻生総理の元では選挙は戦えないと思う党員も居る事から、総裁選を前倒しして「麻生おろし」狙った動きではないかと思われる。

次期選挙の争点は「政治主導」の政治か、「官僚主導」の政治家が問われる大きな選択肢の中で、行われる選挙で、国民は今までの政治のあり方からみて、官僚主導の政治に強い反発を持っている。

民主党の「政権交代」を謳っているのも、「脱官僚政治」の政治形態にする事のための政権の交代を主張しているのである。

麻生政権は、完全なる「官僚主導」の政治であるから、おそらくこのままでは、自民党の敗北は間違いないところではないでしょうか。

従って、少なくとも自民党内でも「改革派」を主張している人に総裁を代わって選挙に臨みたいと思っているのではないかと思われる。

しかし、今となっては、誰が総裁になろうと、自民党内には、強烈な族議員の力が支配している限り、官僚との結託の上に成り立っている政党である限り、現状の改革は不可能であり、国民も目先の看板の架け替えだけでは、もはや、騙されるほど鈍感ではなくなっています。

いずれにしても、9月には麻生政権も期限が切れるから、3ヶ月の辛抱である、その間、麻生政権による、補正予算と称する、多額の財源の無駄使いや、貴重な時間の空費には耐えられない苦痛ではあるが、議員数の多い与党の力では如何ともしがたく、我慢するしか仕方あるまい。
(えびなたろう)