きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日銀総裁の空席の対処を

2008-03-20 09:57:01 | Weblog
日銀総裁の空席の対処を       (008.03.20.)

遂に日銀総裁の人気切れまでに、次期総裁を決められなかった事は、日本にたいする国際社会からの不信に繋がる不名誉な事である。

あのぎりぎりの時点で、国民はそれでも話し合いの中身から、民主党にも多少なりとも配慮した提案がなされ、空席回避の措置が取れれるものと思っていたが、決裂の結果になってしまった。

何故このような事になってしまったのであろうか、今朝の毎日新聞の一面では「戦後初の異常事態」と言う見出しが出ている。

昨日のBlogにも書いた通り、民主党は福田総理の最終提案でOKをし、空席回避を計算に入れていた様だが、出された提案が全く民主党の意向を無視したものであったから、あの提案を呑めば、今までの反対は何であったかが問われるもので、民主党としては計算違いの提案に心ならずも反対を表明せざるを得ない事になったのである。

福田総理は、空席が「戦後初の異常事態」と言う状態の上に胡坐を掻き、最後は民主党も折れるであろうと思っていたようだが、その考えの甘さが、今までの交渉事を不成立にし、しかも最後は、「力での処理」に委ねてきた事が返って反発を助長してきた事を反省すべきである。

KY(空気が読めない)とはその辺の事を言うので、妥協の間際まで行っていながら、後一歩のところで、事前の根回しもしないで、民主党への考慮も入れない提案を出すということは、KYの問題だけでなく、自民党の従来からの驕りからくるものではないでしょうか。

特に、町村官房長官、伊吹幹事長の発言は、すべて民主党の主張を逆なぜする様な発言で、発言のたびごとに両者の反発を強めているとしか思えない驕りの発言である。

あれでは、何一つ話し合いは出来ないと思います。福田総理は自分では決断の出来ない人のようだから、せめて、周りの人が、人の話を聞ける、理解力のある人であれば、また変わって展開に成ったのではないかと思われる。

この上は、一刻も早く党首会談を開いて、両者納得の行く日銀総裁を早く決める事が大切です。 
                      (えびなたろう)