きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日本郵政西川社長は続投か

2009-06-04 11:56:10 | Weblog
日本郵政西川社長は続投か       (009.06.04.)

保養宿泊施設、「かんぽの宿」の売却で、全国79箇所の関連施設に2400億円を投じて造られたものをオリックス不動産に109億円の価格で譲渡する事が決まった事に対し鳩山邦夫総務大臣が、売却手続きに疑義をもち、譲渡に「出来レース」の疑いありとして、西川社長には辞任を求める強い態度を表明している。

この所日本郵政も障害者向けの割引制度を悪用した不祥事では支店長が逮捕されることや、09年度の業績についても芳しくなく、民間企業なら、辞任してもおかしくない業態である。

しかしながら日本郵政の社外取締役で構成する指名委員会は準備会社時代から経営のかじ取りを行なっていた西川社長の実績を評価し社長の続投を支持したのである。

今月末に西川社長の任期が切れるが続投が決まっても総務大臣の認可がなければ効力は発揮されないこともあって、鳩山総務大臣は、「信念をもって認可しない」と言っている。
この問題は、麻生内閣の命運にもかかわる大きな問題に発展しそうである。

郵政民営化問題は、小泉内閣時代から続いている問題で、日本の郵政事業が余りにも肥大化し過ぎて、此れに纏わる、利害関係は日本のメガバンクにも大きな影響を持っている。アメリカからは「何とかしろ」と陰の要求もあるとか、ないとか???

三井住友銀行にはゴールドマン・サックスから5000億円の融資をうけて、ファイナンス契約を受けている。その三井住友銀行の社長が西川氏であり、日本郵政公社の生田正治総裁を解任して、西川氏が郵政公社の総裁を兼務しながら07年10月に日本郵政社長に就任したのである。

おそらく、この一連の流れを、良く知っている、西田社長の解任は、単なる「かんぽの宿」程度の問題ではなく、「知られざる真実」を知られてはまずい人々が存在するはずである。

小泉元首相は昨日ロシアへ行く前に、西川社長の解任を強く反対している、鳩山総務大臣は、「正義を貫く信念だ」と言っている。はたしてどうなる事でしょう。

何も知らないのは、国民だけである。
(えびなたろう)