きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

郵政社長人事どちらが正しいの?

2009-06-06 12:15:15 | Weblog
郵政社長人事どちらが正しいの?      (009.06.06.)

「国民の目線」即ち国民の常識的な見地から見て、「かんぽの宿」の払い下げに2400億円も掛けた不動産物件を、いくら安く払い下げるにしても全部丸めて109億円とは常識で考えても安過ぎると思うのだが。

また、障害者に対する郵便の割引制度についても、営業目的のダイレクトメールに悪用し数億円の損失を許していた管理の杜撰さに国民は呆れ、怒っているのです。

この二つの問題を採っても普通では、管理の責任者であるべき社長の進退にかかわる大きな問題であると思うのだが、逆に此れに異議を唱えた担当大臣の方を罷免すべきだと言うことは、どう考えても筋の通らない可笑しな事で、常識では考えられない事ではないでしょうか。

本当は、その裏に国民が知らない、国民に知られたくない隠された諸問題が在るとしか考えられないと思わざるを得ない、そして結論を麻生総理に押し付けて、官房長官も幹事長も逃げ回っている。

鳩山総務大臣も「私は正義の為に信念を通しているのだ!」と、裏事情を百も承知で言っているのかも知らないが、どちらにしても、現政権は国民の前に、全ての情報を明らかにする責任があると思う。

与党内部にも、夫々の立場で、訳の解らぬ理由付けをして「やめろ!」「続投!」「大臣の更迭!」等々が叫ばれている。

この状態は、もはや、自民党の末路的な状況を晒す物で、国民の為の政党ではなく、利権に絡んだ、権力争いを行なっている姿である。

与謝野財務大臣は、この問題を、「小さなもんだいだ!」と国民の関心をそらそうとしているが簡単には納まる性質の問題ではない様に思われる。

選挙後に民主党が政権を取ることが出来ても、今まで、政権与党が、やって来た杜撰な行政を改革するのには、相当な苦労が予想される。

それだけに民主党は未来に向けた確りしたビジョンを国民に示して、国民一丸となって、常識がまともに通る国つくりが必要である。

それにしても麻生総理は、今までの自民党総裁の中で、最低評価の総理ではないでしょうか。自民党の末路は、常識では考えられない哀れな姿を晒している。
(えびなたろう)